【インタビュー】浜田麻里

2016年01月13日 (水) 17:00

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【浜田麻里 スペシャル・インタビュー / By Sweeet Rock Aki】

女性ロックシンガーの先駆けであり、今なおトップで輝き続ける浜田麻里
実力は言わずもがな、しかしそれだけではここまで生き残れない。

30周年を迎え、更にパワフルな圧巻のステージパフォーマンスを観ても、もはや別次元の人間である。
何が彼女をそうさせるのか、どんな事を考え、どんな未来を見ているのか、新作「Mission」にその答えが詰まっている。

一足早くその内容に触れてみた。
インタビュー会場には、深々と頭を下げられて入って来られた。
--- まずは30周年おめでとうございます!節目を迎えられ、今回の新作がまた新たな節目への一枚目になると思いますが、いまの心境をお聞かせ下さい。

浜田麻里(以下、浜田):ありがとうございます!そうですね、30周年を皆さんに盛り上げていただいて、より自分に対する現役感というか頑張らなきゃなという気持ちが芽生えました。気持ちとしては前向きにどんどん戦って行きたいところに来たので本当に有難いと思っています。そんな気持ちで作った「Mission」というアルバムは、理想を高く持って「Mission」というタイトル通りある意味使命感みたいなものを持ちつつ、しっかり作りました。
出来上がったばかりなので、まだその感覚の中にいて、客観的にはなれていないと思うのですが。

--- 今おっしゃっていただいたように、とてもアグレッシブな内容になっていますね。何か特に意識された点などはございますか?

浜田:毎回そうなんですけど、自分のクリアしたい合格ラインみたいなものはおぼろげながらあって、そこを超えて行く曲を作らなくてはいけないですし、いただいたものの選曲もそうですし、その後のアレンジ等も本当に緻密にやって行きますので凄く高い理想を持ってトライしました。
基本はハード系なんですが、音作りに関してはモダンハードというキーワードがありました。前作は凄くダークな感じのヘヴィサウンドを作ったのですが、今回はより突き抜けたテクニカルさと言いますか、ミュージシャン同士が競い合うというかそういう凄いプレイを堪能していただきつつ、現在の私にしか作れない新しいハードサウンドを目指しました。

--- モダンな感じというのは凄く感じました、古臭い感じは全くない音作りだと思います。

浜田:ありがとうございます。

--- 多彩なゲスト陣でお馴染みの顔ぶれも何人かいらっしゃいますが、彼らはもはや、バンドメンバーというイメージでしょうか。

浜田:基本はもうアメリカ人でも日本人でもファミリー的なお友達というか。
私のバンドという形で皆さん、参加して下さっています。ライブのメンバーも皆さんそうです。

--- バンドっぽくやりたい感じでしょうか?

浜田:そうですね、やっぱり自分の好きな傾向の演奏をしてくれる、尚且つ人間性ももちろんと考えて行くとどうしても同じ人になってしまうんです(笑)
それが結果的にファミリーに見えてくるという感じですね。初めての人たちもいるんですけどね。

--- 初めてという事ではビリー・シーン氏の参加ですよね。先ほどおっしゃっていたように、よりテクニカルな部分で彼の起用をされたんですか?

浜田:そうですね、アグレッシブな演奏をベースでもしていただきたいなと人選しました。

--- 彼が参加した経緯はグレッグ・ビソネット氏のご紹介でしょうか?

浜田:一番初めはどうだったかな?そうですね、多分そうだったと思います。
トータル的に仕切ってくれているエンジニアがおりまして(Bill Drescher)、ビルとは20年くらいのお付き合いなので彼が窓口になってくれていますけど、実際はグレッグあたりに声をかけて、だと思います。
ビリーさんに関しては、前作でも弾いてもらおうとすでにコンタクトは取っていて、前作のスケジュールも押さえていたりしたんですが、他のミュージシャンとの兼ね合いがあったりもして。
ずっと長く一緒にやっている方たちなので、新しいミュージシャンが入ってくるとちょっと(笑)今回はたまたまうまく状況が作れたので。

--- タイミングも全てうまく合ったということなんですね。

浜田:はい、そうです。

--- キーボードにはVOW WOWの厚見さんも参加されていますね。

浜田:厚見さんは30年振りで、本当にお久しぶりだったのですが変わらぬプレイをしていただきました。

--- 30年ぶりにやろうとなったのはなぜですか?

