ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&バイロイト(1951)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TKC309
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

制作者より
オタケンレコード 太田憲志

この度、さる信頼できる筋から提供されたこのCDの原盤となった音源は、某製作関係者が所持していた予備マスターのデジタルコピー、とのことです。通常、レコーディング時には本番マスターとは別に予備マスターを製作し、別所に保管して本番マスターのトラブルに備えますが、その意味では「バイロイトの第九」にも予備マスターが存在しても少しも不思議はないと言えます。予備マスターは通常、本番マスターのコピーかサブ・レコーダーによる同時録音によって製作され、本番マスターより音質的には劣るとされています。
 ところが「バイロイトの第九」のような超人気録音となると、ちょっと事情が違ってきます。おそらく「バイロイトの第九」の本番マスターは、世界各国で再版が繰り返される度に酷使され、今日においては相当劣化しているものと思われます。それに対し、この予備マスターが仮にその初期段階においてコピーされたものであり、しかも良条件で保存されていたものであるとするなら、今の段階ではその音質は本番マスターのそれをはるかにしのぐものと推定されます。
 はたして、それが腰を抜かさんばかりのすぐれた音質であることを確認するのに時間はかかりませんでした。
 今回、この音源をCD化するに際し、せっかくですから多少の修復は施しましたが、デジタル的改ざんは一切していないことはこれまで通りです。そしてこのようにして完成された本CDの音質は、既出盤のそれとは全く異次元のものであることは言うまでもありません。OTAKENの「ルツェルンの第九」を聴かれた方は、オケ部と声楽ソロ部においてその音質に準ずるかそれに迫る勢いの音質、と言えば想像して頂けましょう。
 この「音の世界遺産」ともいうべき貴重な音源による「バイロイトの第九」は、広くすべての音楽愛好家が末長く聴いていただくに足る「必携盤」であると同時に、ファン・研究家の方々には、又ここからあらゆる論議を始めていただくための「必聴盤」でもあるのです。まずはともかく御一聴の程を。この世紀の名演の完全復活を、皆様方とともにお喜びいたしたく存じ上げる次第です。

・ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』ニ短調 作品125
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(コントラルト)
 ハンス・ホップ(テノール)
 オットー・エーデルマン(バス)
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場におけるライヴ
 音源:プライベート・アーカイヴ

総合評価

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多くの人がそうであるように私もこの1951年...

投稿日:2011/01/02 (日)

多くの人がそうであるように私もこの1951年バイロイト・ライブ録音ソース演奏をEMI・LPから聴き始めた者ですがCDになって数々の同音源異盤が出て更にオルフェオから異奏版が新たに発売(別の同日?バイロイト演奏分)されマニアには研究甲斐のある昨今。オルフェオ版はサンプリングしか聴いてはいないので相変わらず前者のLP,CD(フルトヴェングラー65歳の頃でタイムは@17’35A11’42B19’20C24’39です)で間に合わせその当初の興奮した感動を大切にしている次第で50年近くこの演奏の私を含めた世のファンに感動を植えつけた功績は馬鹿には出来ません。本盤の仕様技術的な事は他のレビューの方にお任せするとしまして兎も角演奏としての最高ランクは私の中では色あせません・・・多分今となってはもっと優れた他の指揮者による演奏はあるでしょうがオールドファンなので昔子供の頃食べたちょっとした食べ物が今日いろいろあるグルメレストランのメニューより旨く思われ忘れられない感覚に近いかもしれません。いずれにしても「合唱」交響曲に関して本盤を含めこのフルトヴェングラーのバイロイト演奏はクラシック演奏記録として長く残るでしょう。(1942年BPO演奏盤も面白い)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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そろそろこの演奏の神格化は考えた方が良い...

投稿日:2010/08/17 (火)

そろそろこの演奏の神格化は考えた方が良い。第一楽章のテンポは断じてベートーベンが想定したものではないし、第三楽章も遅すぎ。音については時代を考えれば十分であり、些細な向上が毎回製作者の金づるになっているだけ。上級者向けにはぜひ備えたい演奏だが、初心者に勧められる演奏ではない。ベートーベンの第九を元にしたフルトヴェングラーによる自由なファンタジーであり、興行としてのお祭り、祭典として歴史の証言である。こういう表現もありだし、これはこれで素晴らしい名演である。第九をここまで想像力により、原曲を改編し、聴き栄えのある形に仕上げたフルトヴェングラーの力量は大したものである。しかしベートーベンの設定はもっとテンポが速いのである。勿論作曲者の意図だけが唯一ではないことも事実である。フルトヴェングラーがベートーベンを上回る天才と信じる方には、このバイロイトが唯一最高の演奏となろう。その気持ちも解らぬではない。ベートーベンの残された楽譜を忠実に再現するだけという制約を課していては、フルトヴェングラーの時代の指揮者では不可能だった早いテンポによるベートーベンの感動的な再現が その後記録された。その指揮者は フルトヴェングラーがいずれは自分を抜いていく才能と看破し、抜かれる前に潰してやろうと嫉妬心を燃やし、徹底的に活動を妨害したヘルベルト・フォン・カラヤンである。カラヤンの記録では1968年のDVDにより 最高の結実を見ることができる。そしてカラヤンは見事にフルトヴェングラーを抜き去ったのはご存知の通りである

karayanus さん | UNITED KINGDOM | 不明

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演奏でいえば、1942年盤と並びこの曲の最高...

投稿日:2010/01/18 (月)

演奏でいえば、1942年盤と並びこの曲の最高の達成の一つです。そこでここでは復刻音質を評価します。STAX社SR-007を使用してEMI正規盤の中では一番評判がいいTOCE-6510と比較しました。本盤の方が、高音が伸び透明・繊細感がましているのがわかります。独唱も鮮明になりました。特に正規盤ではボンついていたティンパニがある程度締まってきこえるようになりました。ただし、合唱はやっぱり奥まって聞こえます。ただしバランスは正規盤のほうがいいでしょう。正規盤の音は柔らかく、これはこれでいいと思います。本盤は中低音にちょっと引っかかる点があります。/ 総評として、本盤はバイロイトの復刻として十分な音質を引き出している思います。ただし、バイロイト盤はもともと録音条件も悪く、録音がボケ気味なのは仕方ありません。いくら最新技術を投入しても、最新録音に化けるわけではないことを肝に銘じるべきです。このようにぼけた古い録音を、クリアにきくためには再生装置を工夫しなければなりません。 日本刀のような切れ味を誇るエチモチックER−4s、STAX旧製品(SR-X、SR-λpro、SR-Ω)は好適かと思います。実際にSR-XmkIIIに変えてみましたが、いい結果がえられました。

snama さん | 北海道 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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