Supercarのその後..
2006年1月11日 (水)
Supercarのその後。それぞれが才能ある個の集まりであったSupercar。1997年9月21日、シングル「cream soda」でメジャーデビューを果たして以来、7年5か月の間に16枚のシングルと5枚のオリジナルアルバムを発表してきた彼らも、2005年2月26日studio coastのライブで解散。
彼らの才能は日本の音楽シーンに確かな足跡を残し、彼らの作品は今後どのように時代が変わろうとも色褪せることはないだろう。天性のポップセンスと卓越したソングライティング、斬新な言語感覚、そしてその独自の世界観は作品をリリースする度に純度と深さを増していった。
常に新たな可能性の追求に向かい、革新的な答えを導き出し、新しい視点から音楽と向き合う新世代アーティストの中でも最も注目を集めたSupercar。
そんな彼らの解散後の活動を追ってみた。
中村弘ニの場合。
ナカコーこと中村弘ニはソロプロジェクトNyntoraとして活動中。リリースとしては、1月27日に3rdアルバム『夜を忘れなさい: 97-03』を変則的なBOX入り3枚組でリリースします。
Supercarの時とはだいぶ違ったサウンドで、個人の世界観を表現しているNyntora。エレクトロニカを全面に押し出したサウンドは、無機質を基本をしながらも、時にポップでメロディアスに変化する。
今作は、1stアルバム『99-00』、及び2ndアルバム『Cosmos』の音源も収録し、さらにその1stと2ndそれぞれのアルバムに未発表曲を15曲収録し、さらにはPVを2曲収録した最新型にして完全版の3枚組アルバムです。最新のアルバムから、過去の作品、未発表曲まで網羅できてしまう完璧な一枚。
Supercarの本質にしてナカコー本人の最もプライベートにしてデリケートな音楽性がここに集約されています。
中村弘ニ参加!
VA / Happy Birthday, John
ジョン・レノントリビュートアルバムです。「Tomrrow Never Knows」のカヴァーでナカコーが参加。ROVOの益子樹がミックスを担当しています。
Kagami / Spark Arts
ディスコテイストのテクノというこれまでのKagamiらしさを保ったアルバム。2曲でボーカルで参加。そのほか、Meg、Kaori、そしてシーナ&ロケッツのシーナなども参加。
いしわたり淳治の場合。
いしわたり淳治は徳島在住の女の子3人組チャットモンチーをプロデュース中。
『Rock'on Japan』では「数年に一度の新生登場」と称され、その音楽性&ライブの評判はすでに高い、このチャットモンチー。その幼稚なルックスとは裏腹に、音はオルタナロック。女の子だけの3ピースで自分たちで作った曲を自分たちで演奏できる。ありそうでなかった、誰もできなかった、実は革新的なバンドである。
1stミニアルバム『Chatmonchy Has Come』は、驚くほどのグットメロディーが満載。オルタナティブかつ普遍的なロックの魅力に満ち溢れた楽曲達ではあるが、その分、ある意味大きな個性を持ったサウンドというわけではない。ぱっと聴いただけでは、普通の人は聞き流してしまう可能性もあるだろう。しかし!やはり彼女達はその辺のバンドとは一歩違う気がする。
聴けば聴くほど染み込むヴォーカル、どの曲もハズレがないクオリティの高さ。彼女達は自然に良いメロディーを作れて、なおかつ自然にオルタナティヴなのだろう。あらゆる音楽を自然に吸収できる世代の新しいジャパニーズ・ロック。そんな輝きに満ちている。
最新作は、3月1日発売の『恋の煙』。彼女達が先天的/奇跡的に持っているオルタナティヴなセンス全開の楽曲は、シーンの期待がさらに確信へと変わるのに十分な内容。今回もメンバーそれぞれが作詞を行うというスタイルは変わらずで、またもそのポテンシャルの高さを証明しています。もちろんサウンドプロデュースはex.Supercarのいしわたり淳治。まずは聴くこと。このバンドは多くの人に聴かれるべきアーティストである。
田沢公大の場合。
タザワ・コーダイとプロデューサー・カナイヒロアキのサイドユニット・aM(アム)として活動中。
エレクトロ、ハウス、テクノ、サイケデリックロック...そんな既存のジャンルをなぞってみても、彼らのサウンドの説明にはならない。ラップトップコンピュータを中心に据えたシンプルな機材から繰り出されるビートの波と呼応は、やがてフロアを包み込み、クラウドを熱狂の渦に巻き込む。
ロックバンドをやっていた人間として、必然的に持っていた「うたごころ」がただのポップミュージックでもなく、ただのクラブミュージックでもないサウンドを聴かせてくれる。2005年のロックインジャパンフェスティバルでDJステージへの出演を果たし、ますます露出も増えてきた彼等。ロックとエレクトリックミュージックの橋をつなぐ貴重な存在として、その動向が注目されている。
最新作は、昨年10月に発売された2ndアルバム『Knewwave』。クールでかつ美しく、ドリーミーなaMの世界観が爆発。いわば「魔法のエレクトロポップミュージック」。スーパーカーの頃からのファンはもちろん、ロイクソップやレイハラカミなどの、歌心を持ったエレクトロビーツを愛する人々には、たまらなくヒットするであろうアイテムとなっています。
フルカワミキの場合。
表立った活動としては雑誌MAQUEEの連載。
中村弘二の場合。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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チャットモンチー
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chatmonchy has come
チャットモンチー
ユーザー評価 : 4.5点 (36件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,760
会員価格(税込) : ¥1,619発売日:2005年11月23日
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