浜田:キーボーディストもほぼ決まった人たちになっていた中で、ちょっとバラエティ的なものが欲しかったですし、曲調も厚見さんにぴったりだったので連絡してみました。

--- また、ベテラン勢の中で凄く新鮮なのが若井望さんの参加なのですが。
前作での彼の曲、「Crimson」はファンにはすでに人気のあるナンバーだと思いますが、今回も楽曲、プレイヤー、またトータルサウンドディレクションまでされていますね?


浜田:私は一人で仕事をして、一人でアメリカに行って、そういう仕事のやり方を長くしてきたものですから、スタッフもエンジニアもみんなびっくりしていますね(笑)
私よりも若い世代の人と密に仕事をし始めたということにまだ驚きがあると思います。 まずは若井くんにここ数年プレゼンをしていただいていて、「Crimson」とか「Get Together」とか、良い曲を書いていただいて。
彼のそのやる気というか、積極性が凄いんです、押しが(笑)そこが凄いなと思って。
凄く感覚が似ているというか。
耳も良いですし、ジャッジの仕方も。良い意味でも悪い意味でも私は完璧主義と言われるんですけど(笑)そういうところも似ていて。
逆にいい加減な事もしないとわかったので(笑)任せられるなと。

--- 信頼ができるのですね?

浜田:そうですね、まず音楽に対する情熱や純粋さに私が刺激を受けたというか。
やっぱり何枚も何枚も重ねて今まで作ってきたものですから、今回の制作の期間だけ見てもちょっと精神的に停滞する時期とかやっぱりあるんですね。
そういう時に彼の積極性で「やらなきゃ!」と思える、そのくらい引っ張ってもらったので感謝もしてます。

--- 前作「Legenda」は、まだ若井さんデビュー前だったと思うのですが、そんなにぐいぐい引っ張る方なんですね?

浜田:あの頃も熱さは感じていましたけど(笑)まだお会いした事もなかった中で楽曲提供と、メールのやり取りだったのですが、とても熱い長文メールをいただいて(笑)
その後もずっと曲を作って聴かせてくれたり、メールのやり取りをして、コンサートを観に来てくれて舞台裏で話をするようになって。でも親しくなったのは今作からです。

--- 彼とのコラボは浜田さん自身にとって良い刺激になられているのですね?

浜田:はい、制作の終盤にアメリカにも一緒に行ったんですけど、いつも一人だったので寂しかったのですが良い相談相手ができましたし、実際に音の部分でも彼の得意とするモダンハードさというところでアドバイスしてもらったり、エンジニアと3人で作り上げた感じです。
もともとは彼がミックスの現場を見たいと言ったんです、どうせ来るんだったら手伝って!という話になり、初めの3日間だけベーシックサウンドとかでアドバイスをして下さいという事だったんですが、最後までずっと居たんです(笑)
凄く頑張ってくれて、居てくれる事によってより良くなるとわかったので。

--- メンバーの選出やプロデュースなど、今作でのこだわりなどありましたらお願いします。

浜田:音の部分はよりテクニカルで、皆さん聴いた方々が圧倒するようなアレンジにしたいと思いました。
デビュー当時は、ヘヴィメタルクイーンと呼ばれて、それを全うするようにしっかりアルバムを作ろうと頑張って作って。
もちろん気に入ってはいますが今から見るとまだ幼さの残る自分が作っていたハードアルバムでしたね。
今はちゃんと大人になった自分がしっかり理想を持ってハードサウンドを作り上げたいというひとつの「ミッション」として作りました。

--- プロダクションが本当に素晴らしい作品になっていますね。そのあたりも全部ご自身で?

