【インタビュー】浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS

2017年01月20日 (金) 18:00

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

浅井健一が、また新たなバンドを始動させた。ベースに元NUMBER GIRL の中尾憲太郎、ドラムには海外のシーンでキャリアを積んできた小林瞳と、腕の立つミュージシャンふたりを迎えた3ピース、その名も浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS。先行シングル『Messenger Boy』に続いて、彼らの初のアルバム『METEO』がリリースされる。暴力的なまでの激しさと少年のままの純真さを併せ持つ、浅井健一というあまりに魅惑的なロックンローラーの人間像そのもののような、危うくも優しく美しい1枚だ。メンバー3人に話を聞いた。
インタビュー・文:鈴木宏和

--- まずは、浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS 結成までの経緯を聞かせていただけますか。

浅井:去年の3月ぐらいにソロ・アルバムを作るために動き出して、メンバーを探してたら、SHERBETS のベースの仲田君が瞳ちゃんのことを知ってて、「すごく素敵なカッコいいドラマーがいるよ」って教えてくれた。それで声をかけてリハーサルしてみて、グルーヴが自分にバッチリだと思ったからドラムをお願いした。その後、僕のマネージャーが、昔からの知り合いだった憲太郎を紹介してくれて、3人で試してみて、すごく自分に合うと思った。そこから始まったんだよね。

--- おふたりは、お話があった時、率直にどう思いましたか?

中尾:率直に、最初はビックリしました。ねぇ?

小林:はい(笑)。

中尾:めちゃくちゃビックリしましたよ。最初は僕も浅井さんと面識がなかったので、なんか怖そうだなみたいな印象もあって、ちょっと構えてしまいましたね。

小林:私は浅井さんの印象が理由ではなく、一緒に音楽ができるということにビックリしました。

--- 実際に会ってみて、印象は変わりましたか?

中尾:僕自身ちょっと舞い上がってたからなあ。緊張もして、あたふたしてたんで、それを気付かれないようにするのに必死で。気付かれてたかもしれないですけど(笑)。

小林:私もすごく緊張してたんですけど、とても優しい方ですし、楽しめました。

--- 浅井さんは、最初の音合わせの時点で、すぐに大きな手応えを感じたということですね。

浅井:うん。「すごいな」「ああ、いいな」って思ったところから始まったね。でもやっぱりアルバムを1枚作ってみんことには、わからない部分というのは絶対あるから。で、もうアルバムもできたんだけど、それで自信が持てたね。

--- 曲は、この3人で一緒にやることが念頭にあって、できていったものなのでしょうか。

浅井:昔からあったフレーズ、眠ってたフレーズを甦らせた曲も多いんだけど、この3人だから完成させることができたっていうのはあるね。やっぱり、この3人だからこそ表せる世界というのがあるから。SHERBETS は SHERBETS で、あの4人でしか表せない世界というのがあるから。それは、音を出す人間によって出てくるものが違うからだって思うな。

--- 早くもアルバムまで完成したわけですが、それは創作意欲に一気に火が点いたということなのでしょうか。

浅井:うん、スイッチがね。まあ、毎回スイッチはオンになってんだけど、久々な感覚だったかな。1ヶ月間、すごく集中して曲を作った時期があって。何だろうね、あれ。不思議だね。すごくやる気になるというか、燃えるんだよね。曲の原型があったものを完成させるために、あらゆる想像力を働かせて歌詞を書いたり、構成を考えたり。

--- アルバムを聴かせていただいて、僕は今すぐライヴが観たくなりました。

浅井:うん。ライヴはすごく楽しいと思うよ。

--- ご本人たちは、どんな作品に仕上がったと?

中尾:シングルのほうは、テンポ感の良さと強さが出てて……でも「Rat Party」ではそれだけじゃない、水面下に広がる根っこの広さというか。で、アルバムのほうは、もっと多岐にわたるというか。表に出る部分はシングルで、アルバムでさらに深みが出る感じになってる……って、何言ってるかわかんないな(苦笑)。

浅井:いや、わかるわかる(笑)。

小林:シングルもアルバムも全部の曲が、まあロックというジャンルに入るんでしょうけど、曲が個性的というか、いろんなジャンルが混ざった感じで。バンドって、曲が似てきてしまうじゃないですか。それがないと思いました。

浅井:うん、そうだねぇ。そこなんだよね。アルバム1枚、最後までカッコいいなと思わせられるかどうかなんだよね。

--- 浅井さんの書く歌詞にも、すごく引き込まれてしまいます。音からイメージが湧いてくるのですか?

浅井:そうだね。コード進行とかメロディが先なのが、ほとんどだから、その世界観から想像を膨らませて、一生懸命作る(笑)。想像力だね。あと、自分が置かれてる状況が歌になっちゃう時もある。世界に対する自分の考えだとかさ。

--- マス釣りの話を、ここまでカッコよく歌えてしまう人は、なかなかいないと思います。

浅井:マス釣り、面白いよね。こないだ行ったんだ。ちょうど、秋田のほうでクマが人を襲ったっていう事件があって、行く道中で「クマが出るんじゃないの」とか言ってさ、みんなでビビってたの。

--- その時のことを歌っているんですか?

