【コラム】MAHATMA / Hideki

2017年11月01日 (水) 17:45

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ローチケHMV - ヘヴィーメタル


MAHATMAのドラム兼リーダーのHidekiです。

この度MAHATMAは11月8日に新作ミニアルバムとリマスター版コンピレーションアルバムを2タイトル同時リリース致します!

という事でこの2つの作品についてたっぷりと語ってゆこうと思いますので、お時間の許す方は是非最後まで読んで頂けたら幸いです。

思い返せばMAHATMAは自分が高校時代(2001年)に結成し、様々なメンバーチェンジを重ねてきました。その中で音楽性の試行錯誤を繰り返し、大きな分岐点となったのは現在のヴォーカリストNaNaが加わり新体制として始動した2009年でしょう。

その2009年から2013年までに作られた曲達をまとめた作品が今回リリースするコンピレーションアルバム「Reminiscence」、和訳しますと「追憶」と言う意味のタイトルです。

MAHATMAは2009年から2013年までに自主制作で5つの作品をリリースしておりまして、それらを敢えて時系列的に並べることで皆様にMAHATMAの軌跡、音楽性や技術面の変化などをより感じ取っていただこうという想いが込められています。


・disc1の1〜6曲目は「Brave Hearts」から。
NaNaのデビュー作ともなり、現MAHATMAから比べると比較的コンパクトな曲達が多いですね。歌モノと言った点ではとても聴きやすい曲達だと思います。この頃は自分が大半の作詞作曲を行なっていて、新生MAHATMAの筆頭曲ともなる「アナタノメイニチ」のオリジナルバージョンも収録されています。

・7〜12曲目は「Dioramatic」から。
ここからはTsubasaやNaNaも作詞作曲作業に加わり、徐々に間奏の展開やジャンルの振り幅が大きくなり始め、ラテンフュージョンテイストな「Passion」など、MAHATMA流のクリエイティヴな志向がさらに強くなった時期とも言えます。

・disc2の1〜5曲目は「time is」から。
デジタルサウンドを意欲的に取り入れ近未来的なアプローチを始め、フルオーケストレーションを用いたオーバーチュアからの組曲形式の大作など、よりプログレッシブかつ壮大なコンセプトを描く事にも重点を置いています。

・6曲目はボーナストラックであるギターインスト「絆」
以前ライブで1度だけしか披露していない曲であり、Tsubasa特有の非常にコシのある情緒深いリードプレイが堪能できます。

・7〜9曲目は「DREAM/ヒカリとカゲリ」から。
この作品では自分の参加するバンドALHAMBRAのベーシストhibiki君が参加し、とんでもなくテクニカルなベースラインと更にパワーアップしたMAHATMAサウンドが高次元で融合した作品となりました。
DREAMは今でもライブの定番曲ともなっています♬

・10〜11曲目は「生きとし生けるもの」から。
MAHATMAの美味しいところをギュッと絞ったタイトなサウンド。NaNaのヴォーカルもよりパワフルに。Tsubasaによるミキシング技術も2009年から比べると革新的な変化を感じられる作品でしょう。カップリングで収録した「久遠桜」が大好評ということもあり、本アルバムのラストを堂々と締めくくっております。

MAHATMAの音楽って振り返ってみると暗いメロディが多いですよね(特に自分の曲は)
これには深い事情がありまして(笑)

時代はさかのぼりますが、
自分は幼い頃から過度の神経質であり、その神経質をこじらせて10代後半で精神的な病を患いまして、正直生きる希望など捨ててしまおうと思っていた時期があったのです。

でも、なぜかその時期に自分の中に湧き出るように幾千のメロディが生まれてきたのです。
自分の思いついたメロディで自分を励ますなんて変な事かもしれませんが、当時の自分はそのメロディがあったからこそ「まだ頑張れる」という気持ちを持ち続ける事ができたのですよね。

