アンサンブル音楽三昧
2006年10月25日 (水)
アンサンブル音楽三昧は、1984年に結成された5人編成のユニット。チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、フルート、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスといった多彩な楽器を駆使して、ピアノ曲やオーケストラ曲をアレンジして再創造するというユニークな活動で注目を集めています。
編曲はメンバーの田崎瑞博が担当。これまで20数種のプログラムを制作し、CDもすでに5枚リリースしていますが、そのどれもが着眼点の面白さで聴き手を唸らせる興味深い編曲ばかりです。
耳なじんだメロディが違った楽器で演奏されることによって引き起こされるパロディ的な効果にとどまらず、メロディそのもの、楽器そのものの持つ魅力を再検証させてくれるような楽しみを備えたアレンジだけに、CDの録音状態がたいへん優秀なのも大きなポイントとなっています。
グループ名に使われ、またよく耳にする単語でもある「三昧」とは、梵語の“samadhi”に由来する言葉で、意味は「心のままに」「奥義を究め、その妙所を得ること 」「雑念を離れ心を一つの対象に集中した状態。この時、正しい知慧が起こり対象が正しくとらえられるとする」といったようなものなので、彼らの活動を考えると言い得て妙なグループ名であるとも思われます。
今回、久々に復活した『革命』&『ロメオとジュリエット』は、彼らの2番目のアルバムであり、切れ味鋭くかつ量感豊かに鳴りまくる楽器たちが、通常の室内楽的イメージとは大きく異なるユニークなサウンドの魅力を堪能させてくれます。その質感再現性の見事さ、緻密な仕上がりの美しさは、オーディオ誌で絶賛されたことも十分に納得のゆく高水準なもので、チェック用リファレンス・ディスクとしても十分に通用するアルバムとしてお薦めできます。
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47
・プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』から
「イントロダクション」
「モンターギュとキャピュレット」
「マドリガル」
「ガヴォッタ」
「ティボルトの死」
アンサンブル音楽三昧
録音:1991年8月(デジタル)
「とてつもなく面白いのは、彼らが真剣に遊んでいるからである。文句なし。推薦だ。」(レコード芸術)
「リアルに、明瞭に、立体的に、クオリティ高く5人のアンサンブルが豊かに厚く録らえられているハイクオリティなアルバム。どこもいい加減なところがない、非常にきちんとした録音。音楽的な企画の素晴らしさ、聞いていて飽きさせない編曲の妙味。この躍動感と鮮明感のある音の生々しさは見事。」(ステレオ)
「新しい角度でクラシックをとらえた超名演。」(バンドジャーナル)
「いやはや、その編曲の面白いことといったら、筆舌に尽くし難い。何より感嘆し舌を巻いたのは、彼ら全員の、自励的なうねりやゆらぎに満ち溢れたルバートである。」(MJ無線と実験)
「集中力が一瞬も緩まない合奏が秀逸な音楽の原動力である。」(CDジャーナル)
【音楽三昧メンバー】
田中 潤一(フルート, リコーダー)
桐朋学園大学古楽器専攻卒。フラウト・トラヴェルソを有田正広、片岡正美、フルートを佐藤博、野口龍、篠笛を若山胤雄に師事。リコーダーのほかケーナなどの民族楽器を独学。ギターとのデュオで、99年ドイツ“ヴァイカースハイム城国際音楽祭”に招聘されコンサート及びコンクール審査。04年、ギターとのデュオCD「タンゴの歴史」リリース。04年、シベリウス音楽院招聘によりフィンランド公演。中尾幸世氏の朗読とのコラボレーションなど様々な分野において活動を展開。
川原千真(ヴァイオリン, ヴィオラ, ヴィオラ・ダ・ガンバ)
東京芸大及び大学院修了。読売新人演奏会出演、芸大オーケストラと共演。ヴァイオリンを海野義雄、田中千香士、ガンバを平尾雅子に師事。00、04年バロックヴァイオリンによるバッハ無伴奏全曲演奏会開催。「古典四重奏団」としてCD10枚リリース(avex-CLASSICS専属アーティスト)、97年度村松賞及び04年文化庁芸術祭大賞受賞、99年ギリシャ公演、05年ドイツ公演予定。アンサンブル《BWV2001》メンバー。「バッハコンチェルティーノ大阪」参加。
田崎 瑞博(チェロ, ヴィオラ, ヴィオラ・ダ・ガンバ)
東京芸大卒。ヴァイオリンを桑田晶、兎束龍夫、山岡耕筰、外山滋に師事。所属する「タブラトゥーラ」ではフィーデルとガンバ、「古典四重奏団」ではチェロ、アンサンブル《BWV2001》と「バッハコンチェルティーノ大阪」ではバロック・チェロを担当し、CDを20数枚をリリース。これまで北米、欧州、アジア各地で公演。古典四重奏団として97年度村松賞受賞、04年文化庁芸術祭大賞受賞。avex-CLASSICS専属アーティスト。
蓮池 仁(コントラバス, ヴィオローネ)
東京芸術大学卒。桑田文三、永島義男、J.リノヴィツキに師事。1990年、東京シティ・フィルハ−モニック管弦楽団入団、現在に至る。94-95年「バンドジャーナル」にて『コントラバス講座』執筆。これまでにH.リリンク指揮「日本バッハアカデミー」、チョン・ミュンフン指揮「アジア・フィル」韓国公演、「アフィニス・夏の音楽祭」「バッハコンチェルティーノ大阪」などに参加。アンサンブル《BWV2001》メンバー。
加久間朋子(チェンバロ, ハープ)
洗足学園大学音楽学部卒。ピアノを帆足淑子、吉野弘子、大塚成子、チェンバロを藤原寿子、鍋島元子、パーメンティアに師事。古楽研究会にて古楽奏法の研鑽。ハープを独学。96年アクアペンデンテ市(イタリア)、03年ハンブルク美術工芸博物館(ドイツ)で公演。03年から西東京市「こもれびホール」主催事業のチェンバロ講座、バロック・コンサート・シリーズの企画および出演。“古楽研究会ORIGO et PRACTICA”代表、講師。
室内楽曲最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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交響曲第5番『革命』、他 アンサンブル音楽三昧
ショスタコーヴィチ(1906-1975)
価格(税込) :
¥2,750
会員価格(税込) :
¥2,530
まとめ買い価格(税込) :
¥2,337
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定
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(Chamber Ensemble)pictures Atan Exhibition: 音楽三昧 +tchaikovsky
ムソルグスキー(1839-1881)
価格(税込) :
¥2,750
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まとめ買い価格(税込) :
¥2,337
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定
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(Chamber Ensemble)la Valse, Tombeau De Couperin-ravel(青)音楽三昧
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価格(税込) : ¥2,860
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販売終了
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(Chamber Ensemble)piano Concerto, Ma Mere L'oye-ravel (赤): 音楽三昧
ラヴェル(1875-1937)
価格(税込) : ¥2,860
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販売終了
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