【インタビュー】WHILE SHE SLEEPS

2017年05月15日 (月) 18:30

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ローチケHMV - ヘヴィーメタル


 CROSSFAITHが主宰したイベント『ACROSS THE FUTURE』に参加して2014年に初来日公演を実現させている英国シェフィールド出身のメタルコア・バンド、WHILE SHE SLEEPSが、前作『BRAINWASHED』よりおよそ3年ぶりとなる3rdフルレンス『YOU ARE WE』を完成させた。大手レーベルから離れ、クラウドファンディングで資金を集め、自分達の手で新たに作り上げた拠点『The Warehouse』にてレコーディングを行なうというDIYなやり方でリリースへと漕ぎ着けられた本作。自身も認める充実の仕上がりとなったこのニュー・アルバムについて、アラン・マッケンジー(b)とローレンス・テイラー(vo)のふたりがいろいろと語ってくれた。

ーー新作『YOU ARE WE』が完成しましたね。基本的な音楽性はこれまでの延長線上にあるとはいえ、楽曲の成熟や洗練の度合いは明らかにかつて以上です。今回はバンドの新たな活動拠点『The Warehouse』で制作が進められたそうですが、そんなホームと言えるような場所で作業できたことも、作品に良い影響を与えたのではないですか?

アラン・マッケンジー(以下AM):ああ、そのとおりさ。間違いなくポジティヴな影響があったよ。俺達にとって心地好い環境だからね。ストレスも何もない。どこか別の場所に移動しなくてもいいから、完全にリラックスできるし、精神的・心理的にゆとりが増えたことでよりクリエイティヴにもなれたと思う。まあ、そのために、みんなで一緒にいられて、外部との接触を遮断して仕事に専念していられる環境が必要だったわけだけどね。

ーーあなた達が以前に所有していた『The Barn』もそんな場所だったのでしょう? リハーサル・ルーム兼パーティ・ルーム兼メンバーの溜まり場、といったような。

AM:そうなんだ。『The Barn』を失って以来、またそういう場所が作れることをずっと望んでいたよ。俺達はそういう環境にすっかり慣れきっていたからね。マット(ウェルシュ/g,vo)と出会った12歳〜13歳の頃から、あそこはずっと、大音量でギターを弾いたりして思いっきり自由にクリエイティヴになれる場所だった。だからあそこを失った時は……それでもクリエイティヴィティは失われなかったよ。そういう感覚はまったくなかった。だけど、俺達の慣れ親しんでいた環境がなくなってしまったわけだから、すぐに何らかの形で取り戻さなきゃいけないとは考えていた。それで、どこか場所を探して、自分達で建てるしかないと決めて実行したんだ。それがこの新しいアルバムに必要だったものさ。俺達自身、あの頃の自分達が持っていたものに火をつける必要があったんだと思う。

ーーその『The Barn』で最初のEP「THE NORTH STANDS FOR NOTHING」を制作していた当時の自分達に、今のあなた達から何かアドヴァイスできるとしたら?

AM:“長いツアーで長く家を空けて友達や家族と離れることになるから、それに備えておけよ”ということくらいかな。それ以外は特に思い付かないな。とにかく家を離れる期間が長くなることに心の準備をしておけ、ということだね。そして“その状態にすぐに慣れろ”と。(笑) というのも「THE NORTH STANDS FOR NOTHING」の後、ほとんどすぐにツアー生活が始まったからさ。クリエイティヴな状態になるのは、俺達にとって天命みたいなものなんだ。ロズ(ローレンス・テイラー/vo)の手術やなんかもあったけど、それを除けば俺達はコンスタントにツアーを続けているしね。

ーーちなみに、ニュー・アルバムからのシングル「Hurricane」のビデオ・クリップは、その『The Warehouse』にファンを招いて撮影されたのだそうですね。

ローレンス・テイラー(以下LT):そのとおり。俺達は長らく『Sony Music』というビッグなレーベルと組んでいたけど、いろいろあって、今回はインディペンデントでやることにした。それでこのアルバムも自分達でリリースすることにしたんだよ。(クラウドファンディングを通じて)このアルバムに出資してくれた人達は、文字どおりこのバンドのことを大切に思ってくれていて、俺達にアルバムを作るチャンスを与えてくれたわけだし、彼らがいなければこのバンドは存在できなかった。だからこそあれをショウのような感じでやることにしたんだけど、本当に特別なものになったね。新しいアルバムをリリースできることを祝い、このバンドを大切に思ってくれている人達とひとつにつながる。それはもちろん、俺達にとってすごく重要なことだ。素晴らしい一体感があったよ。


ーーファンとの一体感を大切にするあなた達とって、やはりライヴは特別なのですね。

LT:ああ、ライヴは総てだよ。あんなに素晴らしいものは他にはない。ライヴでプレイしてみんなが一緒に歌ってくれるというのは、俺達がスタートした頃の夢だったんだ。このバンドでプレイするようになった時、俺はそんなことができるようになるなんて考えてもみなかった。このバンドを楽しんでくれている人達がいて、そんな世界中のファンと会うこともできているなんて本当に特別なことだ。それがこうして実際に起こっているわけだからさ、まるで夢の中に生きているようなものだよ。

ーーライヴと言えば、あなた達はCROSSFAITHのイベントに参加する形で2014年に初来日公演を実現させています。あの時のことは覚えていますか?

LT:あのイベントは俺達が経験してきた中でも特に気に入っているもののひとつなんだ。最高の時間を過ごさせてもらった。CROSSFAITHは本当にクールなバンドだよ。俺達が彼らのことを知るようになってもう何年も経つけど、彼らも俺達のことをよく知ってくれている。(笑) 本当にクールなバンドだし、本当に良いヤツらさ。来てくれたファンもとても熱心で最高だったし、俺達のやっていることも気に入ってもらえたようで、本当の意味での一体感というものを味わうことができた。俺達は本当にラッキーだったと思うよ。ファンというのは本当に素晴らしい財産だ。また日本に行ける日が待ち遠しいね。

ーーその希望は今回、叶えられそうですか? 具体的な予定はまだでしょうか?

LT:ああ、まだ決まってはいないんだ。話は出ているけどね。俺達のレコードを買ってくれて、俺達の音楽を気に入ってくれている人たちにはお礼を言いたい。できるだけ早く日本に戻れることを期待しているよ。

取材・文:山口勝正


日本盤

You Are We

CD

You Are We

While She Sleeps

価格(税込) : ¥2,700

発売日: 2017年04月26日


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