『ザ・ビートルズ1』爆音試写会に行ってきた

2015年12月01日 (火) 09:50

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11月6日に発売された『ザ・ビートルズ1』を爆音で聴く、「『ザ・ビートルズ1』5大都市同時爆音試写会」がZepp札幌、Zeppダイバーシティ東京、Zepp名古屋、Zeppなんば大阪、Zepp福岡の各会場で開催された。

東京会場となったZeppダイバーシティ東京では試写会の前にトークショーが行われ、10歳の頃、ホワイトアルバムをリアルタイムで買って以来のファンというサエキけんぞうさんを司会に、「ビートルズに一番ちかい記者」として、元ミュージックライフ編集長の星加ルミ子さん、そして若い世代代表として東大ビートルズ研究会ABBEY ROADの3人がゲストとして登壇し、世代を超えたビートルズ話に花が咲いた。

今回の『ザ・ビートルズ1』のサウンド面に関して、サエキさんは「21世紀の今、しかも2015年を越えても良くなり続けているというのが凄い。出せば出すほど音が良くなってる」とし、星加さんも「ビートルズの音楽は普遍性を持っているのもありますが、いつ聴いても新しいし、50年経っても新しい」と絶賛。

また画質については、東大ビートルズ研究会メンバーの女子学生が「ポールが好きなので、高画質で見ることが出来てうれしい」と言うと星加さんも「若い人と話が合ったわ」とし、「ポールは本当に可愛い」と両者は意気投合。「ヘイ・ジュード」でのピアノを弾きながら歌うポールのカメラ目線の話題で盛り上がった。

とりわけ観客から反応があったのは、星加さんによる当時のビートルズ取材裏話だ。
1965年当時、星加さんは気合いを入れて着物でインタビュー。その姿を見たジョージ・ハリスンは飛んでやってきて、着物に触りまくり、「なんでこんな太いベルトをしているんだ、このスリーブはなぜこんなにロングなのか」と強く興味を示したことや、ジョン・レノンは日本に行くことがあったら相撲レスラーに会いたいと言っていたことなど語ってくれた。 また、4人はざっくばらんな性格で表裏がなく、スターというより、隣に住んでいる男の子達みたいで、レコーディング後のスタジオの中で行ったインタビューも気づけば3時間も経っていたほど話がはずんだそうだ。

しかし、当時の敏腕マネージャー、ブライアン・エプスタインは非常に力があり、彼らは一年中ツアーを続け、殆どホテルで缶詰め状態で過ごしていた。言いなりになっていた状況に飽き飽きしていた頃、ビートルズが来日している。星加さんは、彼らが日本から帰る前の日に泊まっているホテルに行った時のエピソードも明かしてくれた。

「どこからかジョンがやって来て、ジュースを持って「さあさあ、みんな、ビートルズはこんなに金を稼いだんだ。いつこの金を使えばいいんだい?ビートルズ解散、解散」と言って乾杯のグラスを掲げたのです。あまりの唐突な言い方に、その場にいたみんなが一瞬、シーンとしたのですが、その後すぐに冗談だとわかると盛り上がってね。日本の公演関係のスタッフもたくさんいましたけど、その中でブライアン・エプスタイン1人だけ笑ってなかったの」

来日後のツアーに同行した時の話もちょっと衝撃だ。
1966年のツアーで、星加さんは大きな都市の公演だけついて回った。中でもNYのシェア・スタジアム(シェイ・スタジアム)は強く記憶に残っているそう。8万人ほど入る野球場で、ニューヨークじゅうの警官がいたのではないかと思うほど、ステージの回りをぐるっと囲んで警備していた中でのことだ。 「演奏が始まると3階席から人間が降ってくるんですよ。え!と驚いて見たら、最初からそれを見越して各階にセーフティ用のネットが用意されていました。豆粒くらいにしか見えないビートルズに少しでも近づきたいためなのでしょうね。翌日の新聞に事故があったという記事は一切なかったので、大丈夫だったみたいです」
そんな観客の行動を見て、びっくりしたメンバーは演奏を中断したり、歌詞を間違えたりしたため、この時のシェア・スタジアムの映像は公式にはリリースされていないそうだ。


そんな 貴重な話が盛りだくさんのトークショーはあっという間に終わり、続いて『ザ・ビートルズ1』の爆音試写会がスタート。600-650インチ相当、SONYの4KプロジェクターSRXT615が新たに導入されたZeppの大スクリーンでの高画質上映、ライヴ・ホールのサウンド・システムで爆音上映は想像以上の迫力だ。 まずは、巨大に映し出される4人の姿に目は釘づけ。特にカラーの映像の美しさは、まるで昨日撮影されたかのようなリアリティさに驚きだ(ポールの目と肌がきれいだ!)。もちろん、サウンドも凄まじい。家庭用サウンドシステムでは体験できない、輪郭がくっきり見えるような音像と腹に響いてくる低音に驚愕。中でもオーディエンスを前にしたスタジオ・ライブ映像は、まさに目の前でパフォーマンスしているかの如き臨場感で、途中客席から拍手が起こるほど。そして大画面だからこそなのかもしれないが、初期のミュージック・ビデオでのおちゃめでいたずらっ子のような4人の表情から、グループの解散が近くなった時期のメンバー同士の視線の動きまでもくっきり見てとれ、MV集とはいえビートルズのドキュメンタリー映画を観ているかような気分になった。

何度も目にしていたつもりのビートルズの映像なのに新たな発見、新たな感動を呼び起してくれた爆音試写会。今回は『ザ・ビートルズ1』のディスク1に収録された全27曲が上映されたが、ぜひディスク2の残りの映像も合わせた爆音試写会開催も期待したい。

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