HMVインタビュー:Tujiko Noriko

2007年1月22日 (月)

☆『Solo』発売記念インタビュー!






ここのところの彼女のコラボ作、Riow Araiとの 『J』、そして青木孝允との 『28』、そしてソロ作 『Blurred In My Mirror』以来となるオリジナル作品 『Solo』。

そのコラボレーションを経てリリースされる作品は、ジャケで描かれている世界観とはうらはらに悲壮や心の闇を描き出したかのようなものを感じる作品です。

そして本作リリースを控え、Tujiko Norikoさんにいろいろとお話を伺うことが出来ました。

 


Interview with Tujiko Noriko


まず今回のタイトルについてお聞きしたいのですが、2005年のRiow Araiさん、AOKI takamasaさんとのコラボレーションを経た上での『Solo』という意味でしょうか?

Tujiko Noriko(以下:T):そういう意味もあります。何かの映画で見たけれど、ドイツ人の人が、なぜか車で中国の草原に来るのね。見事に地平線の彼方まで誰もいなくって独りぼっちで、車はエンストだし。にっちもさっちもで腹が立って車から降りる。だけど誰の目も気にしなくていいから急に気分盛り上がってきちゃって凄い勢いで一人で変な踊り始めるの。

私はそういう一人パーティー的な盛り上がりをしばらく忘れていたか必要としてなかったんだけど、小さい頃から誰も見てないと分かると一人でショーをやったりしてたから(みんなそうかもね)、そういうのやっぱり思い出して、好きだなあと思って、それで作ったのがこのアルバムです。






左から 1.Riow Araiとのコラボ作品 RATN 『 J 』/2.AOKI takamasaとのコラボ作品 AOKI takamasa + Tujiko Noriko 『28』



前述の2人とのコラボレーションは、今作に対して何か影響は与えましたか?

T:反動。良い意味で。


『Solo』で表現されている音と詩の世界観は"心の闇や悲壮"を描き出したようなイメージが浮かびました。実際、ツジコさん自身はは本作をどんなテーマでつくりあげた作品なのでしょうか?

T:終わりがあるのに始まってしまうようなありがちなハッピーサッド。バカ!?


逆にジャケットに描かれているのは明るく突き抜けているように感じたのですが、こちらのジャケットの解説をおねがいします。

T:女の子が一人でうっとり夢中になっちゃってて光まで出てきています。 私が近年目にしたものには、音が響きそうに綺麗なサラッとしたものやハンドメイド 的な可愛らしいデザインとかが多かった。そういったものが余りにもつま らなくって、もうこういうボテッとしたのを大喜びで作りました。デザインの仕事、 引き受けますよ。。。連絡待ってます。





Tujiko Noriko  『Solo』

01.Magic
02.Sun!
03.Ending Kiss
04.Let me See Face
05.Saigo No Chikyu
06.Gift
07.No Error In My Memory
08.Spot
09.In A Chinese Restaurant

Bonus Track for Japanese
10.普通の日 (Video)





"自分をつくりあげた作品"というテーマで、アルバムを3枚あげ ていただくことは出来ますか?その理由も教えてください。

T:批判が飛んできそうですが、私はそれほど色んな曲、アルバムを聴いてないんです。 なのでとても浅い情報の中から今日は2つ選びました。


左から 1.Toro Amos 『From The Choirgirl Hotel』(1998年) / 2.Pita 『Get Out』(2002年・廃盤)

あとは曲単位で坂本龍一さんや荒井由美さんやRussell Haswellさんやショパン etc..、色んな映画。あと高校の時の音楽の先生のピアノ演奏がとても好きでしたやっぱりこういう時に挙げるものは最近聴いたものじゃないですね。


お子さんがお産まれになったとのことですが、そのことによって音楽との向き合い方に変化はありましたか?

T:産んでからはまだ作ってないので分かりません。聴きたいものは変わりません。 たまにでもいいから子供がとても好きになれる音楽、作りたいです。




☆Tujiko Noriko 作品 



左から 1.Tujiko Noriko 『Shojo Toshi+: 少女都市+』(2006年)/2.Tujiko Noriko 『Blurred In My Mirror』(2005年)/3.Tujiko Noriko 『From Tokyo To Naigara』(2003年)




最近の日本人アーティストの作品を聴かれたりする機会はありますか?もし気になるアーティストがいたら教えてください。

T:最近のアーティストはてんで知りません。今度日本に行った時に探します。教えて下さい!


最後に、今後の活動について教えていただけますか?

T:RATN、今度はRiow Araiさんの方がメインで曲を作って第2弾。 あとは今年こそsister iodine,discomのlionelとアルバム?レコーディングは済んで るのに。。あとは、もう映画です。映画を作っています。映画音楽も興味ありますね。


ありがとうございました!



協力:Nature Bliss




☆関連リンク 

>2006年12月 Riow Arai 『Survival Seven』 リリース時のインタビュー

>2006年10月 AOKI takamasa 『PARABOLICA』 リリース時のインタビュー

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