【インタビュー】HISASHI(GLAY)

2017年11月21日 (火) 12:40

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

GLAY が、11月22日(水)にニューシングル『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』をリリースする。タイトル曲として収録される「あなたといきてゆく」は、前回のツアー時にも既に披露されており、ファンの間では早くも "名曲" と話題になっている楽曲。夏にリリースした最新アルバム『SUMMERDELICS』には、サプライズで歌詞カードが封入されており、ライブでは一緒に口ずさむ観客も多い。そんな GLAY の真骨頂ともいえる冬のラブバラードのリリースを控えるギターの HISASHI に話を伺った。

23年目 大事に音楽を作る、冒険も忘れずに


--- 『SUMMERDELICS』を引っさげてのツアーが始まったばかりだと思うのですが、これまでのところ如何ですか?

今回は準備段階に凄く時間がかけられたので、初日の新潟からかなり完成度が高い公演が出来ましたね。

--- 2017年はアルバムリリースもあり、GLAY の活動が精力的というか。バンドの状況も凄くいいんじゃないかと思うのですが如何でしょう?

『SUMMERDELICS』は、20周年を終えての次なる GLAY のスタートだと思うんですよ。23年目だけども、しっかり大事に音楽を作って、冒険も忘れずに、挑戦もして。そういったバンド内の意気込みを僕自身も感じます。

そろそろ TAKURO のオーソドックスなメロディーが聴きたくなった


--- 今回のツアーで既に披露されている「あなたといきてゆく」が、 55枚目のシングルとしてリリースされます。「Supernova」ツアーの時点でも既に披露されていた楽曲だと思うのですが、アルバム『SUMMERDELICS』に収録されなかったのは何故ですか?

「あなたといきてゆく」は、すごく GLAY のオーソドックスな曲で、"優等生" みたいな存在になってたんですよね。そういうのって意外に『SUMMERDELICS』っていう挑戦的な作品の中に馴染まなかったんです。MVまで撮ったんですけどね。でも、この曲をアルバムに収録してしまうと、僕らが言いたい『SUMMERDELICS』の奇妙な世界観が伝わり辛くなるんじゃないかと思って。なので曲の雰囲気的にも「秋冬にリリースしよう」っていう話になったんです。

--- それで『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』なんですね。「GLAY」「冬」「バラード」の組み合わせが最高じゃないワケが無いというか。

ここ最近は「空が青空であるために」にしても、「デストピア」にしても、鋭い作品が多かったので、現場的には "もうちょっと TAKURO が持っているオーソドックスなメロディーが聴きたいな" という雰囲気だったんです。そこら辺はリーダーも理解して。

--- ツアーの中で「あなたといきてゆく」を初めて演奏したときはどんな感じでした?

この曲に関しては、浸透度の高い水みたいに受け入れてくれましたね。むしろ僕は『SUMMERDELICS』の曲の方が心配でしたから(笑)。「どう受け止めてくれるんだろう」って。でもお客さんは本当に楽しみ方が上手いんですよね。自ら楽しもうとしてる感じが凄く良くて。そんな中で「あなたといきてゆく」っていう曲は "待ってました" っていう感じで受け止めて貰えて嬉しかったです。

--- ライブでは、TAKUROさんが「なんかここで "良い曲" というのを書いてみたいと思った」と語っていらっしゃいましたが、"良い曲" 書こうと思って書けちゃう GLAY って本当にすごいなと。

ちょっと前に TAKURO 的には何期目かのギターブームが到来してたんですよね。それは『Journey without a map』っていうインスト・アルバムのリリースにも表れていると思うんですけど。TAKURO 楽曲の中でも、癖の強いリフが出ている作品だったり、あえて王道を外している感じが強かったんです。今までは出来なかった遊びに熱狂している感じが、僕らから見てても「楽しそうだな」っていうくらい。その時期を経てからの「あなたといきてゆく」という楽曲なんで、やっぱり温めた甲斐があるんじゃないかと思います。

--- "良い曲" の条件とか定義って人それぞれだとは思うのですが、HISASHIさんの思う "良い曲" ってどんなものですか?

俺にとってはギターを弾いてて気持ちいい曲かな。

「グロリアス」の時に生まれた子供が父親になる


--- 「あなたといきてゆく」は、"結婚" がテーマになっていると思います。今このテーマで曲を作ろうと思ったのは何故でしょう?