浜田:はい、もちろん若井くんや岸井さんのプレゼンの段階から完成度が高く、その後の改良も手伝ってもらってますので彼らの個性もたくさん出てきてると思いますが、それをまとめていくのが私の仕事ですね。
「Mission」のひとつの意味に「天職」という意味があって、歌うことは天職だとずっと思ってきましたし、幼い頃から歌ってきましたので実際やっとこの歳になって一生を賭けたんだと皆さんにわかってもらえるようになったので、ちゃんとした言葉に出来るかなと思って。

--- 歌う事がご自身の使命だとおっしゃっていますものね?

浜田:そうです、歌を通して何かを伝えて行く事の使命を持って産まれたんじゃないかという気持ちはあります。

--- シンガーだけではなく、プロデュースや楽曲創作にもかなり比重を置かれていますが、その時のご自身が反映されていらっしゃるものですか?

浜田:はい、私みたいな作り方だとどうしてもそうなりますね。その時の時代背景とか風潮とか流行とかに対する自分のスタンスとか見方みたいなものは出てきちゃいますね。
無意識でも出てしまいますね。

--- アルバムごとに、その時のご自身が出ているということですね。

浜田:そうですね。

--- レコーディングでは、メンバーの音作りなどにも関わられるのでしょうか?

浜田:もちろんそうです、最後のミックスダウンもしっかりやりますし、マスタリング作業まで突き詰めてやります。

--- 例えば、ここのギターソロはもっとこういう音が欲しいとかまでですか?

浜田:もちろんです、ダビングももちろん基本的には全部、直接のディレクションをさせていただきながらやっていきますので。

--- 今回もご自身の楽曲が7曲も収録されていますが、創作にはどんな事から刺激をインプットされているのでしょうか?

浜田:特に具体的にこれってものはないんですよね、自分の中に溜まってきた素養が基本だと思いますね。
あとは自分がどんな音楽性でいたいか、どういうスタンスで居たいか、立ち居地で居たいか。
流行を追う事はないですが、多少はその時の、いま自分が何をやればカッコイイか、わかってもらえるかなというものを加味しながらですかね。

--- どんどん出てくる訳ですか?

浜田:そうです、自然にそうなります。自分でも不思議なんですけど、ヘヴィなサウンドを背負ったシンガーとしてデビューして、その後自分の成長に沿って色んな風に音楽性も少しずつ変わってきたりして、そして今、原点回帰とは少し違うのですが、同じハードサウンドに戻ってきた自分がいるって事が時代背景や自分の意識がそうさせたのかと思いますが、自分でも不思議に感じます。

--- 昔からのジャパニーズハードロックを聴いてきた人にとっては、ゲストとはいえ、各パートに伝説的な方がいらっしゃいますが、ご自身もその一人であるというお考えはありますか?

浜田:いえいえいえ(笑)でもそうですね、長くやってきましたのでそうありたいなと思いますね。
皆さんをリードしていけるような作品や意識、気持ちはあります。

--- ラウドパークやサマソニ、TV出演などによりさらに注目を浴びていると思いますが、それは今回のアルバムにどのような影響をあたえましたか?

浜田:やっぱり「やらなきゃ!」っていう気持ちがより強くなりました。
30周年という事で皆さんへのプレゼント的なと言うとおこがましいですが、フェスやTVに出ました。
フェスはやってみたいなとずっと思ってましたが、TVはずっと否定的な気持ちでいたんです(笑)
でも30周年でかなり冒険をしまして、一大決心でしたが、結果的に爪あとを残せる形で終われたのでやってよかったなと思いますし、また私の事を思い出してくれた人たちもたくさんいらっしゃったみたいで、よりコンサートへ来て下さるお客様も増えて嬉しく思っています。
なので、より良いものを作らなきゃなというプレッシャーも(笑)

--- ラウドパークは私も拝見したのですが、フェスのタイムテーブル表が浜田さんだけ日本語表記だったんですね、外国人の観客がそれを読めなくて今のアメージングなシンガーは誰だ?という声があったほどでして、知らなかった方たちは圧倒されていたようです。

浜田:良かったです!ああいうフェスはリハーサルが全くないんです、モニターチェックもなくて。ステージ上というか耳の中は凄い状態で。

--- 周りの音は聴こえていらっしゃらなかったんですか?

