【全曲解説】GYZE『NORTHERN HELL SONG』

2017年03月24日 (金) 12:00

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

新世代メタル・バンド GYZE のニュー・アルバムが完成
美しいメロディーとアグレッシブなメタルサウンドで話題沸騰中の GYZE が、ついにサードアルバムを完成させた。昨年はドイツの Summer Breeze やチェコの More Than Fest と言ったヨーロッパのメタルフェスに出演し、抜群のテクニックとカリスマティックなパフォーマンスでモッシュピットを狂乱の渦に叩き込み、「日本から来たサムライ・メタル」と話題になった。タイトルは『Northern Hell Song』彼らの生まれ育った北の大地「北海道」から、世界のメタルシーンに向けての宣戦布告を表している。ミキシングにはフィンランドよりTico Tico Studio / Ahti Kortelainen ( SonataArctica, Mors Principium Est, Kalmah など )を迎え、バンドの武器である「絵画のような楽曲」に磨きがかかっている。

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NORTHERN HELL SONG

CD

NORTHERN HELL SONG

GYZE

価格(税込) : ¥2,700

会員価格(税込) : ¥2,484

発売日: 2017年03月29日


全曲解説テキスト by Ryoji(Gt/Vo)、Aruta(Ba/Vo)、Shuji(Dr)

1. Pirates Of Upas

GYZE らしさ120%のサビのメロとイントロの“行くぜ!”って感じはオープニング・トラックに相応しいと思ってます。僕たちの出身地、北海道のアイヌ民族の言葉でウパシは雪。雪の海賊。ファンのみんなも乗せた船が出航するぞ! という意気込みが入ってます。ファンのみんなの“SNOW PIRATES YES WE ARE!”の掛け声はいつ聴いてもトリハダ立ちます。(Ryoji)

オープニングに相応しい、これ以上ない曲! このテンポの曲全般に言えることですが前ノリになりすぎず弾くのが結構難しい。特にライヴでも1曲目で固くなってるだろうしベーシストの真価が問われそう!(Aruta)

この曲はまさに1曲目に相応しい入りからインパクトのあるライヴでも最初に持ってきたいぐらいの曲です!(Shuji)


2. Horkew

本当はオープニング・トラックにしようと思ってた曲。吹雪の中を疾走するような曲で、一聴するとスピード・メタルなんだけど歌が入ると GYZE になります。ギター・ソロはギター・キッズ必聴なクラッシック風なフレーズです。冒頭のファンのクワイアもすごい綺麗にハマりました。ホロケウもアイヌ語で、狩りの神またはオオカミという意味です。(Ryoji)

ドラム・フィルから入るわっかりやすい疾走曲。基本的にはルートと使っても5度位に収めてビート、特にキックに合わせることを意識しまくりました! ピック弾きの難しさを痛感した曲。(Aruta)

最初のドラムのフィルインから入る曲は初めて? なのでとても叩いてて気持ちがいいです。サビ中に入るドラムのフィルもなかなか気持ちがいいです!(Shuji)

3. Dead Bone Blue

支笏湖ブルーってゆうほど北海道・支笏湖の水は綺麗なんです。都市伝説ですが、支笏(しこつ)はかつて死骨と呼ばれてたとか呼ばれてないとか。実際にこの湖畔に立つと何ともいえない太古より存在する北海道の大自然の歴史の偉大さとどこかミステリアスな雰囲気があります。そして心霊スポット兼トラウトフィッシングのメッカです。コーラスのクワイアもファンの方々に歌ってもらったんですが、特に最後の転調したときはブワ〜って目の前に大自然が広がります。(Ryoji)

一番お気に入りの曲。グリスのネバネバ感と指ベースのドッシリ感。両方大得意なんで録音もすぐ終わりました。この曲は2nd録音の時点で気に入っていて、今回ようやく採用された片思い期間が長かった曲でもありますw(Aruta)

この曲は実は数年前からやっていて3rdに入るのが決まったときは嬉しかったです。 ローテンポで重たいドラムを意識してレコーディングしました。(Shuji)


