R&Bセール4/1午後3時終了！

2005年3月18日 (金)

全ミュージック･ファン待望のR&Bセール開始！

このところJohn LegendやOmarionなど才能溢れる新人R&Bシンガーが出現したり、 UsherやAlicia Keysといったアイドル的要素を持ちながも実力も兼ね備えた実力派のアーティストが続々とヒットを飛ばしています。ヒップホップとの交流も深く、今や世界の音楽シーンのメインストリームを行くR&Bに焦点を当てた、全ミュージック･ファン必見のR&Bセールを開催！R&Bに興味はあるけど何を買っていいかわからないという初心者から、R&Bが三度の飯より大好きというマニアの方まで対応した珠玉のアルバムばかりをご用意しております！期間限定ですので、お買い求めはお安いうちに！
*　ちなみに今回のR&Bセールは、「ソウル」誕生以前の「リズム＆ブルース」ではなく、90年代以降のNew R&Bの作品を対象にしたセールです。

■　R&Bセール対象商品リスト

●　ここ数年の良質R&Bアルバム　⇒　リスト
前述通り、John Legendのデビュー作「Get Lifted」やOmarionのように、今良質なR&Bを聴きたいというリスナーの声が高まっています！そこでhmv.co.jpがアルバム単位で楽しめる、最近リリースの良質R&B作品をチョイスしました。ソングライティングもこなす新人Urban Mystic、プロデューサーとしても活躍しているBrian Mcknight、グラミーを受賞したJill Scott、クラブシーンでも人気のあるAdriana Evans、Missyの申し子Tweetなどなど数多く取り揃えております！

●　メインストリームR&B　⇒　リスト
NJS以降、新しいブラック･ミュージックのスタイルとして確立したR&B。Teddy RileyはBlackstreetを開始、R Kellyは若い才能Aaliyahを発掘、Mary J Bligeらヒップホップ・ソウルの出現、TLCを手がけたJermaine DupriやDallas Austinらアトランタ勢の台頭、Puff Daddy率いるBad Boy一派による判りやすいネタものがヒットするなど、90年代のメインストリームR&Bは怒涛の快進撃を続けます。

90年代後半には、益々プロデューサー・チームが力を発揮、チキチキ・ビートを流行らせたTimbaland/Missy Elliottや、Brandy & Monicaの"Boy Is Mine"に関わったヒット･メイカーRodney Jerkinsなどが現れ、シーンは成熟。実験的サウンドは巷にあふれ、00年代には遂にNeptunesが活躍。さらにR&Bのメインストリーム化は続き、最近は、Beyonceの"Crazy In Love"でブレイクしたRich Harrisonが手がける楽曲のようによりキャッチーで覚えやすい楽曲や、Kanye Westに代表される耳馴染みのよいソウルのサンプリングを使いつつ早回しするという実験的要素も含んだサウンドや、クランク、レゲトン等、フロア受けしやすい楽曲も増加傾向にあります。

●　歌のウマさが肝・本格派！　⇒　リスト
元々はこの手のアーティストが殆どを占めていたはずのブラック･ミュージック･シーンでしたが、90年代に入るとAaliyahやJanet Jacksonのようなウィスパリング系シンガーがヒップホップ・トラックに乗って軽やかに歌うスタイルが人気を博します。それに対し、Kelly PriceやSisqo、Romeなど「うた」に重点を置いたディープな歌い方をする本格派シンガーも続出。彼らの存在は現在のR&Bシーンにも大きな影響を与え、Anthony HamiltonやJoss Stone、Ruben Studdard など、流行に左右されないエモーショナルな「うた」がより求められるようになっています。

●　ハーモニー命　男性ヴォーカル･グループ　⇒　リスト
Boyz II MenとJodeciという全く違い個性を持った男性ヴォーカル･グループの出現により、一大ヴォーカル･グループ･ブームが到来したのが91年頃。ソロでは味わうことの出来ないダイナミックな掛け合いやハーモニーで人々を魅了。その後、Soul For RealやImmatureといったキッズ・グループも活躍。しかし、90年代末からはラッパーとのコラボレーションやシンガー同士の客演が増え、ヴォーカル･グループとしての必要性が薄れてきたのか、低迷期に突入。Boyz II Menは移籍したユニバーサルから離脱するまで事態は悪化。しかし最近、AtlやN2Uといった新人グループがデビューするなど明るい兆しが見えはじめています。

●　キュート＆ビューティフル　ガールズ･グループ　⇒　リスト
R&Bシーンのガールズ・グループを語る上で外せないのがTLCの存在。2シンガー+1MCというヒップホップ全盛期を意識した編成でR&Bシーンを盛り上げ、「Crazysexycool」は全世界でビッグ･ヒット。TLCに追いつけ追い越せと90年代半ばには雨後の筍のように続々とガールズ･グループが登場。淘汰されてしまった中にBrownstoneやXscapeといった良質のガールズ･グループがいたことも忘れがたいです。98年には後のR&Bシーンを牽引するDestiny's Childがデビューし、時代のトレンドセッターに。その後男性ヴォーカル･グループ同様、ガールズ･グループの数も徐々に減少傾向にありますが、溌剌とした若さと瑞々しいコーラスを求める声は今もなお根強く残っています。

●　オーガニック＆ネオソウル　⇒　リスト
95年、D'Angeloがシーンに颯爽と現れ始まったネオ・ソウル・ムーヴメントは、これまでのブラック･ミュージックに多大な影響を与えたといって過言ではないでしょう。完璧に構成された「作られた」R&Bではなく、身体からにじみ出るグルーヴをより洗練させ、ソウルやファンク、ジャズという音楽の持つ黒さを独創的に生み出した彼の音楽は、MaxwellやEric Benetという同タイプのアーティストを引き上げ、さらにバンド･スタイルで新しいファンクを提示したMint ConditionやTony Toni Tone 、圧倒的なカリスマ性を感じさせたErykah Badu、Lauryn Hillでシーンは頂点に。00年代に入るとネオソウルという言葉自体は死語となってしまいましたが、確実に今のR&Bアーティストたちに引き継がれていることは確かでしょう。

●　UK R&Bシーン　⇒　リスト
当初、イギリスのR&Bシーンは、本場US市場と違った独自の進化を遂げていました。90年代初頭はアシッド･ジャズやグラウンドビート、ドラムンベースといったクラブカルチャーの影響を受たものが多かったものの、90年代半ば過ぎからはUS指向のR&Bが多くなる。またSadeのように独自の路線を開拓し、米マーケットに受け入れられるグループも出現。日本ではテレビドラマ効果でDes'reeがブレイク。最近ではUKのグライムシーンから影響を受けたシンガーに注目が集まっています。