【全曲解説】摩天楼オペラ『PANTHEON -PART 1-』

2017年04月21日 (金) 17:30

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

[GENRE : ROCK, METAL]
鋭く響く叫び、唸るような轟音、衝動のこもった律動が渦巻くニュー・アルバム
Anzi(Gt)脱退という昨年の体制変更を受け、彼らがどれだけのダメージを負ったかは想像に難くない。だが、それでも彼らは走り続けることを選び、今日に至っている。正直、昨秋に発表された前作ミニ・アルバム『PHOENIX RISING』については良くも悪くも“満身創痍ななかでのカラ元気”を感じざるを得ないところがあったものの、今作についてはそこからの解脱を果たしたうえで未来に向け完全に腹が括れた姿勢が強く感じられる。そう、彼らはここに英雄の魂を手にしたのだ。
杉江 由紀【ライター推薦】


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摩天楼オペラ

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発売日: 2017年04月12日


全曲解説テキスト by 苑(Vo) 燿(Ba) 悠(Dr) 彩雨(Key)

1. PANTHEON

“PANTHEON=英雄たちの集う場所” という意味があるようです。昨年のメンバー脱退から4人でやっていこうと奮起し、新たな摩天楼オペラをどう見せるか、どう聴かせるか。そう考えたときにいきついたのは、僕たちの根本である HEAVY METAL でした。この曲では英雄のように強く進んでいこうという思いを込めました。(苑)

以前より骨組みはできていて、満を持しての制作となりました。オープニングやBメロで出てくるブラスやストリングスの激しさや、アウトロのクライマックスを彩るギター、大サビの壮大さなど、摩天楼オペラらしさがあふれるサウンドになったと思います。(彩雨)

2017年で10周年を迎えた摩天楼オペラの “始まり” に相応しい1曲。雄大さと荘厳さを兼ね備えた、摩天楼オペラらしい曲に仕上がったと思う。(燿)

このアルバムの中では一番古い曲で、苑が最初に持ってきたのは3年前。その時はもうちょっと優しい雰囲気だったんだけど、今回引っ張り出してきた時にアルバムのメインになるという事だったのでメロディやアレンジを変え、最後に大サビをつけた事でアルバムのメインの曲に相応しい出来になりました。厳かで力強い、摩天楼オペラの今までのメロディック・スピード・メタルとは一線を画す曲。アウトロのドラムのハチャメチャ感が気に入っています。(悠)


2. Curse Of Blood

スラッシュ・メタルを意識して書きました。しかし、作っていくとやはりメロディが欲しくなり、サビはハイトーンで歌っています。LIVE で暴れられる曲になってほしいですね。(苑)

邪悪なギター・リフが楽曲をよりソリッドにしてくれました。中盤のシャウトはぜひライブではみなさんも大きな声を出してほしいですね。シンセサイザーはいろいろな音をいれています。クワイアだったりチャーチオルガンだったりと、その音色自体が持つイメージをうまく利用しながら楽曲を彩ることができたなと思います。(彩雨)

極悪なギター・リフが映える疾走チューン。スラッシーなバンド・サウンドに乗ったメロディアスな歌が逆に生きている。(燿)

摩天楼オペラ流スラッシュ・メタル。BPM180のツーバスで突っ走りまくる、LIVE では首が痛くなる事間違いなしの、ダークでアグレッシヴな1曲。サポートの JaY君のギターのおかげで曲が更にカオスになっています。(悠)

3. ICARUS

イングウェイに代表されるネオクラと呼ばれるメタル曲です。このアルバム1気持ちよく歌える曲です。メロディが好き。(苑)

高速の3連符が印象的な楽曲。ストリングスのトレモロ奏法が、楽曲をダークにまとめ上げます。中盤からは曲の展開が小気味よく変わり、短い楽曲ながらもドラマチックな作品になりました。(彩雨)

彩雨のキーボードが世界観を彩る、ダーク・ファンタジー感のある曲。(燿)

苑がスタジオで即興で作った、アルバムの中では最後にできた曲。BPM210とこれまた疾走する3連符のツーバスが心地良い。イントロから JaY君が弾きまくりの摩天楼オペラ流ネオ・クラシカル・メタル曲。ミュージカルの様な雰囲気もあると思います。(悠)

4. Mammon Will Not Die

摩天楼オペラらしい曲です。以前はこの手の曲をよくシングルで出していました。でもこのアルバムならではのメタル・サウンドに仕上がっています。(苑)

スピード感を大事にしたストレートな曲ですが、リフの変拍子がいいアクセントになったと思います。冒頭のSEは1回だけの登場にしようかと思ってたのですが、サビ前すべてにつけることで曲の一体感もあがりました。ギター・ソロ、キーボード・ソロの流れ方も摩天楼オペラらしいなと思います。(彩雨)

トリッキーな変拍子がフックになっている。コーラスのシャウトのタイミングが思いの外大変。(燿)

元々は“カンニングのDAI安☆吉日!”というBSフジの番組のコーナー音の為に作った短い曲をフルで作ってしまえという事でできた曲。あの短い曲からまさかこんなに難解な曲になるとは……。イントロでは変拍子が散りばめられているけど、それがごく自然に聴こえるのは流石の彩雨作。軽快に疾走している様に聴こえるかもしれませんが、ドラムはもしかしたらアルバムで一番忙しいかもしれません。(悠)

5. Excalibur

メロスピ万歳! 高く美しい曲です。歌うのは断トツでしんどい!(苑)

メロディを複雑にせず、キャッチーさとストレートさを追求したくて作りました。中盤はいわゆる “ソロ” とは違う形でバンドのメンバーそれぞれにスポットを当てるように構成を考えました。超高音のボーカルにも注目。(彩雨)

