Ray Charlesを巡るアーティストたち

2009年4月23日 (木)

DATE:2005年6月8日

Ray Charles「Genius Loves Company」のグラミー最優秀アルバム賞獲得を記念し、Ray Charlesを巡る人々とその作品を特集しました!

下記のジャンルレスなラインナップを見ると、レイ・チャールズの音楽性の幅広さに改めて感服。遺作「Genius Loves Company」だけでなく、旧譜、そしてレイが影響を受け、そして影響を与えてきたアーティスト達の作品を併せて聴くと、アメリカのポピュラー音楽史が自然と浮かび上がってきます。



【News!!】
映画『Ray』主演・Jamie Foxxアカデミー賞最優秀主演男優賞獲得!
...ということで音楽活動もするほど才能豊かなJamie Foxxが参加している音楽アルバムをご紹介。そのうちソロ・アルバムをリリースすることになるかも...?
>50 Cent / Massacre
>Twista / Kamikaze
>Adina Howard / Second Coming




>Ray Charles / Genius Loves Company
グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞したRay Charlesの遺作はデュエット作品。彼をリスペクトするジャンルを超えたアーティスト達との夢の共演が実現!参加アーティストの最新作は下記の通り!

>Norah Jones / Feels Like Home
>James Taylor / October Road
>Diana Krall / Girl In The Other Room
>Elton John / Peach Tree Road
>Natalie Cole / Ask A Woman Who Knows
>Bonnie Raitt / Silver Lining
>Willie Nelson / It Always Will Be
>Michael McDonald / Motown Two
>B.B. King / Reflection
>Gladys Knight / One Voice
>Johnny Mathis / Isn't It Romantic
>Van Morrison / What's Wrong With This Picture?




>Aretha Franklin / Live At The Fillmore West
アレサの71年の名ライヴ・アルバム。この作品にはRay Charlesが"Sprit In The Dark"出参加。8分以上にわたる脂の乗り切った当時の2人の掛け合いは本当に鳥肌もの!バックはKing Curtis率いるKingpinsという超一流のセッション・ミュージシャン。これを聴かないと一生後悔します!

>OST / Blues Brothers
レイが目の見えない楽器店のオヤジ役で出演し話題を呼びました。サントラではブルース・ブラザーズと最高にゴキゲンな"Shake A Tail Feather"で共演。ジョン・ベルーシも亡くなり、キャブ・キャロウェイも亡くなり、レイも...。寂しい限りです。

>Hank Williams Jr. / Major Moves
カントリー・シンガー、Hank Williams Jr.の84年作品にレイが参加。今は亡きJohn Lee Hookerもフィーチャーしてブルース・メロディーを披露。

>Quincy Jones / Musical Biography Of
楽譜の読み書きをRayから教わったというエピソードを持つQuincy Jones。「Q's Jook Joint」「In the Heat of the Night」「Talkin Verve」で共演。クインシーの全ての音楽にはレイの音楽の血が脈脈と流れています。

>Billy Joel / Bridge
レイはエルヴィスより重要なアーティストだと言わしめるほどリスペクトを表明していたビリー・ジョエル。憧れの人との共演"Baby Grand"では見事なかけあいを聴かせてくれます。

>Barbra Streisand / Highlights From Just For The R
国民的歌手バーブラは実はライヴが苦手だったそうで、20年ぶりに一般の観客を前に行ったNYのライヴのダイジェスト版が本作。"Cryin' Time"でレイと共演。レイも素晴らしいがバーブラの声量も見事の一言!

>Willie Nelson / Half Nelson
遺作にも参加、数多くの作品で共演しているウィリー・ネルソン。この2人、3歳しか年が離れていなかったんですね。それだけにレイの音楽葬では「我が心のジョージア」を泣きながら演奏したそう。素晴らしいコラボ曲"Seven Spanish Angels"はC&Wチャート1位獲得。

>Tom Jones / Best Of
1963年のレイがヒットさせた "Without Love (There Is Nothing)"はトム・ジョーンズも70年にカヴァーしチャート5位を獲得した名スタンダード。ジェフ・ベックも出演している映画『レッド、ホワイト&ブルース』で、トムがレイ・チャールズのモノマネをしていたのがとっても印象的でした。

