ロッキン・グルーヴキャンペーン本日15時終了
2005年2月4日 (金)
ロッキン・グルーヴ・キャンペーン始まりました!音への愛に充ちた魂(ソウル)、理知的なグルーヴ、昨今話題の踊れるロックまで最強にファンキーな作品から「濃い」名盤をHMVオンラインがジャンルレスにセレクト!!最大40%オフ!
■ ロッキン・グルーヴ・キャンペーン・リスト
ロッキン・グルーヴ?
なんじゃそりゃ、と思われた方もいるでしょう。グルーヴィーでファンキーなロック、ロック魂を持ったブラック・ミュージック、踊れるロック...と考えていくとどこまでも広がっていってしまうので、ここダンス&ソウルのページでは、ロックとブラックが融合することにより化学反応を起こして生まれた素晴らしいサウンドのことを、勝手にロッキン・グルーヴと命名させていただきます!
もっとわかりやすい例なら、Outkastの「Speakerboxx - The Love Below」か、はたまたMaroon 5の「Songs About Jane」。Jay-ZとLinkin Parkのコラボ作は融合とまでは行かないかな...?兎に角、それまでアーティスト達が吸収してきたブラック・ミュージックとロックをうまい具合にミックスし、全く新しいサウンドとして生まれ変わらせたものが対象です。
かつてブラック・ロックという言葉がありました。
メディアが勝手に作った造語であり、今こういうジャンルの分け方はされなくなりましたが、1960年代のサイケデリック・シーンを再解釈した黒人アーティスト達、例えばJimi HendrixやSly & The Family Stone、Funkadelicといったアーティスト達や、後のLiving ColourやBad Brains、Fishboneらを相称するのにとても便利な呼び方であったと思われます。
彼らより遥か以前、Chuck BerryやLittle Richard、Bo Diddleyらがロックンロールを演奏し、60年代半ばにはElvis Presleyが黒人のブルースを模倣、さらに50年代のブルースとR&Bから影響を強く受けた Rolling StonesやBeatlesといったイギリスの白人の若者たちの作った音楽が米国に逆輸入...と、それまで節目節目でロックとブラック・ミュージックの接点はありました。しかし、最も両者が完璧に混ざり合いエネルギーを放出していたのはやはり60年代末から70年代半ばということになるでしょう。
その時代を最も象徴していたアーティストと言えば、Sly & The Family StoneとJimi Hendrix。ジミヘンについてはロック・ページに譲るとして、ここではブラック・ミュージックとロックを融合させ、新しい黒人音楽、ファンク・ミュージックを創造したSlyをご紹介します。
元々、サブカルチャーの発信地であるサンフランシスコで音楽活動とあわせ、ラジオDJやロック・バンドのプロデューサーをするなど多彩なバックグラウンドを持っていたSly Stone。ベースのラリー・グラハム、ローカルで活躍していたジェリー・マルティーニ(サックス、アコーディオン、ピアノ、ect.)、ジェリーのいとこでドラマーのグレッグ・エリコ、弟のフレディ・ストーンと妹のロージー・ストーン、そして前身バンドThe Stonersから連れてきた女性トランペッターのシンシア・ロビンソンでバンドを結成。その才能を早くも結実させたがのが69年にリリースした「Stand!」です。
当時としては非常に珍しかった人種と性別が混在したバンド・メンバーと奇抜なステージ衣装、そしてR&Bやソウル、ゴスペル、ロックといったルーツや、2年前にリリースされロックの新機軸を作ったBeatlesの「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」から影響を強く受けたサイケデリアなど、Slyの持ちうる全ての音楽を呑み込んだサウンドは人々に大きな衝撃を与えました。
無邪気な"You Can Make It If You Tru"、70年代ファンクのフォーマットとなった"Sing A Simple Song"、13分ものブルース風の官能ソング"Sex Machine"、黒人の誇りについての痛烈なテーマ曲"Don't Call Me Nigger, Whitey"や"Stand"など、ロックにしては熱すぎて黒く、ブルースにしては前向き、ソウルにしては激し過ぎたこの新しいサウンドは、ファンク・ミュージックとして認識され、 アメリカの主流派と呼ばれる人々に「ファンク」とはどういうものかを知らしめたのです。
極めつけは69年8月に出演したウッドストック・フェスティヴァルでした。Sly & The Family Stoneはエネルギッシュで燃えたぎるようなステージを披露し、3日間続いた公演の中で観客を最も盛り上げたのは間違いなく彼らであった。 このようなロック・コンサートが、ジミヘンやスライ、Santanaら当時草分け的存在だった黒人音楽アーティストを白人に広く紹介する場となり、たちまちSlyはブレイク。一躍トップ・スターと肩を並べるまでに至ったのです。
70年、彼らの代表曲であるファンクの金字塔"Thank You"を発表し全米チャート1位を獲得。 この曲は、ベーシストのLarry Grahamがあみ出したチョッパー・ベースという新しいベーススタイルを導入、さらにリズムのタメ方、表と裏の意味を含めたメッセージ性とあらゆる意味で新しいものでした。 "Thank You"リリース後、 ベスト・アルバム「Greatest Hits」をリリース(当時このアルバムにしか"Thank You/Everybody Is a Star"は収録されていなかった)し大当たり。 TemptationsやStevie Wonder、Marvin Gayeといったモータウン勢やフィラデルフィア・ソウル、Curtis Mayfieldといったシカゴ・ソウルにまで、Slyが示した方法論は浸透していこととなります。
しかし、その頃にはバンドは崩壊状態になり、Sly Stoneは「Stand!」から2年半の間、沈黙を続けます。そして、71年10月、突然「Theres A Riot Goin On」(邦題:暴動)を発表。アルバムのかなりの部分を一人で制作したと言われる「暴動」は、聴衆が求めていたこれまでのSlyのような高揚感溢れるサウンドは鳴りを潜め、どこまでも暗く挫折感に満ち、 絶望的で鬱屈したもので満ち溢れた作品でした。
リスナーの中心であった白人の想像をはるかに超える黒人としての真の部分を吐き出しきった「暴動」を最後に(「Fresh」もその傾向はありますが)、Sly Stoneはやがて暗黒の時代へと突入していきます。 かつて頂点を極めたSlyは落ち目と言われるようになり、ドラッグによる奇行は増えていき、後はまるで転げ落ちるかのようにシーンから姿を消していったのでした。
Sly以降、そしてジミヘン亡き後、ロックとブラックの融合はどうなったのか...。
それは後に現れたファンク・バンドへと引き継がれていきます。 ジミヘンがバック・メンバーとして参加していたIsley Brothersは、ジミの存在にも助けられ限り無くロックンロールに近いR&Bを発表し、モータウンを離れてから70年代はR&Bとロックを強く結び付けた重量級ファンク・グループへと成長。James BrownはSlyとは違うブラック・マーケットにのみ向けたファンクを構築(「Sex Machine」)。
そしてGeorge Clinton率いるFunkadelic(ファンク+サイケデリック)が登場。ジミヘンとSlyから強い影響を受けた彼らは、当初はパーラメンツとして演奏していた耳あたりの良い曲を変態ぽくブルース風にアレンジし演奏、ギター主導の尖がったサウンドで主張していました(「Funkadelic」「Free Your Mind and Your Ass Will Follow」「Maggot Brain」)。しかし、「Amerika Eats It Young」からJBズのメンバーだったBootsy Collinsの加入をきっかけに本来のすっきりしたファンク・スタイルへと移行していきます。
