【インタビュー】COLDFEET

MICHAEL JACKSON STORE

2009年10月30日 (金)

interview

COLDFEET


COLDFEETが2年をかけて作り上げた壮大なプロジェクトに数多くのミュージシャン達が集結。マイケル・ジャクソンの音楽を未来に繋ぐ全世代必聴盤が遂に完成! 奇しくもマイケル・ジャクソン没年にリリースすることになったこのカヴァーアルバム『MJ THE TOUR』は、「マイケル・ジャクソンが好き!」を絶対コンセプトに据え製作。マイケル・ジャクソンの存在を未来に繋いでいく使命を持った作品をリリースするCOLDFEETのお2人に、 如何にしてこのアルバムのリリースに至ったか、またマイケルに対する想いなどを語っていただきました!


終らない旅をみんなで共有し続けて行きたい


--- 今回のカヴァーアルバムを制作するにあたっての経緯をお聞かせ下さい。

Lori Fine(以下L) 元々は'07年。ツアー先の札幌で誰かのカバーアルバムを、 なんて企画があったらCOLDFEETは誰だったらやってもらえますかね? なんていうサウンド・チェックからお食事までの車中での会話での冗談のような会話が元でした。

Watusi(以下W) もちろん冗談半分でですが、Loriがマイケルなら歌うよって即答したのがスタート(笑)。 そんなノリだったので、昨年末にマイケル側から正式にCOLDFEETでカバー・アルバムを 作って良いとの許諾がおりましたと聞いた時は唖然としました(笑)。


--- お二人にとって、マイケル・ジャクソンはどのような存在だったのでしょうか?

L 凄くピュアで、もう生まれたその時から音楽だったような人。

W One & Only。気楽に触っちゃ絶対にいけない人です(笑)。


--- アルバムタイトル『MJ THE TOUR』にはどのような意味が込められているのでしょうか?

W 突然の彼の死去の後、アルバムも中止にしようかと悩みながらただただネットで色々な記事や意見を読んでいて。 その中で“これでひとつの時代が終わった”って書いてる人が多くて、僕は凄く違和感を感じました。 マイケルのツアーは実際には叶いませんでしたが、これまで沢山の事を繋げて来てくれたマイケルの歴史をこれからも繋げて行くのは彼を楽しんで来た、残った僕らの仕事じゃないかっていう思いで、終らない旅をみんなで共有し続けて行きましょうという意味を込めタイトルとしました。


--- 数ある名曲の中から絞り込むのは大変な作業だったかと思いますが、選考基準はどのようなものだったのでしょうか?

L 良い曲ばかりなので、選び放題。なにしろ曲を作る必要も無いアルバムなので楽勝って思っていたんですけど(笑)。 でもこれはCOLDFEETのアルバムですので、自分達らしく仕上げる事ができるかっていうのが大きな基準だったと思います。

W 基本的にマイケルのリフやベースライン、全ての印象的なアレンジを使って、かつ僕ららしい曲になりえるのか?そんな事が目標でした。


--- 参加アーティストも大変豪華ですが、アーティストと楽曲のマッチングはどのように行われたのでしょうか?

W 制作当初は沢山のギタリストを呼んで豪華に!なんて気持ちでしたが、進行してくにつれそうじゃないなと思い直し(笑)。 週末にクラブに遊びに行くにつれ、“マイケルのカバーやってるんでしょ。僕も誘ってくださいよ!”なんて話で参加メンバーが増えていったりしました(笑)。そんな嬉しい、信頼でき無理が言えるメンバーの顔が、それぞれの曲のアレンジを進めていくとどんどん思い出されていって、結局はアレンジがゲストを決めて行ったという感じでした。


--- COLDFEETのオリジナルアルバムとの制作上での1番の違いは何だったのでしょうか?

W 今振り返ってみると、結果COLDFFETのアルバムであるって点ではまったく一緒だったような気もしています。


--- 製作中に印象深かったことや苦労されたことなど、エピソードがあればお聞かせ下さい。

L とにかく歌録れ前にそれぞれの曲を凄く練習しました。想像以上にマイケルの曲はレンジも幅広くて、そこにオリジナルの良さに加え、物まねではない自分らしい解釈で歌うのは本当に大変(笑)。 コンディションもパーフェクトでないと出来ない程大変な作業でした。


--- マイケルの楽曲で1番思い入れのあるモノ、PV、アルバムは何でしょうか?

L 曲は“Leave Me Alone”かな。アルバムは断然“Off TheWall”です。声とリズムのナチュラルな説得力が魅力です。

W 僕も“Off The Wall”。クインシーとマイケルのコラボレーションは最高です。だから映画“The Wiz”も大好きで、ダイアナ・ロスと歌う“Ease On Down”も大好きでした。


--- もし第2弾があるとして、次回収録させたい楽曲は何でしょうか?