浜田:ほとんどモニターは出来ていなくて、自分の耳も一週間くらい鼓膜がおかしくなっていたくらい。やっと戻ってきたところです、まだちょっと影響あります。

--- そうだったんですか!観てる側は全くそんな風には感じませんでした。ステージでの演出などもご自身のアイディアでしょうか?高崎さんの飛び入りは話題になりましたね。

浜田:そうですね、細かい照明プランや舞台セットなどはスタッフにアイディアを出していただいてという感じですが、音楽的な事は自分でやりますね。
セットリストを作って、今回は高崎さんかな?とか(笑)自分でやっています。

--- 今回のアルバムのジャケット写真はカルフォルニアのマウントシャスタで撮影されたとのことですが、ここを撮影場所に選んだ理由は?

浜田「Mission」というタイトルをいつもお付き合いしている女性カメラマンさんに伝えたところ、彼女がリコメンドしてくれた場所なんです。
なんでもスピリチュアルな場所らしくて、パワースポットらしいです。たしかに身が洗われるような雰囲気がありました。

--- アルバムタイトル、「Mission」はご自身にとって、どのようなミッションでしたでしょうか?

浜田:自分の今まで溜めてきた事と、精神を試すような制作期間でした。

--- どのくらいの期間で作られたのでしょうか?

浜田:ちょうど1年強です。秋くらいから創作を始めて、年頭くらいにミュージシャンにコンタクトを取って、レコーディングは春からですね。

--- 休む間がないという事ですね?出来たらまたツアーをしてまた作って、という感じですね。

浜田:ツアー中は出来れば創作はしたくないですが(笑)
結構、私はTVなども含めて人前に出ていかないので休んでいるように思われがちなんですけど(笑)、実は全然そうじゃなく。

--- それだけお忙しい時間を過ごされている中で、少し女性目線での質問になりますが。
実際にお会いしましても本当にお美しくて、特に以前から思っているのですがお肌がとても綺麗でいらっしゃいますよね。体調管理など含めて気をつけている事などありますか?


浜田:いえいえ、今日はちょっと肌荒れしていて恥ずかしいなと思っていたんです(笑)
食事はある程度バランスよく、自炊もしますし。あと最近はスロージューサーにハマっていまして(笑)毎食飲んでいます。凄いヒットです(笑)

--- 毎朝とか決めて飲んでいらっしゃるんですか?

浜田:夕食前には必ず飲んでいますね、朝は時間があればです。

--- 一人の女性として、歌に捧げた人生を振り返ってみていかがですか?

浜田:はい、若干寂しいですね(笑)
そうなんだなと自分でもこの歳になると噛みしめますよね(笑)
アルバムでデビューしたのが20歳なんですが、15歳からプロで一生懸命歌ってこの歳になりましたから。
本当に一生を捧げちゃった感じです(笑)

---でも今、Happyでいらっしゃいますか?

浜田:はい!!

---20歳くらいとおっしゃっていましたけど、私が初めて麻里さんを拝見しましたのはTVだったんです。「MUSIC WAVE」という日比谷野音でのフェスだったんです。私もずっとハードロックが好きでしたので、そこに女性が出てきたというのはまだまだ当時は珍しかったのですけど。やりにくかった事とかご苦労された事などありましたか?

浜田:デビューした頃は、デビューとは言え、歌はしっかりと子供の頃からやっていたものですから、あえてパワフルで洋楽っぽいハードサウンドを背負ったソロシンガーとして自分がデビューしてみんなもっと驚いてくれるかと思ったのですけど。
色々な意味で凄く壁がありました。デビューの仕方は音楽は当時の年齢としてはしっかり作っていたのですけど、売り方のキャッチコピーが「麻里ちゃんはヘヴィメタル」という半分アイドル的なイメージを持っていて。まず、まがい物と思われるというか。
自分の意思ではなく、企画の中でデビューしたみたいなイメージでしたね。そこをまず払拭しなくてはいけないなと。
「MUSIC WAVE」は、私にとっても凄く印象深くて、あれで本当に全てが変わったと言っても過言じゃないくらいです。
それまでは本当にバカにされて、あれでたまたまトリで盛り上がったシーンをTVで伝えた事によって凄く変わりました。
その頃ですね、やっとヘヴィメタルクィーンと言われるようになったのは。それまではヘヴィメタル界のアイドルという言われ方でしたけど、やっとあの頃に認めてもらえて。