聴いているリスナーの皆さんに向けている部分が大きいと思いますね。初めて僕らの同級生の友達に息子が出来た時に「グロリアス」っていう曲を書いたんですけど、その同級生に今度 "孫" が出来るんですよ。あれから23年ですから。そうなってくると、結婚、恋愛、家族...曲の書き方の幅が必然的に拡がってくるんです。だから楽曲は、いろんな世代に向けて届くと思うし、世代ごとにメッセージは違って聴こえると思うんですよね。なので "結婚" って間口の広いテーマだとは思うんですけど、それぞれ自由に、自分の人生と照らし合わせて聴いてもらえればと思ってます。結婚してからもこの曲は変わって聴こえるだろうし、その対象が自分の子供になったりもするだろうし。最近は、GLAY のコンサートに3世代で来てくれる人も結構いるんですよね。

--- "結婚" がテーマの曲と言うと直ぐに浮かぶのが、95年に5枚目シングルとしてリリースした「ずっと2人で…」。あの時 "ずっと二人で生きていこう 幸せになれるように" と願うように歌っていたことが、今作では "あなたといきてゆく" と確固たる決意として歌われる。そういう部分にも、20数年という時の流れ、GLAYのキャリアを感じずにはいられないというか。

そうですよね。あれは TAKURO が10代の時の曲なんで。まだ "二人" というキャパシティーで描かれてるんです。それが家族も増えて違った関係性になると、"仲間" とかも対象になってきますよね。

--- 「あなたといきてゆく」は、HISASHIさんのギターは今までにないくらい非常にシンプルですが、この楽曲をレコーディングするにあたってこだわった部分などあれば教えて下さい。

この曲は一度亀田(誠治)さんがアレンジしたものを、GLAY がさらにアレンジを広げて完成させたんです。俺はテレキャスを使用したんですけど、あんまり細かいフレーズとかは考えずにどっしりとしたバッキングで弾きましょうという提案で出来ましたね。

『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』に収録される再録2曲、そして X JAPAN カバー


--- 『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』には、2013年の「時計」、2010年の「Satellite of love」という2曲のバラード曲が収録されます。この楽曲を収録しようと思った理由をお聞かせください。

「時計」に関しては、前回のアリーナツアーから TAKURO が凄くやりたがってたんですよ。でもやるスペースがなくて、次のツアーでやろうってなったのが今年のホールツアーだったんですよね。その時5人で演奏した時のテイクがすごく良かったので、改めてスタジオで録り直した感じです。「Satellite of love」は、TERU の「歌を録り直したい」っていう希望があって決まりましたね。

--- 『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』に馴染む2曲でもありますよね。

そうですね。「あなたといきてゆく」からまた離れた場所にいるような曲なので。

--- さらに、シングルには昨年開催された「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」で大いに話題となった X JAPAN「Joker」のカバー、そのライブ音源が収録されます。この曲をセレクトされた理由を教えて下さい。

YOSHIKI さんが千葉の CLUBGIO に来てくれたから今がある。GLAY っていうのはそういうバンドなんだけど、GLAY と X JAPAN って音楽的には近いものではなかったんです。でもそこに hide さんが音楽の引き出しを加えた時に、何か凄く近く感じたんですよね。それが「Sadistic Desire」だったり「Joker」だったり。そういう hide さんの楽曲って GLAY に凄く合うんじゃないかと思って提案しました。

--- 元々その hide さんが、GLAY のデモテープを聴いて YOSHIKI さんにお勧めされていたんですよね。

そうなんですよ。

--- カバーしてみてあらためて気づいたことなどありますか?

"キメ" がめちゃめちゃ多くて大変でしたね。曲自体はロックンロール調だから、もっとルーズな感じかと思ってたんですけど、割とシビアな展開で。演奏してみないとわからない事ってありますよね。

「やらなければ」ではなく「どんな面白い事しようか」


--- GLAY と言えばライブのイメージもあると思います。例えば「Supernova」ツアーの度重なる追加公演だったり、近年より一層ライブに力を入れているようにも感じます。そのあたり如何でしょうか?

本当に GLAY って休んでないんですよね。ツアーが終われば次なる展望や目標が出来ますし。「休みたい」と思ったことがあまりないかもしれないです。あと、約束を凄くたくさんするんですよ、僕ら(笑)。シリーズでやってる「EXPO」だったり、「HOTEL GLAY」っていうコンセプトだったり、海外でのライブもそう。約束した事が何年か越しに叶ったりするから面白いですよね。蒔いた種が次々生えて来てるんです。

--- GLAY の場合、その約束事をただこなしている感じは全然しなくて、むしろ楽しんでやっている様にも感じます。

音楽制作はもちろんだけれど、コンサートだったりツアーで、メンバーとスタッフとお客さんが「いかに楽しめるか」っていうのは凄く考えるので。「やらなければいけない」っていう感じではやってないんですよね。「次のツアーでどんな面白い事しようか」っていう発想だと思います。

--- 「面白い事をしよう」の際たる例が、今回のシングルのCD+DVD盤に収録された、HISASHIさん作詞作曲の「シン・ゾンビ」のミュージックビデオだと思います。ミュージックビデオを作るにあたって、HISASHIさんの意見やこだわりなどはあったのでしょうか?

元々「脱法ロック」を聴いてからだったんで、結構前からスタッフには、りゅうせーくんのアニメでミュージックビデオと撮りたいっていう話はしてたんですよ。今って、直ぐにクリエイターと連絡とれちゃうもんで、話が進むのは早かったですけどね。ポイントとしては、ネット文化であるという事、それから VOCALOID を使った人達がプロアマの垣根無く行き来する事が出来る事。クリエイターの人が、自由にのびのびと出来る環境が、僕には新鮮に映ったので。りゅうせーくんとのコラボレーションは必然的に叶いましたね。今、サポートミュージシャンだって YouTube から見つけたりっていう事もあり得るじゃないですか。そういったクリエイターの人の可能性を僕は面白く思ってるんですよね。

僕らが一番得意とするコンサートに仕上げる事が出来た


--- 現在開催中のアリーナツアーですが、見どころや聴きどころなどをお聞かせ頂けますか?

