無人島 〜俺の10枚〜 【TENDRE 編】

2017年12月07日 (木) 18:00

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

ブレイク必至のアーティストにいち早く HMV がスポットを当てていく企画「エイチオシ」にも選出された TENDRE(テンダー)。Yogee New Waves、KANDYTOWN、sumika などのレコーディング参加でも知られる彼が作り上げたデビューEP『Red Focus』には、少し前に話題となったサンダーキャットのカバーを含む全6曲が収録されているが、これがどれも素晴らしい。1曲目に収録された「DRAMA」は、テレビから流れていたら思わず二度聴きしてしまうようなポップソングの一面とグルーヴィンな一面が同居する名曲だ。

そんな次世代を担うシーンの重要人物が選んだ10枚の作品とは?

無人島 〜俺の10枚〜 【TENDRE 編】

Tom Misch 『Beat Tape 2』

『なぜか辿り着いた無人島。』
どうして無人島にいるかなんてのはさて置いて、周りを見渡せば海、ヤシの木、砂浜、太陽、流木。状況を確認しながら、まあまずは一旦落ち着こうと徐ろに流す音楽はきっと最近のお気に入りなんだろうかなって。
心地よいポイントを綺麗に縫い合わせていく様なギターとビート、静かに撫でるかの様な Tom Misch の声を聴きながら、まず何からはじめるかなあとゆっくり考えます。

Sergio Mendes & Brasil '66 『The Very Best (1986)』

『重い腰をゆっくりと。』
何をするか見通しは立ったとしても、自分自身ちょっと面倒くさがりなところがあって。気持ちを切り替えてくれるのに、ひとまず BGM を変えようかと手を動かします。
セルジオメンデスの音楽って、心踊る音や声が自然と環境に馴染んでいくというか。軽い鼻歌を歌いながら、近くに落ちてる流木や大きい葉など使えそうな物をマイペースに拾い集めていくかなんて思い始めます。



Anderson .Park 『Malibu』

『意外と楽しい、無人島。』
いざ拾い集めて作った頼りない釣竿で捕まる事ができた魚を、何とか調理して食べたらこれが意外と美味かった。なんていうのも醍醐味かもしれません。
気分が上がってきた時にはこのアルバムの「Am I Wrong」を聴いて辿々しい小躍りしたり、「Water Fall (Interluuube)」で体を揺らしながら、広がる海と日差しを楽しみたくなるんだろうなって。恥ずかし気もなく気侭な感じで。この時点では結構ご機嫌なんだと思います。



Chet Faker 『Built On Glass』

『やはり過酷、無人島。』
きっと楽しいだけじゃ済まされないのが無人島の現実。雨、嵐、不漁、影で目を光らす獣の影、不安や寂しさを覚えるのも目に見えます。気持ちが晴れなければ、静かに渦巻くエモーショナルに浸るも大事な事です。邪魔する人は誰もいないでしょうから。
このアルバムにはそんな気持ちを掻き立てながらも、どこか穏やかにさせてくれる成分が溢れていると思います。夜空を眺めながら、とか。



Thundercat 『The Golden Age of Apocalypse』

『そろそろ楽器さわりてえなあ。』
Thundetcat のアルバムだと近年『Drunk』という作品がありますが、ぼくが一番聴いたのはこれかなあって。 バラエティに溢れた曲群、飛び交うベースフレーズの中に一貫して佇むどこか寂し気な彼の声やソングライティングのバランスが相まって、ある種気持ちをフラットにしてくれる様な。そんな所が好きです。さっきまで落ち込んでいた気持ちから持ち返し、ふと言葉に出してしまうんでしょう。
『そろそろ楽器さわりたいなあ。』そして知らない間に寝てしまうんです。



Bill Evans Trio 『Waltz For Debby』

『静かにはじまる朝。』
一夜明けた無人島の早朝って、思ってるよりちょっと涼しいかひんやりしてそうなイメージがあって。
静かに落ちる一滴の雫がゆっくりと波紋を広げていくように、優しく心と体を起こしてくれる。Bill Evansのピアノのタッチひとつひとつにそんな印象をいつも覚えます。
無人島でピアノトリオ、なんだかアンバランスでそれも良いなと思いながら、今日は何をするかなと目を覚まします。淡い朝日が差せばなおよし。