---未だにあの映像はハッキリと覚えています。

浜田:あれ本当はトリではなかったんです、44MAGNUMは私よりも後にデビューしていて多分EARTHSHAKERもそうなんですけど、まず男の人の世界だったので私はトリとかいう話ではなくて。今だから言えるんですけど(笑)あの二つのバンドがどっちがトリをやるかで凄い喧嘩になったんです(笑)当日のギリギリのところまで(笑)
それで仕方ないので麻里ちゃんだったらいいよ、みたいな感じに両方がなって(笑)
両方の間を取る形になって私がたまたまトリになったんです。

---凄いエピソードですね!

浜田:でもそれが凄い盛り上がって、お客さんの反応が良くて盛り上げて下さって。
それで本当に変わりました。
やっとそのあたりにヘヴィメタルクィーンという形で認めていただけるようになって、アルバムもガーンと売れるようにはなったんですけど、そうするとより多くの方に聴いていただきたいとスタッフも考えますよね。ヘヴィロックファン以外の皆さんにも聴いていただこうと、プロモーションする際に、逆に今度は「どうせヘヴィメタルでしょ?」みたいな、ラジオでもかけにくい、扱いにくいみたいな感じがあって。そこが第2の壁でした。

---前任者がいませんでしたものね?

浜田:もちろん、カルメンマキさんとかいらっしゃったんですけど、もっと違うイメージでしたからね。

---デビューしたら急にイカツイ連中ばかりの中で、こんな世界に自分は来てしまったみたいな感じはありませんでしたか?どんな心境でしたか?

浜田:全然そんなことはないです、高校生の頃からプロとは別のアマチュアバンドでハードロックバンドを始めていたので。
その頃から、ベースのてらちん(寺沢功一)とか横関敦くんとか同世代で高校生の頃からの友達なので(笑)
ハードロックをやりたいという気持ちでいましたし、デビューしてからどうってことではないんですけど、ただ関西の方たちが多かったのでそのパワーは「おぉっ」って思いました(笑)

---関西の勢いってやはり言葉とかもありますよね、トリがどっちだみたいな喧嘩みたいなときとか(笑)

浜田:直接、喧嘩したのは見てないです(笑)多分、マネージメント同士だと思うんですが(笑)
44MAGNUMもEARTHSHAKERもお友達でしたので、怖いとかはなかったです。あの頃はやっぱり関西が盛り上がってましたので東京もんの疎外感みたいなものは多少ありました。

---アイドル的な売り方をされていた頃、浜田麻里さん、本城未沙子さん、早川めぐみさんの3名が皆さんイニシャルH.Mというヘヴィメタルで出てこられましたよね。あの時は、どんな心境でしたか?

浜田:正直、あんまり嬉しくなかったですね(笑) 私、本名なので(笑)
今でもよく言われるんですけど、私は本名だから企画ありきじゃないんだけどなぁと毎回思いますが(笑)、今もお友達ですよ!
未沙子ちゃんの方が私より半年アルバムは早かったんですけど、その前からブームの中で誰を先に出すかみたいな戦略だったのかなと。
私がその中で一番年上だったので、どちらかというと妹的な目で他のシンガーを見ていました。

---LOUDNESS「THUNDER IN THE EAST」の30周年で盛り上がったり、80年代のバンドの勢いというか、再び波が来ていますが最近のシーンの盛り上がりについてはどう感じていますか?

浜田:あんまりわからないんですけど、LOUDNESSについては直接聞いてはいるのでたしかに一時期よりは皆さんやる気を持たれて良い状況だなと。
世界的なツアーもされていますし凄いなと思います。皆さんが切磋琢磨して若い世代へお手本となるようにやって行ければいいなと思います。

---また昔みたいなジャパニーズハードロックのフェスなんかがあるといいですね、またトリを取り合ってしまうかもですが(笑)

浜田:もう大人だから大丈夫じゃないでしょうか(笑)

---最近は若いバンドもたくさん出ていて、女性のハイトーンヴォーカルとか聴かれたりしますか?