4. Black Shumari

これも北海道の朱鞠内(シュマリナイ)が舞台。−40度越えになり日本一の極寒の地。シュマリの意味はもともと狐で、黒い狐は平和が訪れる前兆とされてるらしいです。GYZE のアーティスト写真やMVの舞台もシュマリナイの凍結した朱鞠内湖。個人的に小学生のころから5月になるとイトウ釣りで通ってた思い出の地。見ないとわからないと思いますがこの地はため息が出るほどの絶景です。でも実はダム設立時に強制労働者が多数命を落とした悲しい歴史もあると言われてます。(Ryoji)

サビは2回転調があって計3パターンあるんですが、そのすべてを同じパターンで弾ききっています。なるべく使う弦も変えずに同じ音色になるように気を遣っています。(Aruta)

イントロから破壊力MAXな曲でツーバスな所が多いのでなかなかしんどかったです。(Shuji)

5. Perryi Rain Drago

魚の話ばかりですみません。ペリーはイトウって意味です。Rain Drago=雨竜。朱鞠内が雨竜郡なのでこんなネーミングに。気に入ってます。ホラー映画みたいな雰囲気のミステリアスな疾走リフとムード歌謡のようなサビ。そして肝は中盤のフォーク調なメロディからのギター・ソロ。バックはモロ民謡な感じです。サビ前のギター・メロとのユニゾンのコーラスもファンのみんなが歌ってくれました。(Ryoji)

EUツアーでアルバム発売に先駆けて披露している曲。この曲はとにかく弾きやすい&ノリやすいかなぁ。1曲目と同タイプの曲ではあるのになぜだろう、ものすごく後ろノリが出しやすい。ライヴもビートがないところから始まるから色がつけやすいかも。(Aruta)

今回のアルバムの中で一番叩いてて気持ちがいい曲です。今までなかなか GYZE でブラストビートはなかったのでそこも注目して聴いてくれたら嬉しいです。(Shuji)

6. Mayoi

インスト曲で実はこの手の音楽の作曲が一番得意だったりします。この曲に限らずですが曲を聴くときはシチュエーションを大事にしてもらえたら作り手としては嬉しいです。しいて言ってしまうならば、苦しいとき、不安があるとき、解決できない問題に直面したときに夕暮れと共に聴いてもらいたいです。なぜならそうゆう不安定な時期に作ったし弾いたからです。月並みな言葉ですが、心を込めてギターを弾きました。(Ryoji)

7. The Bloodthirsty Prince

きっと今までのメタルでは聴いたことのないような楽曲なんじゃないかなと思います。強烈なサビから始める曲で中盤コザックとも捉えられるようなパートもあり、演歌的でもあるパートもありでまさにこれまでにいろんなジャンルの音楽をインプットした結果、アウトプットとしてこの曲ができたような気がしてます。ドローンで撮影したサッポロ湖の森も曲にマッチしました。※MV参照(Ryoji)

独特な曲! ベース的には特にやることないですw コザック・パートのノリ出すのは難しいけど、どっちかと言えば歌とシンプルなベースを取り持つっていうすごいベーシストな感じが好き!(Aruta)

一番ノリを出すのが難しかったです!独特なメロディがすごい気に入ってます。(Shuji)


8. Kamuy

いわゆるバトル・メタル的な勇ましくも雄大な曲。音楽的には1番、2番、3番……とすべてキーが変わってるのは面白いと思います。ソロの始まりはブラームスのハンガリー舞曲の引用から始まって最後はオリジナル・アレンジで日本的な和の音階で締めてます。カムイ=神って意味で、カミって言葉の語源とも言われてますね。すべてに神が宿るとされてる神道に近い思想を僕は持ってるので思い入れはあります。そしてジャケットが鳥居なのもうなずけるかなと。(Ryoji)

カムイ。神威? 神衣? 言葉自体すごく好き。この曲の執拗な転調は僕的に四季を表していると勝手に解釈していて、そのたびに気持ちを切り替えるようにしています。ブラームス・パートはただただフラットに、曲に自分を溶け込ますイメージで弾くようにしました。(Aruta)

これまた俺が実は大好きなローテンポで重たい感じな曲でレコーディング、スタジオで合わせるのがとても気持ちいいですね!(Shuji)

