HMVインタビュー: DJ Duct

2007年4月23日 (月)

☆『BINDWEED』発売記念インタビュー!



これこそが真のストリクトリーヒップホップ。驚異的なワン・ターンテーブルライブにより、道場破りスタイルで瞬く間にクラブシーンにその名を刻みつけた規格外のヒップホップDJ/プロデューサー DJ Duct

ジャジーでファンキー、ドープかつスリリング。J-LiveFat Jon、そして大阪ヒップホップシーンの雄 土俵OriginからIndenらを迎え、圧倒的なインパクトをもって、多様化したヒップホップを丸ごとひと飲みにする「本物の超大作」がここに完成!

そんな作品を完成させたDJ Ductさんにお話を伺ってみました!

 


Interview with DJ Duct


まず今作『BINDWEED』が完成してリリースに至った、ご自身の 率直なご感想をおねがいします。

DJ Duct(以下:D): アルバムとしては、<Libyus Music>からの初のリリースなので、いい意味で力みました。作り手が言うのも変ですが、まさに『力作』です。今回は、<Libyus Music>を後ろ盾に制作のみに全精力を注ぐことができました。素晴らし い制作環境を与えてくれた<Libyus Music>、ミックスやマスタリングを手がけてくれたleno君、ありがとうございました。


タイトルの『BINDWEED』は何を表しているのでしょうか?

D: 『BINDWEED』の和訳は植物の『ヒルガオ』で、そのままの意味で す。




DJ Duct  『BINDWEED』
01."Bold Bluff" 
02."Knockdown"
03."The Depth" feat. J-Live
04."Snarl Beats"
05."Gin"
06."Verve"
07."Secret Weapon" feat. Fat Jon (Five Deez)
08."Gentle Insanity"
09."Sing n’ Spin"
10."Biscuit"
11."Crazy Crawl"
12."Bindweed"
13."Zanzoh" feat. Inden (土俵Orizin)
14."Sweetness"
15."Wake-Up Call"
16."Wind Runner." feat. R
17."Starry Night"
18."Distant Wave"





音を聴かせていただき思ったのが、楽曲のサンプルやビート、楽曲の展開に至るまで、非常にバラエティ豊かで、どこか映画のサントラなどを思わせるようにも感じました。ご自身の中で今回のアルバムはどのようなコンセプトでつくりあげられたものなのでしょうか?

D: 明確なコンセプトを意識して作ったわけではありません。今回のアルバムは『狙って打った』のではなく『無心で振った』結果であり、無心で振る、その一振り一振りに日常のライブで得られた衝撃や感動が込められていると思います。ただし、収録曲を絞り込む段階ではアルバムとしての全体のバランスに特に配慮しました。  


今回のアルバムにはFat Jon、J-Live、Inden、Rという4人のラッパーがフィーチャーされていますが、彼らと繋がったキッカケ、そして参加に至った経緯を教えてください。

D: Fat Jon、J-Liveは、大好きなMC/Producerでしたので、レーベルにお願いして共演が実現しました。Rは、Chimp BeamsのMarihitoさん経由で知り合い、お互いの作品を気に入り共演に至りました。Inden君は、そのライブに感動し、共演をオファーしました。  


同じく<Libyus Music>よりデビューしたwoodblueさんも唯一シンパシーを感じるアーティストとしてFat Jonを挙げられていたのですが、そんなFat JonをDuctさんからみて共感すると思うところはありますか?そして、逆にFat Jonのここがスゴイ!っていうところはありますか?

D: 彼が常に前進、進化を意識していることに共感します。そして、彼が前進し、進化し続けているという事実がスゴイと思います。


ちなみに、Fat Jon関連の作品で1番好きな作品はなんですか?


D: 「Dope - B.E.A.T.」です。

Five Deez 「Dope - B.E.A.T.」(2000年)<Dimensia Recordings >
※扱いはありません




差し支えなければ、今のご自身をつくりあげたといえるような楽曲を挙げていただくことはできますか?可能でしたらその理由も教えてください。

D: 特定のアルバムや曲を挙げることは難しいです。人生が音楽漬けになるきっかけ、音楽を生業にするきっかけ、節目節目に多くの曲がありました。それら全てが今の自分の糧になっていると思います。そして、そういう曲たちは今もライブで使っています。


ライブでの、ワン・ターンテーブル、フットペダル、サンプラー、エフェクターというスタイルはどういったことから生まれたものなのでしょうか?

D: 自分の表現したい音に必要な機材を使用しています。結果として、ターンテーブルは1台になりました。


音作りにおいて"ライブ感覚"というものを強く意識されていますか?

D: 自分の音楽活動の中で、ライブは非常に大きな存在です。 ライブ感覚は、無意識に意識されてる?と思います。


Ductさんにいつも刺激を与えてくれる存在、出来事とは?

D: 日本各地でのライブ、特にその土地土地でのいろいろな人たちとの出会 いです。特に、神戸の新世代の勢いは刺激を与えてくれます。


今後の予定について教えていただけますでしょうか?

D: アルバムのリリース後にリリースツアーを行う予定です。ツアーのスケジュールはこちらのサイト(http://www.libyus.com/blog)にて随時、告知していきますので是非、見てみて下さい。


『BINDWEED』を手に取ろうとしている人に向けてのコメントを お願いいたします。

D: とにかく聴いてみてください。気に入ったらライブへもどうぞ。


ありがとうございました!!


協力: Libyus Music 




☆関連インタビューリンク 
42007年2月 woodblue
42007年2月 Eliot Lipp
42006年12月 Riow Arai
42006年5月 Force Of Nature

☆関連リンク 
><Libyus Music>オフィシャルサイト

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