【連載】松室政哉の「ためらいシネマ」第二回:ジュラシック・ワールド

2015年08月30日 (日) 10:00

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP , ローチケHMV - 映画・TV

シンガーソングライターの松室政哉です。この度、ローチケHMVさんで大好きな映画について語る場を設けていただきました。実は僕は学生時代には年間約300本を観てきたほどの映画好きでございます。僕にとって映画鑑賞は趣味の域を越えて、曲作りにおいて大きな影響を与えてくれるインスピレーションの源でもあります。ある時は一観客として、ある時は同じ作り手として思ったことを書かせていただきたいと思います。映画の素晴らしさを少しでも皆様に届けられることを願って…。
今回ご紹介する作品は「ジュラシック・ワールド」です。

「ジュラシック・ワールド」


第1作目「ジュラシック・パーク」が公開されたのが1993年。
僕は1990年生まれなので、3歳の時。
もちろん、その年にリアルタイムで劇場では観た記憶はないが「ジュラシック・パーク」は当たり前のように知っている。恐らく「ジュラシック・パーク」を知らない人を探す方が難しいくらいだろう。

そして今年、1作目から22年ぶり(前作からは14年ぶり)に最新作が公開された。
その名も「ジュラシック・ワールド」。
日本でも映画館は連日の満員状態。今年最大のヒットは間違いなさそうだ。期待に胸を膨らませて、僕は公開初日に映画館へ。長い時間を経ての新作ということで、僕の中で今回の作品に対するハードルは上がり切っていたのだが、それを軽々と越えてしまった。

素晴らしい。
その一言に尽きる。

「ジュラシック・ワールド」は開園を迎え、1日に2万人以上が訪れる人気テーマパークに成長している(あんなことがあってよく開園できたな!※詳しくは過去3作を参照)。運営会社はさらなる来場者数アップを目指すため、遺伝子操作によって新種の恐竜「インドミナス・レックス」を創り出すことに成功する。しかし、凶暴な「インドミナス・レックス」が檻から逃げ出してしまったため、園内はパニックに陥る…といったストーリー。

人間を次々と襲う「インドミナス・レックス」。
映画が進むにつれて少しずつ映し出されていく容姿は、リアルでただただ恐ろしい。映画はここまで来たのかと実感する。もちろん他の恐竜たちの性格や、特性を表した動作や容姿も素晴らしい。最新のVFXは恐竜を描くためだけにあるんじゃないかと思う程だ。

圧倒的な恐竜たちの名演技(?)だが、俳優陣も負けていない。
パークの運営責任者を任せられたブライス・ダラス・ハワード演じるクレアは、利益だけを考える堅物人間かと思わせつつ、危機に直面し成長していく姿は人間的で愛おしい。クリス・プラット演じるオーウェンは、凶暴なヴェロキラプトルを調教する訓練を日々行うパークの管理人。パークの誰よりも恐竜の恐ろしさを知り、そして恐竜に愛を持って接している。そして忘れてはいけないのがニック・ロビンソン演じるザックと、タイ・シンプキンス演じるグレイの兄弟。叔母であるクレアに案内してもらうはずが、彼女が多忙のため二人で園内を周ることになる。恐竜好きの弟グレイがはしゃぎ回り、思春期の兄ザックは地元の彼女にメールするため終始スマホを見ている。そんな二人が後半、危機に立ち向かう姿は感涙モノ。

ネタバレになるのであまり言えないが、クライマックスの恐竜の大狂宴はまさに恐竜版アベンジャーズ。どうにかしようと頑張ってきた人間たちも、もはや黙って見つめることしか出来なくなってしまう。このシーンは今作のハイライトといっても過言ではないだろう。

この物語に登場する恐竜たちは人間の手によって蘇ったものだが、遠い昔、確かにこの地球上に存在し、長い歴史を刻んできた生き物。それに比べれば我々人間の歴史はとてつもなく浅い。その短い時間で人間は高度な技術を持ち、豊かな生活をし、あらゆる理由で争いを起こす。

この地球上では、人間は”非・自然”なものなのかもしれない。
だからこそ、恐竜という”自然”を目の当たりにした時、きっと我々はただ呆然と立ち尽くすことしか出来ないのだろう。
文:松室政哉
松室政哉 最新作

とてもあたたかくて素敵な1枚。

オレンジ EP

CD

オレンジ EP

松室政哉

価格(税込) : ¥1,500

会員価格(税込) : ¥1,380

発売日: 2015年07月01日

購入不可

松室政哉 profile


1990.01.04生まれ
シンガーソングライター
2014年にオフィスオーガスタが主催する夏のイベント「Augusta Camp 2014」にオープニングアクトとして出演。 この日からLIVE会場限定CD「オレンジ」を販売開始し、ステージでのパフォーマンスを見た観客がCDを求め長蛇の列を作る。
以降各地のライブで販売を続けたCDは発売から8カ月で生産分を完売。
完売と時を同じくして2015年3月、その限定CDの表題曲「オレンジ」が" BRAND REUSE NANBOYA"CMソングに抜擢され、CMを見た視聴者から問い合わせが殺到。
それを受け、同CMソング「オレンジ」や"ぐるなびウエディング”WEB CMソングの「何でもない毎日」など、珠玉の5曲を詰め込んだCD「オレンジ EP」を自身初の全国流通盤として満を持してリリース。

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