他にもアフリカ流のリズム、熱いロックのリフで衝撃的に現れたNYのMandrill、南カリフォルニアのロングビーチ/コンプトン地域で育ったルーツを持つWar、大音量でホーンを聞かせるTower Of Power、Sly & The Family Stoneの初代ベースのラリー・グラハムが結成したバンド、Graham Central Station、メンバー全員がスコットランドの白人であるAverage White Bandといったファンク・バンドたちにSlyのサウンドは受け継がれいったのです。 しかしディスコ・ミュージックが氾濫しだした70年代後半から、相対的にロッキン・グルーヴの波は引き潮状態となっていきます。
ソウル/ファンク最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
Stand
Sly & The Family Stone
ユーザー評価 : 5点 (13件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,650
会員価格(税込) : ¥1,436発売日:1987年07月06日
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販売終了
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輸入盤
Greatest Hits
Sly & The Family Stone
ユーザー評価 : 4点 (7件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,650
会員価格(税込) : ¥1,436発売日:1987年07月06日
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販売終了
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輸入盤
Theres A Riot Goin On
Sly & The Family Stone
ユーザー評価 : 5点 (27件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,650
会員価格(税込) : ¥1,436発売日:1987年01月01日
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販売終了
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輸入盤
Fresh
Sly & The Family Stone
ユーザー評価 : 5点 (12件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,650
会員価格(税込) : ¥1,436発売日:1991年07月09日
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販売終了
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輸入盤
Essential
Sly & The Family Stone
ユーザー評価 : 5点 (6件のレビュー)
価格(税込) : ¥3,960
会員価格(税込) : ¥3,445
まとめ買い価格(税込) : ¥2,970発売日:2003年03月11日
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輸入盤
Precious Stone: In The Studi
Sly & The Family Stone
価格(税込) : ¥2,750
会員価格(税込) : ¥2,393
まとめ買い価格(税込) : ¥2,145発売日:1994年09月27日
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輸入盤
Live It Up
Isley Brothers
ユーザー評価 : 4.5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,090
会員価格(税込) : ¥1,818発売日:2004年02月24日
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販売終了
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輸入盤
Revolution Of The Mind
James Brown
ユーザー評価 : 4.5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,034
会員価格(税込) : ¥916発売日:1993年03月23日
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販売終了
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販売終了
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輸入盤
Maggot Brain
Funkadelic
ユーザー評価 : 5点 (15件のレビュー)
価格(税込) : ¥3,190
会員価格(税込) : ¥2,775
まとめ買い価格(税込) : ¥2,392発売日:2022年05月31日
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販売終了
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販売終了
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輸入盤
Back To Oakland
Tower Of Power
ユーザー評価 : 5点 (7件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,320
会員価格(税込) : ¥1,148発売日:1988年10月25日
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販売終了
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輸入盤
Graham Central Station
Graham Central Station
ユーザー評価 : 4.5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,409
会員価格(税込) : ¥1,914発売日:1996年08月27日
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販売終了
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輸入盤
Awb
Average White Band
ユーザー評価 : 5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,530
まとめ買い価格(税込) : ¥2,403発売日:1995年06月20日
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