sgt.&good music!-cross interview-

2006年11月16日 (木)

sgt.&goodmusic!

11月15日にスプリット作品『Sggmt!!』をリリースした期待の若手ポストロック系バンド"sgt."と"good music!"。この2つのバンドにそれぞれ同じ質問をぶつける。というインタビューを敢行!

Sggmt!!
Sgt. / Good Music!/Sggmt!!

11月15日発売
ジャズやクラシック、さらにエモからの影響を感じさせるsgt.とテルミン、アコースティックギター、鍵盤による心地いいメロディをエレクトロニカで味付けしたgood music!。アンダーグラウンドシーンを騒がしている両者の珠玉のスプリット!

[回答:sgt.明石] [回答:good music!ミナト]
Q.簡単にバンドの自己紹介をお願いします。
■バイオリン、ギター、ベース、ドラムの4人編成からなる。インストバンド。 ■win a sheep free、めめ、music from the mars、minamo、等で活動中のメンバー5人(ライブでは6〜7人)が集まり、4年程前から都内を中心に活動をはじめたドラムレス&ベースレスなインストバンド。

Q.自分達の音楽を初めての方に分かりやすく説明するとしたら?

■自然。有機物。 ■アコギ、ピアノ、それにテルミンが絡む淡くメランコリックなメロディーの浮遊感によって、風景や情景が自然に目の前に浮かび、いつの間にか聴き手に少しずつ深く染み渡っていくような音楽。

Q.今回このバンドの組み合わせでスプリットを出すことになったきっかけは?

■音楽の到着地点が同じ部分と互いに認知していて、楽曲としての手法が違えど互いが良いと思う曲を出し合えば自ずと良い作品になると思い。 ■それぞれの音の持つ個性や方向性は違うかもしれないけれど、コトバではなく、音で聴き手に何かを伝えることができたら・・・という極論は同じ2つのバンドが1つのCDにコンパイルされるのもおもしろいと思ったので。

Q.ライブの演奏で心掛けていることは?

■観ている方に曲を通して何か想像させるのと、ライブ自体(sgt.メンバー夫々)を観て純粋に楽しんでもらいたいです。 ■自分達の出す音の世界でその空間を創れたら、と。

Q.相手のバンドの『ここはすごい!』と思うところはどこですか?

■繊細な部分。メロディーとメロディーの絡みがクロスオーバーしていくところ。 ■曲が大きくウネり流れていく中に繊細なメロディーが絡んでいるところ。

Q.今回の収録曲について教えてください。どのようなコンセプトで作曲しましたか?

■1曲目の paranoiaは偏執病(へんしゅうびょう)とは、妄想性人格障害という意味なのですが、冒頭の始まりより主人公が異世界に入ってしまい、そこで色々と問題がありながらも、駆け出して脱出するという物語です。2曲目は a vague promise at courtyardは裏庭という意味で、誰にも知られていない、自分だけの庭を表現できればと思いました。 ■「fall」・・・タイトルどおり季節が秋から冬にゆっくり変わっていく風景
「I was born on a ray of sound」・・・the pop groupのとある曲の歌詞の、“自分はひとすじの音にのって生まれた”という一文に強い印象を受けて出来た曲

Q.これからの活動の展望を教えて下さい。

■マイペースにやっていきますが、アルバムのリリースに向けて新曲作りに力を入れたいです。 ■いままでどおりマイペースにやっていきます。

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HMVバイヤーからも続々と賞賛の声!

  「まるで映画のサウンドトラックみたい。音を聴けば、そこには忽然と拡がる見たことのない世界。自然と映像が浮かび上がってくる。圧倒的なライブを見せるsgt.とgood music!がスプリットを出すなんて、願ったり叶ったり。ステキな音をありがとう。いつまでもあなたのそばに置いてほしい永久保存盤!」(HMV千葉ニュータウン 栗田)

  「私の心をくすぐる素敵な2アーティストさんです。 ジャンルも国境も関係なく、洋、邦どちらのファンにも聴いて欲しい〜、そんなオススメの1枚です!」(HMV渋谷 古舘)

  「音の変幻自在、そんなニュアンスが似合うBANDって、最近多く出てきています。でも、このスプリットの音は一味違います。何がどう違うってゆうのは、本当に聴いた人によって意見が違うけど、絶対吸い込まれます。エレクトロ meets EMO?JAM BAND meets EMO?よく使われる言葉「EMO」を芯から理解でき、その音の流れに乗れる人は必聴、そんな音楽、いや、音という表現のほうがいいかな?!」 (HMV横浜VIVRE 石井)

  「sgt.×good music!、両者ともに“ポストロック”という文脈で語られることが多いけれど、この“ポストロック”というのが、ひどく曖昧な言葉であるので、なるほど他に言いようの無い、例える言葉がの思いあたらないこの二つの才能を表現すのには最も適しているのかも。 新しい領域へ踏み出したsgt.、ノイズまでもがコントロールされているかのような完璧なアンサンブルで劇的なカタルシスを迎える壮大なストーリーを創りあげる。
そして、どこか牧歌的なメロディのミニマルフレーズがループされ、そこに有機的なテルミンの音色がからむ。次々と姿を変えるそのサウンドスケープは心地よい眩暈をかんじさせてくれます。」(HMV Digital&Mobile 堀田)