浅井:その前に、歌詞はできてたから。

中尾:えっ?あの曲って、想像のマス釣りなんですか(笑)?

浅井:それはもちろん、川釣りに行ったことはあるよ。何回も。

中尾:ああ、なるほど。

--- 「Messenger Boy」の歌詞は、自分でストーリーを作っていくような感じで書かれたのでしょうか。

浅井:うん。その時の気分で、ばあ〜って書いた感じかなぁ。なんかね、ぽろっと口から出てきた言葉をそのまま書いて、そんで、人間は所詮やりたいことが決まってるみたいなことを歌ってんだけど。


--- たとえば「細い杖」に出てくる女の子なんかは、実在する人物なんですか?

浅井:あれはね、本当。東京に出てきて、デビューした当時に、山手線に乗っとって。

--- そうだったんですね。

浅井:うん。そんで、歌詞を書いてる時に突然思い出しただけなんだけど。だから、リアルなこともたくさん書いてるよ。


--- ご自分の詞を書く能力に対しては、どんなふうに考えているのでしょうか。才能は自覚しています?

浅井:いやぁ、そんなことはなくて、たまにすげえのが書けるから……ビックリする。

一同:(笑)。

中尾:でもなんか、浅井さんと普段接するようになって、「あ、これって本当に浅井さんの日常なんだな」って感じることが多々あるんですよ。こないだ浅井さんの家に行った時に、「あー、アロマテラピーの小瓶があるわー」って。

一同:(爆笑)。

--- 僕はわりと浅井さんと世代が近いんですけど、BLANKEY のころから、この人はいったい何を食べているのかなとか、考えていました。

浅井:こないだテレビに出た時も、そんなことばっかり聞かれた。「スーパーに行くんですか?」とか、「買い物カゴが似合いませんね」とか。

--- スーパーは行くんですか?

浅井:行くよ全然。スーパー好きだもん、俺。スーパーってなんか、平和じゃん。すごく好きだけどね。ほっとするというか。

--- コンビニも行きます?

浅井:コンビニも行くに決まってんじゃん(笑)。ラーメン屋も行くし。

--- ラーメン屋も?へ〜。

浅井:当たり前だわ。ラーメンぐらい食べたいわ(笑)。

一同:(爆笑)。

--- アルバム・タイトルの『METEO』には、どんな意味合いや想いが込められているのでしょうか。

浅井:俺たちがある日、突如として現れて、世間が騒いでくれるといいなと思ってさ。

--- まさにそうなりそうですね。2017年年明けから全国ツアーも始まりました。

浅井:うん。無の境地まで行ってみたいな。

--- 無の境地までっていうのは、過去にもそう何度もないですか?

浅井:ないね。この3人での演奏にもだいぶ慣れてきてるし、一番初めから最後まで、すっげえライヴをやりたいけどね。

中尾:僕は曲を作ってる段階から、なんかこう……衝動的というと今やチープな感じもしますけど、ライヴも想定しながら、まあ浅井さんが言った無の境地というか、フィジカルも満足できるようなイメージは持ってるんで。そういうものがどんどん身体に馴染んできて、出せるといいなと。

小林:楽しみたいですね。そしたらきっと、お客さんにも伝わるんじゃないかと思うので。

作品情報


浅井健一& THE INTERCHANGE KILLS
ALBUM『METEO』

<収録曲>
1.Messenger Boy
2.朝の4時
3.細い杖
4.Cosmic Wonder Bowler
5.LA
6.Fried Bird
7.何あせってんの
8.魔術師
9.フルサト
10.マス釣り
11.Finish Field
(全11曲)

通常盤は3月8日(水)全国CD店にて発売

通常盤:CD(11曲)

METEO

CD

METEO

浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS

価格(税込) : ¥2,916

発売日: 2017年03月08日


初回限定盤はライブ会場 / SEXY STONES WEB SHOP にて発売中

初回限定盤:CD(11曲)+ DVD(初ライブ映像他)+ステッカー(浅井健一デザイン)


シングル 発売中

初期衝動を強く感じさせるバンドサウンド

Messenger Boy

CDシングル

Messenger Boy

浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS

価格(税込) : ¥1,404

発売日: 2016年10月05日


ツアー情報


浅井健一& THE INTERCHANGE KILLS
METEO TOUR 2017

1月6日(金) 名古屋BOTTOM LINE
1月7日(土) 大阪Shangri-LA
1月12日(木) 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2
1月14日(土) 仙台MACANA
1月15日(日) 郡山CLUB#9
1月21日(土) 札幌cube garden
1月28日(土) 福岡DRUM Be-1
1月29日(日) 別府COPPER RAVENS
2月3日(金) 岡山IMAGE
2月4日(土) 広島セカンド・クラッチ
2月9日(木) 京都磔磔
2月10日(金) 和歌山CLUB GATE
2月18日(土) 松本ALECX
2月19日(日) 静岡UMBER
2月23日(木) 東京LIQUIDROOM



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