完成したアルバム『SUMMERDELICS』を自分たちで聴いて思ったのが、奇妙な時間の進み方をするような不思議な空間に迷い込んだイメージなんです。そういうイメージを反映して、ちょっと不思議で、時間が歪んでいるような感覚、そういうサイケデリックなものにしたいと思っていました。僕自身、コンサートを観に行く場合って非日常を体験したいんですよね。「不思議な時間だけど、楽しかったな」みたいな。だから、オープニングから、僕自身がこだわって作ったスリルを感じるような映像もたくさん流れます。曲は新旧織り交ぜて、最終的には「GLAY のコンサートってこういう感じだよね」って思えるような、僕らが一番得意とするコンサートに仕上げる事が出来たと思っています。

--- そういうサイケデリックな要素は、メンバーの衣装やメイク、髪型などヴィジュアル面にも表れているんですよね?

そうですね。今回は結構衣装チェンジも多かったり、幕間のセッションもあるので、視覚的な楽しさもあると思います。ファンの方は是非、前情報なしで楽しんで頂ければと思います。

--- 東京での公演も楽しみにしています。本日はありがとうございました。

作品情報


GLAY
55th Single『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』
2017年11月22日発売


<CD収録内容>
M1. あなたといきてゆく
テレビ東京系10月20日スタート 金曜8時のドラマ『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』主題歌
M2. 時計(再録)
M3. Satellite of love(再録)
M4. Joker(LIVE from VISUAL JAPAN SUMMIT 2016)
M5. 「SUMMERDELICS」reprise

<DVD収録内容>
・あなたといきてゆく(MUSIC VIDEO)
・シン・ゾンビ(MUSIC VIDEO)
・XYZ(MUSIC VIDEO)
・あなたといきてゆく(LIVE from Never Ending Supernova 17.5.15 市川市文化会館)
・BE WITH YOU(LIVE from Never Ending Supernova 17.5.15 市川市文化会館)
・the other end of the globe(LIVE from TOKYO SUMMERDELICS 17.7.31 お台場)
・HOWEVER(LIVE from TOKYO SUMMERDELICS 17.7.31 お台場)


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GLAY が11月22日(水)に発売する55枚目のシングル『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』リリースにあわせ、Loppi・HMV限定で「レコード型キーホルダー」と「缶バッジ」を発売する。

ローチケHMV-邦楽・K-POP|2017年11月10日 (金) 17:00


ライブ情報


GLAY ARENA TOUR 2017 “SUMMERDELICS”
9月30日(土) 大阪城ホール
10月1日(日) 大阪城ホール
10月7日(土) 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
10月8日(日) 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
10月21日(土) 広島グリーンアリーナ
10月22日(日) 広島グリーンアリーナ
10月25日(水) 東京 日本武道館
10月27日(金) 東京 日本武道館
10月28日(土) 東京 日本武道館
11月3日(金・祝) 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
11月4日(土) 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
11月11日(土) 神奈川 横浜アリーナ
11月12日(日) 神奈川 横浜アリーナ
11月15日(水) 大阪城ホール
11月16日(木) 大阪城ホール
11月25日(土) マリンメッセ福岡
11月26日(日) マリンメッセ福岡
12月9日(土) さいたまスーパーアリーナ
12月10日(日) さいたまスーパーアリーナ
12月16日(土) 愛知 日本ガイシホール
12月17日(日) 愛知 日本ガイシホール

2018年3月 台湾・台北アリーナ
※詳細は後日発表いたします。

アリーナツアー特設サイト



GLAY HALL TOUR 2017 "AUTUMNDELICS"
10月11日(水) とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)
11月20日(月) なら100年会館
12月5日(火) 三重県文化会館大ホール

追加公演 GLAY ARENA TOUR 2017 “HAKODATE WINTERDELICS”
12月23日(土・祝) 函館アリーナ
12月24日(日) 函館アリーナ

GLAY TERU Produce "HALLOWEENDELICS" SPECIAL NIGHT
10月31日(火) Zepp DiverCity
出演者:TERU(GLAY)、SPYAIR、GREMLINS、DJ Mass MAD Izm*、HALU、持山翔子

GLAY オフィシャルサイト LIVEページ





GLAY TAKURO Solo Project 2nd Tour“Journey without a map 2017”
11月21日(火) 大阪 Zepp Namba
11月30日(木) 新潟 新潟LOTS
12月11日(月) 東京 Zepp Tokyo
12月18日(月) 愛知 Zepp Nagoya
12月21日(木) 北海道 函館・金森ホール
12月27日(水) 神奈川 Motion Blue yokohama
12月28日(木) 神奈川 Motion Blue yokohama

GLAY オフィシャルサイト LIVEページ


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ローチケHMV-邦楽・K-POP|2017年11月13日 (月) 12:45


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