それからも何か辛い事があった時は必ずメロディが自分を救ってくれるようになりました。
今思えば音楽は命の恩人です。
元はといえば自然から生まれ情緒ある美しい世界を常に作り上げてきてくれた音楽への恩返しができるとしたら、自分の生み出すメロディが自分を救ってくれたように少しでも人々の心に響き力になれるような曲を作ること。
より良い世界のために、そんな想いで今でもMAHATMAの曲を書いております。

と、まぁこんなシリアスな生い立ちで曲を作っているのですから、当然暗いメロディになるでしょうね(笑)

だからこそ歌詞は基本ポジティブなコンセプトで書きます。

”月日は巡り思い出となる
切なき日々も尊く思えるように
後悔怖れずに
奏で続けるmy heart”
-ヒカリとカゲリ-

闇は深ければ深いほどその先に射す光は明るく自分を照らしてくれるものだと信じています。

”辛い時いつだって
どんな時だって
たった1つの願いが
叶えてゆく幾つの幸せ信じてゆきたい”
-REVIVAL-

今後ともMAHATMAの音楽で少しでも皆さんが幸せになりますよう全力でお届けいたします!

さて、次は新作ミニアルバムのお話です。
アルバムタイトル「WITH LOVE IN MY HEART」は、ショパンの「別れの曲」を英語に置き換えた言い方らしいです。このミニアルバムは、亡き者への追悼の意を込めたタイトルトラック「WITH LOVE IN MY HEART〜君と共に〜」を筆頭に5曲入りのラインナップとなっております。


・1曲目と2曲目は自分が作る今やMAHATMAとしては定番化しているオーケストレーションを用いたOverture〜バンドサウンドへと繋がる組曲形式、およそ13分程の大きな作品になっております。

この組曲は前作「Orchestra of the Life」に収録された組曲「Romance」の続編というコンセプトで書いてるのですが、まず製作を始めてデモトラックが完成するまでになんと1年かかりました(その間サボっていた訳ではありませぬ(笑))

その後にレコーディングに流れ込む訳ですが、自分Hidekiと弟Tsubasaの絶大なコンビネーションを発揮するのが、まず初段階のドラムレックですね。



ドラム、マイク、ケーブル、スタンド、16チャンネル同時録画システムのインターフェースなど全てセルフで持ち込み、大ホールのステージを幕で締め切って2人で孤独に作業です(笑)

今回のドラムレックもなかなかにハードでした。
頭にタオルを巻かないと汗で目が開きません(笑)
2曲目の「WITH LOVE IN MY HEART〜君と共に〜」の間奏には前作「Romance」に継ぐオーケストレーションをバックに変拍子ソロが炸裂しています。


これドラムだけ聴くと訳がわかりませんよね(笑)

ドラムレックに関してはずっと昔から自分が叩きTsubasaが録る作業を繰り返してきた事もあって無意識のうちに阿吽の呼吸ができている感じがします。ミックスを含めてTsubasaには裏方作業でも多大なる協力を得ているので、ベストパートナーとして心から感謝の意を置いております!

この曲ではゲストギタリストISAO氏にギターソロを弾いて頂きました。
これは鳥肌モノのソロですよ!ISAO氏は屈指のギタリストでありながら屈指のゲーマー(笑)でもありますので、きっとこの曲のRPG感を感じ取って頂けたのではないでしょうか♬

TsubasaやゲストベーシストのHikaruからも、激ムズなRPGをクリアした感覚だとレックを終えての感想を頂き、 ヴォーカルのNaNaもラストサビで泣きそうになる程に感情移入をしてレックしてくれた事など、1つの曲を作り上げるに至り様々な人達のドラマが垣間見える素晴らしい作品になったと思います。

・また、今作1曲目の「Overture for WITH LOVE IN MY HEART」では自分のデモトラックを元に小倉しんこう氏の力をお借りしてより鮮明なオーケストレーションを再現して頂きました。

小倉しんこう氏は日本を代表する著名作家さんで、JUJUの「やさしさで溢れるように」等の超名曲を作詞作曲されてる方なのです!プロフェッショナルな環境下で自分の中のイメージがより鮮明になってゆくのは本当にワクワクが止まらなかったですね〜。

