天才Debra Killingsがいよいよ表舞台に姿を現す！

2003年6月25日 (水)

アルバムのクレジットをじっくり読んでいる人なら彼女の名前をご存知だろう。Debra Killings。バック・ボーカルとして、べーシスト/ドラマーとして、そしてプロデューサーとして、その類稀な才能を多くのメジャー・アーティスト達の作品で発揮してきた。

例えば、TLCの全アルバム、Monicaの「Miss Thang」と「Boy Is Mine」、Jay-Z、Madonna、George Clinton、Toni Braxton、Deborah Cox、Aretha Franklin、Curtis Mayfield（！）、Mista、Goodie Mob & Outkast...。

これだけでも彼女が多才と呼ばれるのも納得。最初はJoiのベースとして活動をしており、その後、プロデューサーのDallas Austinと知り合ったっという。初期の仕事としてはPebblesの"Are you Ready"、Paula Abdulの"The Choice is Yours"、Monicaの"Never Can Say Goodbye"、"Forever Always"等。95年にはEternalの"Your Smile"と"Secrets"のプロデュースとソング・ライティングを担当し、スマッシュ・ヒット。俄然注目を集めたDebraは、DallasやDiane Warrenといった超大物プロデューサーと共同で作曲活動をするようになった。

よりクリエイティヴィティを発揮するため、DebraはDallasのD.A.R.Pに所属し、ヴォーカリスト/べーシスト/ソングライター/プロデューサーとしてスキルを高め、満を持してデビューアルバム「Surrender」を作り上げたのだ。

ファースト・シングル"Because Of Your Love"はDallas Austin、Kandi(元Xscape)との共作によるもので、ゴスペル・レジェンド＝Fred Hammondがゲスト参加している。また"Message In The Music"はオーガニック・スタイルの深みのある楽曲。

Verityというゴスペル・レーベルからのリリースではあるものの、この「Surrender」の中身は今風のR&Bアルバムと捉えていいし、メインストリーム以上に高品質な内容！ソウル/R&Bファンに激しくオススメしたい1枚だ。超・太鼓判！！