L そうですね…(笑)、今でもあの曲もこの曲もやったほうが良かったかなぁなんて思っているので…沢山ありますね。


--- 最後にリスナーの皆様にメッセージをどうぞ!

L オリジナル・マイケルは本当にいい曲だらけですので、聞いた事に無い方はぜひこの機会に彼のアルバムに触れてもらえたらと思います。

W 逆にHouseやダンス・ミュージックにさほど興味の無かった人がこのアルバムを機に、アンテナを広げてくれたら嬉しいです。そんな繋がるアルバムになったら嬉しいですね。




新譜 COLDFEET『MJ THE TOUR』
COLDFEETが2年をかけて作り上げる壮大なプロジェクトに数多くのミュージシャン達が集結。マイケル・ジャクソンの音楽を未来に繋ぐ全世代必聴盤が遂に完成! 約2年の準備期間を経て、奇しくもマイケル・ジャクソン没年にリリースすることになった本企画盤。心底から湧き出る「マイケル・ジャクソンが好き!」を絶対コンセプトに据えて始まった本企画に数多くのミュージシャン達が集結。マイケル・ジャクソンの存在を未来に繋いでいく使命を持った作品がその全貌を明らかにします。
profile

COLDFEET are
Watusi [produce/programming/bass]
Lori Fine [vocal/compose]

アメリカ人の心理学者を父に、そして琴の演奏者である日本人を母に持つオレゴン生まれのコンポーザー兼ヴォーカリストのLori Fineが、プロデューサー/ベーシスト/プログラマーとして豊富なキャリアを持つWatusiと出会い結成。 98年初頭にファーストシングル「Pussyfoot」をリリース、その後3枚のアルバム(含むRemixアルバム)、1枚のミニアルバム、5枚のシングルを発表。CompostやBPM King Street、Disorientなどのレーベルを通じて世界各地でもリリースされ話題を呼んだ。 COLDFEETとして制作する傍ら、アンダーグラウンドとメジャー・シーンを繋ぐプロデュース・チームとしても活躍し始める。中島 美嘉を初めhiro、BoA、Chemistry、安室 奈美恵などを手がける。 Loriは作詞/作曲家としてSMAP、Chemistry、birdなどに延べ100以上の楽曲を提供。またその印象的なVocalはMONDO GROSSO、m-flo、SUGIZO、FreeTEMPO、DAISHI DANCEなど多彩なアーティストからのオファーを受け、数多くのClubヒットを生み出す。 Watusiのソロワークも海外のレーベルのオファーを受け、英Climate Records、米Kriztal Recordsなどからリリースされている。 05年12月、MONDO GROSSOも参加の4枚目のアルバム「BODYPOP」は日本のみならず韓国、中国、台湾、タイなどでもリリースされ、国内主要ラジオチャートにチャートイン。 Remixを中心とした「BODYCHOP」、初のベスト盤「BEST」も06年3月にリリース。 07年7月には1年半ぶりの5thアルバム「Feeling Good」がリリース。 08年6月、今までにLoriがゲストとして参加した楽曲を集めたコンピレーションアルバム「FOOTWORKS feat. Lori Fine」をリリース。 12月にCOLDFEET 10周年を記念しリリースされた6thアルバム「TEN」は、即日iTunes Storeダンスアルバムチャート1位を獲得する。







関連情報はコチラから!



映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』情報

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
監督:ケニー・オルテガ
振り付け:トラビス・ペイン
音楽監督:マイケル・ビアーデン
プロデューサー:ランディ・フィリップス
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2009年10月28日(水)より 丸の内ピカデリーほか全世界同時公開

マイケル関連ページ

マイケル・ジャクソン THIS IS IT マイケル・ジャクソン ストアOPEN!
映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の公開を記念して、関連CD、映像作品、書籍等はもちろん、ジャクソン・ファミリーのソロ活動作品や関連ニュースまでまとめてチェックできる「MICHAEL JACKSON STORE」をオープン! 


マイケル・ジャクソン THIS IS IT 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
幻のライブとなってしまったロンドン公演のリハーサルの模様を収録した話題の映画の公開と同時発売されるアルバム『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に予約殺到中!


King マイケル・ジャクソン追悼関連ニュース
6月末に亡くなった、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの追悼関連ニュースをまとめてこちらに掲載しております。 新譜情報など随時更新中!


King マイケル・ジャクソン関連作品特集!
キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの商品を、Jackson 5からクリエイティヴィティを発揮したJacksons、そしてキング・オブ・ポップ、ポップの王様マイケルを楽しめるソロ期まで代表作をピックアップ。 さらに映像作品、シリーズもの、ゲスト参加作品までご紹介!


関連ニュース

Lionel ライオネル・リッチー最強ベスト!!
80年代に青春を過ごしてきた洋楽ファンにとって忘れることの出来ないアーティスト、ライオネル・リッチーのソロ活動を総括するような究極のべストが誕生!