9. Brown Trout

きっと曲名にマスの名前をつけたのは GYZE とシューベルトだけかと(笑)。本気で釣りばかりしてた時期にそろそろ作曲しなきゃな〜なんて思いながら千歳川に立ってたんです。もし今日ブラウントラウトが釣れたらブラウントラウトって曲を作ろうと決めてて、釣れちゃったので速攻帰って1日で作りました。歌詞は外来種に対する内容でもあるんだけど実は現代を生きる人々に向けたものでもあります。自分の居場所ってなんなのかな? ってゆうそんな疑問をぶつけてみました。ギター・ソロはまさに千歳川が広がるようなパーッとグッとくる感じです。(Ryoji)

コレはあれですね。THEりょーじ。タイトルに始まり、細かめのリフからお馴染み進行のBメロ、サビはバルログ。GYZEというよりりょーじを詰め込んだ感じ。コレはライヴでノリやすいんだろーなー、けど俺らは難しい。ただただ難しい。要リハーサル!(Aruta)

ズッシリとしたビートに綺麗なメロディ。特に後半のギター・ソロが見事にマッチした今回のアルバムで最も気に入ってる曲です。(Shuji)

10. Frozen Dictator

氷の独裁者ってゆうのがタイトルの直訳。煌びやかなイントロから疾走しまくってサビで和とも捉えれるメロディ。ユニゾンで三味線の音とファンの合唱も収録されてます。メンバー、スタッフの間でも好評な曲ですね。最初この曲がリード・トラックになる話も出てたくらいです。(Ryoji)

コレは新世代のオタク・ソング! 2016年の2月からいい続けてます! サビに某シューティング・ゲームの匂いを感じませんかw? この曲を通して GYZE を聴くこととはクールなことだ! ってのを伝えたいです。ベース的にはとにかく前後の繋がりを意識して。盛り上がるとこで盛り上げるように。(Aruta)

まさに曲名どおりに雪、冬、氷の景色が似合う綺麗なメロディで疾走感のあるビートで今回一番キャッチーな曲だと思います。(Shuji)

11. Northern Hell Song

タイトル・トラックですね。イントロのリフ後のメロが大好きです。中盤のメロなんかも特に日本人ならではで、焼酎のCM的な物悲しさがあります。もともとブラック・メタルと呼ばれるようなものにしたかったんですけど結果的にはそうはならなくて GYZE だな〜ってなりました。最後にイントロのメロが長調になるあたりもドラマ性があって好きです。Let's see good future with us!(一緒に良い未来を見よう)の最後のセリフは GYZE が最も伝えたいことです。(Ryoji)

珍しくラフな段階でりょーじに相談された曲。ゆえに展開とか結構練られてます。最後の最後、メジャー・コードで終わるあたりは前作の「菜の花(Nanohana)」にも使われた手法ですが、今回はコレにセリフまでついている。わかりやすい未来に向けての解決になっているかと。ベース的には鬼のダウン・ピッキング!(Aruta)

とにかくテンポ200のツーバスが続くのでめっちゃ大変でした。(Shuji)


12. Snow〜Upas〜

雪がチラチラ街頭に照らされて落ちてゆくような雰囲気で、アルバムの締めくくりにもってこいのインスト曲。実はメインのメロディは1曲目の「Pirates Of Upas」の元となったフレーズでリピートしたときにハッとしてもらえたら嬉しいです。(Ryoji)

13. Bonus Track:Moonlight Sonata

楽聖ベートーベンの三大ソナタの中から月光大三楽章のデスメタル・カバー。本編にも入れたいくらいだったんですが、テーマに沿わないのでボーナス・トラックに。超絶曲ですね。ライヴで演奏するのが待ち遠しくもあり少しドキドキもしそうな曲。ギターのみならず各パートかなり大変な曲で、ベースのAruta君はピアノの左手パートを演奏してます。Shujiの超絶ドラムも言わずもかなと……。中盤にオリジナルにない僕のオリジナル・フレーズも組み込んだり、楽しく制作した曲でした。※スコアたぶん販売されます。(Ryoji)

これはねぇ。曲もらって明日までに録って! って言われた曲w 基本的にはピアノの左手だけど、ところどころで4フィンガー使ったり遊んでる曲。立って弾く際身体が壊れそうな曲……私チビなので……w(Aruta)


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ローチケHMV-邦楽・K-POP|2017年03月24日 (金) 12:00




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