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ヴァント、オットーボイレン・ライヴ!

2005年7月7日 (木)

ギュンター・ヴァント in オットーボイレン
シュトゥットガルト放送響との圧倒的なブルックナー9番

荘厳な中にもロココ様式ならではの美しさが漂うオットーボイレンのベネディクト修道院にあるバジリカ聖堂。日本では、ヨッフム指揮コンセルトヘボウ管によるブルックナー第5番の響きの豊かなライヴ録音で有名になったこの場所で、なんとギュンター・ヴァントがブルックナーの第9番を演奏していました。

 まず驚くのは音質の良さ。機材の優秀さやマイク・ポジション選定の巧みさもあってか、ライヴ録音ながら、同時期のケルン放送響とのスタジオ録音よりも明らかに音質が良く(!)、特に深みのある低音域を軸とした強烈なトゥっティは迫力満点の聴きものとなっています。間接音が豊かなため、管楽器の音も実に潤い豊かですし、また、それゆえブルックナー特有の「休止」もここでは大変に効果的です。

 オーケストラがチェリビダッケ時代のシュトゥットガルト放送交響楽団という点も見逃せないところ。日頃からチェリビダッケに鍛えられていただけあって、ヴァントの厳しい要求にも高い集中力で見事に応え、合奏精度の高さ、アーティキュレーションの統一、ソロの洗練された美しさなど申し分ありません。その性能の良さに影響されてか、あるいはライヴということもあってか、ヴァントのアプローチも、同時期のケルン盤に較べてより表現の振幅の大きなものとなっており、劇的な性格が強まっているのがポイント。第1楽章展開部のクライマックス(13:25〜)など驚くほかない壮絶な音楽です。

 ヴァントの伝記作者でもあるヴォルフガング・ザイフェルト氏が大絶賛する気持ちも十分に納得の見事な演奏といえるでしょう。

ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 シュトゥットガルト放送交響楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

 1979年6月24日ステレオ録音(ライヴ)
 収録場所:オットーボイレン、ベネディクト修道院バジリカ聖堂

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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交響曲第9番 ヴァント&シュトゥットガルト放送響(1979年 オットーボイレン・ライヴ)

CD 輸入盤

交響曲第9番 ヴァント&シュトゥットガルト放送響(1979年 オットーボイレン・ライヴ)

ブルックナー (1824-1896)

ユーザー評価 : 5点 (7件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥2,849
会員価格(税込) : ¥2,479

発売日:2005年08月20日

  • 販売終了

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