>Ellis Hall / Straight Ahead
ベテラン・ソウル・シンガー、Ellis Hallの記念すべき1stアルバムは、レイがプロデュース!キーボードのアレンジが意外にもモダンだったりする柔軟なスタイルに、彼のこれまでの多様なヴォーカル人生を垣間見ます。

>Nat King Cole / Greatest Hits
レイが影響を受けた歌手、ナット・キング・コール。特に初期のレイの歌い方は彼にそっくりだと言われております。「Genius Loves Company」では彼の娘との共演が実現しました。

>Charles Brown / Driftin Blues
ナット・キング・コールと同じくらいレイが若い頃目標にしていた歌手。チャールズ・ブラウンのほうがナット・キング・コールよりもブルージーでよりレイ寄り。ブルース入門編としてもオススメします。

>Jimmy Lewis / Still Wanna Be Black
この天才ソングライター、ジミー・ルイス手がけたレイの隠れた名盤「Doing His Thing」(69年)というのがあります。ファンキーでブルージーなレイ満載です。CD化してくんないかな...。本作はジミー・ルイスの最高傑作!

>Stevie Wonder / Early Classics
スティーヴィーはデビュー前「Tribute To Uncle Ray」(63年)というアルバムを作るほどレイ信奉者だったそう。特に初期スティーヴィーはレイそっくり。同じような境遇でありながらトップ・スターだったレイに憧れるのは至極当然。

>Donny Hathaway / Everything Is Everything
同じレーベルのダニー・ハサウェイの1st。アメリカ社会の厳しい現実や、黒人の苦悩や誇り、そして神への感謝と純粋な愛を歌い綴ったソウル史に残る傑作である本作には、"I Believe to My Soul"のカヴァー収録。聴くたび、胸が締め付けられます。

>Elvis Presley / Elvis 30 #1 Hits
当時のレイ・チャールズの音楽はいかに衝撃的だったか、計り知れません。その後アメリカの音楽シーンの頂点に立つエルヴィスは1stアルバムでレイの"I Got A Woman"をカヴァー。エルヴィス・プレスリー登場!という邦題にふさわしい作品!

>Beatles / Live At The BBC
60年代、イギリスの若者達はこぞってアメリカのR&Bやブルースに夢中になりましたがビートルズももちろんそう。このライヴ・アルバムでも"I Got A Woman"をカヴァー。ジョージがレイを意識して書いたという"Something"やポールがレイの歌うところを想像して書いたという"The Long And Winding Road"など彼らとレイとの繋がりは深い。

>Otis Redding / Immortal Otis Redding
レイ・チャールズとともにアトランティック・レーベルを支えた最高のソウル・シンガー、オーティス。本作では"A Fool For You"をダイナミックかつ泣き節でカヴァー。

>Booker T & The Mg's / Green Onions
「ブルース・ブラザース」でレイと共演してたんですよね...。アトランティックの後輩である彼らの最高傑作で"I Got A Woman"を粋にインスト・カヴァー。

>Ike & Tina Turner / Proud Mary, The Best Of
女版レイ・チャールズとまで呼ばれたアイク&ティナ・ターナー。男勝りの太い声でブルージーな歌を歌うティナとアイクによるモダンといたなさをミックスしたサウンドは、新しいR&Bのスタイルの象徴でした。

>Solomon Burke / King Solomon / I Wish I Knew
レイチャールズ、オーティス、サムクック等と並びキングソロモンと呼ばれるソロモン・バーク。本作でも"What'd I Say"をアップテンポで熱くカヴァー!

>和田アキ子 / 和田アキ子リサイタル 日劇に於ける実況録音
ご存知「レイちゃん」と呼ぶほど尊敬し親しくしていたアッコさん。レイも歌った"ユ−・ア−・マイ・サンシャイン"を聴くとアッコさんのジャパニーズ・ソウル・シンガーと呼ばれるゆえんがわかろうというもの。

>Southern All Stars / Tenナンバーズからっと
言わずもがな「いとしのエリー」のオリジナル収録。日本ではきっとサザンの曲やってるあのアメリカの有名なシンガーくらいにしか認知されてなかったでしょうが、ホントは桑田がレイを意識して作った曲ってのはファンの間では有名な話ですから!

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

レイちゃんをめぐる人々

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