ゲストヴォーカルの赤羽その子さんにも生声でクワイヤーを入れて頂くなど、クワイヤーパートのリアルさも聴いて頂きたいポイントです。


そして完パケ。
Overtureが完成した時しんこう氏と2人で「超気持ちいい」と語り合ったのはとても良い思い出となりました。

・3曲目はTsubasa作の「GREATNESS」
これもハンパないヴォリューム感溢れる曲です。
Tsubasaの将棋の駒で例えると”角行”的な楽曲に対してのアプローチは“飛車”的なアプローチの自分からすると非常に羨ましいです(笑)まるで迷路のような立体感と自由度の高いアレンジに、MAHATMAには欠かせないキャッチーなメロディを用いることにより芯のある壮大な作品となっています。

間奏中盤で繰り広げられるTsubasaとゲストギタリストのSumio氏の変態(ギターソロ)バトルも必聴です。おそらく2人ともタイプの違うこじれた性癖を持っているでしょうね、まさにアルティメットバトルです(笑)

・4曲目の「Departure」リレコーディング作品です。
ゲストヴォーカルのGaias氏を加えMAHATMA初のデスヴォイスを用いるなど、オリジナルと比べるとバンドサウンドよりヘヴィかつワイドなイメージに仕上がっています。

・5曲目は「生きとし生けるもの」スペシャルデュエットヴァージョンということでALHAMBRAでお世話になっている佐々井康雄氏を加え、NaNaと共により豪快でパンチのある作品に生まれ変わりましたね。

そしてタイトルトラック
「WITH LOVE IN MY HEART〜君と共に〜」
MVスポットも公開されています!


この撮影地は実は自分とTsubasaの実家の庭です(笑)
なぜこの地を選んだか。
その訳も話してゆこうと思います。

そもそも自分が表題曲の「WITH LOVE IN MY HEART」を書こうと思った理由は、前作「Orchestra of the Life」の製作中に急死した父の一件を踏まえていまして。

自分が小学生の頃に亡くなった母を想い作った曲が「アナタノメイニチ」であり、母の他界後もずっと自分達兄弟の音楽活動を支えてくれた父の退職を記念すると共に、1つの節目として感謝の意を込めて作った曲が「Romance」だったのですが、まさかの製作中に急死してしまい聴かせる事ができませんでした。

当時父は意識不明の瀕死状態にもかかわらず、手を握り付き添う自分とTsubasaの手を握り返し1度だけ確かな優しい笑顔を見せて間も無く亡くなり、その夜は3月末にもかかわらず大雪が降ったのです。

”君が僕に最後にくれた
優しい微笑みを忘れずに
雪が舞うと教えてくれた
春の温もりの尊さを”
-WITH LOVE IN MY HEART〜君と共に〜-

きっと父は最後の力を振り絞って自分達に強く生きろと伝えてくれたんだと思います。

こんなにも偉大なる父のための追悼歌を作らなくてどうする!
という事で製作を始めました。
「WITH LOVE IN MY HEART〜君と共に〜」の歌詞は完全ノンフィクションで、誰もが持つ親という存在に対して在るべき気持ちを表現しています。

そして父の生まれ育ったこの地でこのMVを撮る事で、ようやく自分の中の大きな目標が達成できたと思っています。
最後になりますが、
ここまで読んで頂いた方々に心から感謝致します。

MAHATMAを聴いてくれている皆様方は自分達にとって宝であり、自分達を育ててくれている親のように感じる日々であります。

MAHATMAをまだ聴いたことのない方々も是非聴いて頂けると嬉しいです。

その恩はMAHATMA流の音楽で必ず返し続けてゆきたいと思ってますので、今後ともMAHATMAをよろしくお願い致します!

Hideki / MAHATMA


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価格(税込) : ¥3,456

発売日: 2017年11月08日

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発売日: 2017年11月08日

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