浜田:全くない訳ではないですが、本当にあまりわからなくてすみません。ただ私の曲をカバーしてくれているとか、そういうものは一応聞かせていただいたりはありますが深くは知らないんです。でもやっぱり嬉しいですよね、好きだと言って下さったり、目標にしてもらえるのは。

---麻里さんに影響を受けたシンガーはたくさんいらっしゃいますが、ご自身が影響を受けた方はいらっしゃいますか?

浜田:凄く誰かを好きになって、その人ばかり聴いていたという経験はあまりなくて。子供の頃から自分が歌うって事がまずあったので。
憧れとかって感じではないんですが、強いて言えばアン・ウィルソンとかパット・ベネターとか。自分がハードなサウンドをやりたいと思った時にこういう人たちもいるんだ、と聴いたりしたので、そういう意味では影響を受けてますね。
私の頃は女性でロッカーだともっとハスキーで男性的な歌が当たり前という感じでしたし、もともと私は綺麗な声だったので自分がハードロックをやれるのか多少悩んだりした事もあります。喉を潰そうと思ったり。でもアン・ウィルソンみたいに綺麗な声でもああいうパワフルな歌が歌えるんだという事を知り勇気が出ました。

---20年、30年と長年のファンの方がとても多いと思うのですが、未だに皆さん「麻里さん」ではなく「麻里ちゃん」と呼ばれますよね?そこは女性として嬉しかったりしますか?(笑)

浜田:はい(笑)恥ずかしいですけど嬉しいです(笑) 同じくらいの世代の方は男女とも「ちゃん」ですね、バンドメンバーもそうです(笑)

---自分を見つめ直すといいますか、自分の歌心を鼓舞するときに聴く作品などはありますか?昔から好きなものとか。

浜田:ないんですよねー。人の作品を執着もって聴くということがないんです、CDもほとんど買わないですし。
音楽をやっているので、耳ダンボ要素はありますが熱狂的に好きになった人とかなくて寂しい感じはあります。
子供の頃から仕事をしているので、日々の仕事が実践的に積み重なってきて今に至る感じですね。

---この後、「Mission」のツアーもあるわけですが、先ほどのLOUDNESSのようにアメリカツアーなどはお考えですか?

浜田:今のところ特にはないです。高崎さんなんかは「やればええやん」とよく言ってますけど(笑)まだまだ周りの状況に限界がありますので。
でもあらゆる可能性は否定せずに活動して行きたいなとは思っています。

---いつかはあるかもしれないって事ですよね?

浜田:年齢的に大丈夫だったら(笑)

---喉のケアはどうされていますか?

浜田:空気の汚いところは避けるとか基本的なケアは子供の頃からしてきましたね。
あとは、喉周りとお腹の筋肉は落とさない事が一番大変ではありますね。メンテナンス的に発声をやっていく、特にツアーが決まるともうあまり時間がなくて焦ってきますが少しずつ筋力を戻していくトレーニングをしてます。

---最後になりますが、アルバム「Mission」やツアーについてファンの皆さんにメッセージをお願いします!

浜田:本当に一生懸命作った、今の私の理想に沿った作品になりましたのでじっくり楽しんで好きになっていただけると有難いなと思います。
今後も志を高く持って、後世に何かを残して行けるように活動をして行きたいと思っていますので末永く宜しくお願いします。
コンサートツアーも頑張りますので皆さんいらして下さい!

---本日はありがとうございました!


いやはや、なんてストイックな方なのでしょうか。
ここまで自分自身を見つめ、理解し、使命感を持った姿勢、そして美しさ。
「美」とは、「人生そのもの」だと思う。
内面、外見、そして生き方、それが人生であり「美」ではないだろうか?
何かに一生を捧げられる事は素晴らしい人生であり、浜田麻里は本当に美しい方だった。
同性ファンが多い事も納得、終始にこやかで優しく丁寧な対応には本当に恐縮でした。


Text / Sweeet Rock Aki

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