レニーニ参加！歌姫Yusa待望の発売！

2005年3月20日 (日)

あらゆるジャンルを消化したキューバ発アーバン・ワールド・ミュージック出現！

近年、このYusaジューサや、Haila Mompieハイラ・モンピエらの出現によって、トローバへの回帰が益々楽しいキューバン・ミュージック。

R&Bやジャズ、ブラジル音楽など海外の音楽に傾倒し、母国キューバの伝統音楽（トローバ）などには無縁だった彼女が、ハバナ最先端のクラブ“エル・ゾロ・イ・エル・クウェルボ”に出演、世界中のサウンドに触れながら改めて母国の音楽を愛するようになり、今では最も期待される現代のトロバドーラと名高い。

ファースト・アルバムYusaで圧倒的なヴォーカルとソングライティング、そして絶品のギター・ワークを披露し、シーンを盛り上げたのも記憶に新しいところ。

そのデビュー作では、トロ－バ(キュ－バ歌謡)やソン、ボレ－ロ等のキュ－バ伝統音楽、さらにＲ＆Ｂ、ジャズ、現代ブラジル音楽他の要素が洗練された形で自然に融合、その規格外のスケールを持ったグローバルなサウンドは明らかに他のものを圧倒していた。

そして今回待望のセカンド・アルバムBreatheが3月に発売決定。この新作では、タイトルそのままに”生”を感じることのできる清々しく優しい、そしてアーバンなコンテンポラリー・サウンドを聴かせてくれる。

もちろん、キューバン・ミュージックを消化したブラジル～ジャズ～R&B...などブラック・ミュージックを包含したYusaジューサならではのクリエイティヴかつ味わいあるヴォーカルはそのまま。

なんとレニーニが参戦！豪華なゲスト陣にも注目！

注目したいのが、豪華なゲスト陣！ブラジルの鬼才Lenineレニーニや、リー・ウィリアム、ケルヴィス・オチョア、セクスト・センティッドが参加！

そしてプロデュースは、デスセメール・ブエノ（Yerba Buena！）、そしてジャズ・ファンク・バンド’インテラクティボ’のリーダーでもあり、前作ではサウンド面に恩恵を受けたロベルト・カルカセス！

あの歌声とグルーヴ、アクースティックな優しいギターの音とメランコリックなハーモニカが最高の時間を運ぶ1曲目からノックアウトされ、何といってもタイトル・トラック’ブリーズ’の美しさはZap Mamaザップ・ママを彷彿とさせるような土着的な美しさとキューバのMeshell Ndegeocelloミシェル・ンデゲオチェロと呼びたくなるような洗練された素晴らしい歌声。英語の響きも最高。

ほかグルーヴィーでアーバン・ソウルな彼女の中にある限りなく広がる世界が見事に表現されており、前作より遥かに良い出来なのは間違いない！

クリエイティヴで前向きな彼女の姿勢が見事に映し出され、あらゆるジャンルを呑み込んだキューバ発アーバン・ワールド・ミュージックに陶酔すべし！

映像作品もリリースされています。

Yusa / Live At Ronnie Scott's 2003
以前から国内のライヴ・パフォーマンスに定評のある彼女ですが、唯一リリースされているライヴDVDが本作。2003年4月ロンドンは”ロニー・スコッツ”で行われたライヴの模様を収めたDVDと、同ステージのCDをパッケージしたヴォリューム満点の2枚組で、観て、聴いて、どちらも十分に堪能できる内容です。