【インタビュー】RAGE

2017年07月28日 (金) 20:00

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ローチケHMV - ヘヴィーメタル


 ジャーマン・メタル界の重鎮RAGEが『THE DEVILS STRIKES AGAIN』(2016年)に続く新作『SEASONS OF THE BLACK』(2017年)を早くも発表した。ピーター“ピーヴィー”ワグナー、マルコス・ロドリゲス、ヴァシリオス“ラッキー”マニアトプロスという新体制による第2弾作品となった本作は、前作同様に原点回帰の要素を盛り込みながら、4部構成の大作も収録するなど、メロディックにかつパワフルな内容に仕上がっている。この新作についてピーヴィーに話を訊いてみた。

――新作『SEASONS OF THE BLACK』はどういった作品にしたいと考えていましたか。

ピーター“ピーヴィー”ワグナー(以下PW):前作同様に今回もとてもハードでダイレクトなアルバムを作りたいと思っていた。違いと言えば、前作より少しヴァラエティーに富んでいるんじゃないかと思う。

――曲作りはあなたとマルコスの2人で行なったようですね。

PW:マルコスのアイディアは俺の持っているものと見事に合致するので、凄く上手くやれている。と言うのも、俺はコンポーザーとして彼に最も影響を与えた1人だからさ。(笑) 実は前作「THE DEVILS STRIKES AGAIN」がリリースされる前に既に新曲を5曲書き上げていて、10月には全曲が書き上がっていたんだ。

――そうだったんですか。ツアー中でも何処でも、場所に関係なく書いているわけですか?

PW:俺は大抵自宅に居る時に書いているけど、アイディアは色々な場所で浮かぶんだ。マルコスとのコラボレーションは凄く実りが多くて、凄く上手くいっているよ。まるで2人で卓球かテニスをプレイしているような感じで、アイディアを次々と送り合っている。それに現在では技術の発展によって、凄くやり易くなっているしね。つまりアイディアが浮かんだら、それをすぐさまモバイル・フォンで録音し、彼に送る。するとそのアイディアに合った何かを足したり膨らませたりしたものを、彼は5分後には送り返してくれる。

――それは凄いですね。

PW:ああ! 凄いだろ? 彼は本当に凄く創造力豊かで多作で、彼とのコラボレーションは実に上手くいっている。だから意識的に何かをしようとか新しい曲に取り掛かろうとかするのではなく、自然の流れの中で全てできていくんだ。そして、そういうクリエイティヴな流れを感じたら、その感じたままに、その時にできることをやってみるんだ。本当に素晴らしい感覚だ。子供のように興奮していた。(笑)

――ラッキーはどこから加わるのですか?

PW:まずマルコスと2人で最初にプリ・プロダクションに取り組むんだけど、最初にラフなデモなどを作る時、俺達はコンピュータのドラム・プログラムを利用している。ここで1つ言わなければならないことがあるんだけど、マルコスは凄く才能あるドラマーでもあるんだよ! とにかく、そこでグルーヴなどのアイディアを出し、それをラッキーに伝えるんだ。その後それを元に今度はラッキーが自分の意見を伝えてくる。そうやって曲に取り組んでいる。実際に彼のプレイを聴いて、そして見て貰えれば、彼が全て無理せず凄くスムーズにプレイできていることに気づくだろう。ドラムのアレンジでも、前ならちょっと怖くて避けていたかもしれないような、よりヘヴィでファストなものにも思い切って取り組めているよ。


――アルバムの歌詞に関しては何かコンセプトはありますか?

PW:コンセプト・アルバムだとは言わないが、俺は人生や生と死の間の移行についてなど、ダークなテーマについて書くのが好きなんだ。今回の収録曲もまた、すべてが凄くシリアスでダークで、クライマックスでは人類の悲劇について触れている。

――ところで、アルバムの初回限定盤にRAGEの前進バンドAVENGERの1stアルバム「PRAYERS OF STEEL」(1985年)のリレコーディング曲が6曲収録されていますが、これについて教えてください。

PW:最近、AVENGERのアルバムとRAGEの最初の2枚のアルバム(『REIGN OF FEAR』/1986年と『EXECUTION GUARANTEED』/1987年)がリマスターされて『THE EARLY YEARS』というボックス・セットでリリースされたんだけど、今回のボーナス・トラックを探している時に、「AVENGERの曲はみんな本当に素晴らしい、タイムレスなナンバーばかりだ」と思ったんだ。それで、今のメンバーでリレコーディングして、再び生き返らせて、今のファンに聴いてもらうべきだと実感したのさ。

――当時の曲はすぐに思い出せましたか?

PW:歌っていて、すぐに昔のあの当時に感覚に戻れたんだよな…。それも何か事前に準備していったとか、そういうこともなく、スタジオに入った瞬間、まるでタイムマシーンに乗ったような感覚になった。あの曲は当時ライヴで何度もプレイしていたから、たぶん脳の中に何らかの形で残っていたんだと思う。それから曲のストラクチャーをあちらこちら少しだけ手を加えて、今回のプレイではあの当時できなかったプレイをしていると思う。サウンド的にも色々なものが加わったように思う。

――では、最後に今後の予定を教えてください。

PW:今は夏のメタル・フェスティヴァル・シーズンで、9月から10月にかけて短い休みがあって、その間も恐らくはまたレコーディング・スタジオに入る予定だ。マンニ(シュミット/g)とクリス(エフティミアディス/ds)とREFUGEの名義の元でレコーディングするんだ。それから2018年1月からワールド・ツアーが始まるんだけど、日本にも行くつもりだよ。

取材・文:Jun Kawai
Photo by German Gonzales



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