タイトルからも連想されるような、ライブでも一閃が煌めくであろうメロスピ・チューン。(燿)

彩雨流メロディック・スピード・メタル。曲の長さは約3分半なんだけど、各パートにスポットが当たる、短さを感じさせない濃縮された構成になっています。サビも思わず口ずさんでしまう歌詞とコンパクトなメロディ。個人的なお気に入りはイントロしか出て来ない、彩雨が以前から取り入れたいと言っていたバスドラのパターン。摩天楼オペラ史上最もヒロイックなタイトルだと思っています。(悠)

6. AM6:00に針路をとれ

異国情緒も感じる少し変わった曲です。メタル以外にもいろいろな要素が詰まっていておもしろいと思います。(苑)

一般的にはドラム、ベースを軸に楽曲をくみ上げていくのですが、この曲はギターがひたすらF#の音を鳴らし続け、周りがそれに味付けをしていくことで楽曲を成立させられるように作りました。ミクソリディアンスケールで奏でるボーカル・ラインやシンセサイザーのフレーズが、楽曲をオリエンタルに色付けしつつも、タイトなギター、ベース、ドラムとの絡みが面白い楽曲です。(彩雨)

シンプルな構成に色々な実験的要素を取り入れた、新しいロック曲。(燿)

おそらくこの曲の歌詞が一番共感されるんではないでしょうか。描いていた未来とは違う自分に疑問を持ちながらも、日常を何とかやり過ごしている人って多いと思います。そんな歌詞の内容にピッタリな気怠い感じがありながらもサビでは少し開けた感じが救いの様な気がします。アレンジは無機質だけど歌詞はとても人間らしいところが面白いです。(悠)

7. SYMPOSION

ギターとシンセサイザーで順番にメロディの主役が変わるような主旋律にしました。これまでのインスト曲と違い、主役が毎回変わるのがポイントで、まさに SYMPOSION(饗宴)に相応しい楽曲となったと思います。(彩雨)

僕は演奏に参加していませんが、各メンバーの個性がぶつかり合う、セッション感覚の1曲になりました。LIVEではアドリブだらけになるかと、期待しています。(苑)

主役が次々と入れ替わっていくインストゥルメンタル曲。(燿)

タイトルの意味は“饗宴”、そんな言葉が似合うインストゥルメンタルになりました。今までの摩天楼オペラのインストゥルメンタルとは一味違う、ある種“全員が主役”なアレンジになっています。きっとLIVEではメンバーもお客さんもみんな笑顔になれるんじゃないかな。少し切ない感じもするけど、前に向かって行く感じがこの作品にピッタリだと思います。(悠)

8. 何度目かのプロローグ

ハード・ロックなバラード(?)です。ミディアム・テンポが心地いい大人な曲になりました。サビのAh〜は是非LIVEで一緒に歌ってほしいです。(苑)

雄大でどっしりとしたイメージのある楽曲で、シンセサイザーもごちゃごちゃせずに、すっきりとしたものがいいなと思いやらせてもらいました。クライマックスのギター・ソロも必聴です。(彩雨)

今回のアルバムでは疾走曲が多いからこそ際立つハード・ロック・ナンバー。8ビートがとにかく気持ち良い。(燿)

燿が「SYMPOSION」と繋げる感じで作ってきた、ド直球なアメリカン・ハード・ロック。最初はもっと素朴な感じの歌メロだったんだけど、苑が作曲に加わった事でサビが明るく開ける今の形になりました。ドラムは正直に言ってしまえば何の面白みもないアレンジかもしれませんが、ここに小技などを挟むのは野暮かなと。疾走曲が多い本作において、良い意味で一息つかせてくれる1曲になりました。(悠)

9. SHINE ON

クリスマス・ソングを HEAVY METAL に作ってみよう! と作ってみました。メロスピな明るい曲です。(苑)

摩天楼オペラ初のクリスマス・ソング。一般的なクリスマス・ソングよりも激しめかもしれませんが、とてもホーリーで暖かい曲になりました。クリスマス・ソングといえばオルガンと鈴の音だろうということで、そのあたりは意識してシンセサイザーをいれました。(彩雨)

世界中の恋人達に捧げる、クリスマスにぴったりのハッピーなクリスマス・ソング。(燿)

摩天楼オペラ流メタル・クリスマス・ソング。元々はFC限定クリスマスLIVEの時に会場限定で販売する為の曲だったので、このアルバムの本筋とは関係無いけど、せっかくのカッコいいスピード・メタル曲なので収録する事に。クリスマスがテーマなだけあって曲全体に神聖な感じが漂ってます。僕はこういった明るく前向きなスピード・メタルが好きなので収録する事ができて良かったです。(悠)


10. 止まるんじゃねえ

『PANTHEON -PART 2-』へ続く、アルバムのエンドロールのような曲。今の自分たちの心境が“止まるんじゃねえ!!”と音になった、前のめりな1曲です。(苑)

スピード感たっぷりなストレート・ナンバー。これもまた小細工なしで突っ走っているのがいいなと思いました。ライブでも楽しみな曲。弾いてて楽しいです。こういうライブ向きな楽曲がアルバムの最後にくるというのは、摩天楼オペラとして初めての試みでした。(彩雨)

今の摩天楼オペラの勢いを前面に押し出したようなロック曲。アクセルしかいらない。(燿)

タイトルどおりドラムが一度も止まらない曲。とにかくLIVEで盛り上がれる曲にしようというコンセプトで、アルバムではわりと最初の方にできた曲です。今までの摩天楼オペラだったら「SHINE ON」でアルバムを締めていたと思うけど、今回は“PART 2”に続けという意味でこの曲を最後に持ってきました。潔いエンドロール。(悠)

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ローチケHMV-邦楽・K-POP|2017年04月21日 (金) 17:30




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