Ben Folds Five 『Whatever and Ever Amen』

『無人島は考える時間に溢れている。』
一人でいる時間も長ければ、今までのことを振り返る事だって多いと思うんです。
Ben Folds Five のこのアルバムを友人に教えてもらった学生時代の時のことを、ぼくは何となし思い出しました。 無邪気に弾き倒すピアノや驚くほど歪んだベース、感じるこの逞しき青臭さがすごく好きでした。
それでまた夕陽が見える頃に、「Selfless, Cold and Composed」に流れてしまったら、その当時に馳せていた気持ちを思い出し少し涙を零してしまうんじゃないかと。恥ずかしいものです。 その後にはまた潔く笑顔が詰め込まれている、そんなアルバムです。



はっぴいえんど 『風街ろまん』

『さすがにホームシック。』
住めば都とはいえど、恋しくなってしまいますね。日本。
食べ物、街、友人や家族。日本の歌も然りですね。
その中で一番最初に浮かんだのが、ぼくはやはりはっぴいえんどでした。小さい頃、母が日本詞で唯一好きだと言っていた「風をあつめて」。そんな事言ってたなあと思い出したり、ノスタルジックな言葉や描写を思い浮かべたりして、水平線の向こうにあるであろう日本を想います。珈琲が飲みたい。



Stevie Wonder 『Song In The Key Of Life』

『さすがにホームシック。2』
母の名が出ましたが、生まれてからアルバムという単位で一番聴いてきたのは Stevie Wonder だったかなあと。
小さい頃いつもカーステレオからいつも流れていた「As」。ひたすらに耳でコピーした「Summer Soft」。母と父がよくライブで演奏していた「Knocks Me Off My Feet」。
元祖のマルチプレイヤーでもある Stevie へのリスペクトも含めつつ、今日までの生活と家族間に一番寄り添っていたこのアルバムはやはり外せませんでした。
そんな事を思えば思うほど、ホームシックは深刻になるのかもしれません。



Noname 『Telefone』

『さらば、無人島。』
やっと帰れることになり、別れをいう日が来ました。
思い返すほどに、ひとりで喜怒哀楽をたんと味わった余韻が濃くのこってるんじゃないでしょうか。終わった後だからこそ言えるんでしょう、まあ悪くなったな。
清々しい風に吹かれつつ、余韻に浸りながら聴く Noname はさぞ心地よく前を向かせてくれそうな気がします。愛らしい声に衝撃的な印象を受けたこのアルバムに刺激を受けた事を思い出し、早速帰ったら曲をかこうなんて思うんでしょう。

無人島で聴く10枚というのは選ぶ人の人柄がとても出ますし、改めて自分自身チルしたがりだなあとすこし可笑しくなりながら、無人島に手を振ります。さらば。

関連情報

エイチオシに選出 シーンの重要人物 TENDRE とは?

ブレイク必至のアーティストにいち早く HMV がスポットを当てていく企画「エイチオシ」に、Yogee New Waves、KANDYTOWN、sumika などのレコーディング参加でも知られるシーンの重要人物 TENDRE(テンダー)が選出された。

ローチケHMV-邦楽・K-POP|2017年11月14日 (火) 18:00



無人島 〜俺の10枚〜 とは

音楽好きには、超定番の企画「無人島 〜俺の10枚〜」。なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらう。ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別だ。

「無人島 〜俺の10枚〜」過去のアーカイブはこちら



作品情報


TENDRE
デビューEP『Red Focus』
12月06日(水)発売
¥1,800+税
RELEASED BY Rallye Label / SPACE SHOWER MUSIC

<収録曲>
01. DRAMA
02. DISCOVERY
03. crave
04. Night & Day
05. hanashi
06. Them Changes


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Red Focus

CD

Red Focus

TENDRE

価格(税込) : ¥1,944

発売日: 2017年12月06日



7inchアナログ盤『DRAMA EP』発売決定


TENDRE
7inchアナログレコード『DRAMA EP』
2018年2月23日(金) 発売
※HMV record shop渋谷 / 新宿ALTA / コピス吉祥寺のみ、2月16日(金)より先行販売
¥1,700+税

<収録曲>
DRAMA
DISCOVERY

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Drama Ep

7inchシングル

Drama Ep

TENDRE

価格(税込) : ¥1,836

会員価格(税込) : ¥1,836〜

ご予約商品 - 2018年02月23日 発売予定



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