【インタビュー】DevilDriver / Dez Fafara

2016年05月10日 (火) 18:15

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Coal Chamber解散後、フロントマンのデズ・ファファーラが独自のスタイルを追求するために始めたバンド、デヴィルドライヴァーが7枚目のアルバムをリリースする。とうにベテランの域に達していながら妥協することなく、自らの音をストイックに求め、孤高の存在であり続けているデヴィルドライヴァー。 バンドの要でありフロントマンであるデズにインタビューした模様を紹介しよう。
――前作の『Winter Kills』が全米32位を記録しましたね。これはバンドにとって過去最高のチャート・アクションですが、反響はいかがでしたか?

デズ・ファファーラ(以下、デズ):純粋にファンと自分自身に対して捧げる作品を作った結果だから、うれしいよ!

――『Winter Kills』がリリースされたのは2013年で、そのあと再結成したCoal Chamberのツアーや新作の制作に時間を費やしていましたよね。さらに平行してデヴィルドライヴァーの作品の制作もしていたとなると休む暇がなかったんじゃないですか(笑)?

デズ:ハハハ、俺は芸術に身を捧げることが大好きなんだ。俺にとっての芸術は音楽だから当然のことだよ。『Winter Kills』を出したあと、デヴィルドライヴァーを1年半休ませるってことになった。12年の活動期間に6枚のアルバムをリリースして、その間もずっとツアーに明け暮れていたからね。俺はその休養期間を使ってCoal Chamberの限定的なツアーと、新作『Rivals』を作らないかっていうオファーに乗っただけだよ。本当にいい時間だった!

――ファンとしてはとても気になるところなのですがCoal Chamberの活動は今後も続いていくんでしょうか?

デズ:いや、Coal Chamberという過去の良い思い出を懐かしむのも悪くないけど、今の俺にとって本命の彼女は間違いなくデヴィルドライヴァーなんだ(笑)。だから、これまでと同じようにデヴィルドライヴァーの活動がメインになるよ。

――いつくらいから『Trust No One』の制作に入りましたか?

デズ:2年前から曲を書きはじめたんじゃないかな。1年半くらい前からバンド・メンバーと作業に入ったとおもう。22曲を書きあげて、最終的に13曲を完成させて38分のアルバムを完成させたんだ。

――ということはCoal Chamberの作品と同時進行で制作していたんですか?

デズ:いいや、俺には2つのバンドの作品を同時に作るなんてことはできない。完全に分けて作業していたよ。俺は作品のリリースに関係なく常に音楽を作っているタイプの人間だけど、そこはしっかり分けないとうまくいかないんだ。

――常に日常的に音楽を制作しているんですか?

デズ:もちろん!実は今朝も自宅スタジオで曲を書いていたんだ。

――噂通りの仕事人間ですね!

デズ:いやいや、あくまで仕事を楽しんでいるだけなんだ(笑)。それがあるから家族との時間も楽しめるとおもっている。エクストリームなヘヴィメタル・ビジネスの世界で生きていると、そういうバランスを一番大事にしないといけないんだ。

――3人のお子さんがいらっしゃるんですよね?

デズ:あぁ、18歳、21歳、24歳の息子がいるよ。彼らは母親をリスペクトして家族を誇りにおもってくれている。素晴らしい子供たちだね。

――数年前にギターを練習しているとインタビューで答えていましたが、曲作りはギターで行っているんですか?

デズ:ギターは手にはするけど曲を書くことはしないよ。自分のことをギター・プレイヤーとは言わないな。このバンドには俺よりはるかに素晴らしいギタリストがいるからね。どちらかというと俺はアレンジに関わっている。何がデヴィルドライヴァーらしい曲か、そうじゃないかって判断できる耳は持っているからね。


――今作はどういうスタイルで制作したのでしょうか?

デズ:他のメンバーから音のデモが届いたら、方向性を見極めながらアレンジを詰めていくことが多いね。俺は2,3曲ずつヴォーカルを録音していくスタイルじゃなくて、目の前にアルバム用の曲が全て揃ってから一気に録るのが好きなんだ。作曲に関しては、マイク、ニール、オースティンの3人がメインで、作詞は俺が全て書いているよ。

――今作の歌詞のテーマはなんでしょうか?

デズ:裏切り、復讐、怒り、愛について書かれているよ。いろんな感情が『Trust No One』には入っている。アルバム本編の最後の曲“フォー・ホワット・イット・ワース”は、俺が初めて妻に書いたラブ・ソングなんだ。

――『Trust No One』というタイトルに込めた意味はなんですか?

デズ:簡単に言うと、“安易に人を信じるな”、誰かを、何かを信じる前に一度冷静になって周囲の状況を見渡すことが重要だってことさ。俺の家の冷蔵庫に“Question Authority”って記されたでかいステッカーが貼ってあって、それは“権威・権力を安易に正しいと思って信じてはいけない、鵜呑みにしてはいけない”というメッセージを持つスローガンなんだ。これをそのままアルバムタイトルにしてしまうのはクールじゃないから、同じ意味をもつ『Trust No One』にしたってわけさ。

――今作の制作中、これまでと違う何か新しいことにトライしていますか?

デズ:俺達は同じようなアルバムを2度作るようなことはしない。次のアルバムではまた違うものを作るってことをずっと続けてきている。今作は攻撃性がさらに増しているとおもうし、メンバーチェンジによって生まれたポジティヴでフレッシュな空気も感じるね。俺達は“カリフォルニア・グルーヴ・マシーン”なんて呼ばれることがあるんだけど、『Trust No One』はこれまでの作品よりもはるかにグルーヴがあるとおもう。新ドラマーのオースティンの凄まじいドラミングも大きく貢献しているね。

――2014年に行われた初来日公演、私は見逃してしまったのですが本当に素晴らしいショウだったそうですね。ヘッドライナーのテスタメントを凌駕する内容だったと言う人もいました。

デズ:その言葉はうれしいけど、ここは謙虚にならなくちゃね。テスタメントは俺達よりはるかに歴史のあるバンドだし、俺がリスペクトしている存在なんだ。俺にとってのベストアルバムは彼らの『Gathering』だしね。来日する予定は今のところないんだけど、日本にはいいメタルフェスがあるって聞いているから、フェスティヴァルに出演するのもいいアイデアだとおもうね。

――日本での思い出はありますか?

デズ:観光でお城を訪れたとき、ある自動販売機で9,000円のお釣りを受け取り忘れてしまったんだ。そしたら、それに気づいた日本人が俺のことを1時間近く探し回ってくれて、お辞儀をしながら手渡してくれたんだよ! 俺たちは日本に住むべきだなって妻と話したくらいマヂで感激したよ。アメリカじゃ絶対に起こりえない話だからね。また来日したいって心からおもっているよ!

取材・文:澤田修
Photo by Ben Hoffmann



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