HMVインタビュー: DJ 19

2009年10月16日 (金)

interview

DJ 19

ようやく出来たって感じですね。(笑)


--- 今回の作品は意外にも初のオリジナルアルバムとなりますが、作品完成にあたっての率直なご感想をお願いします。

DJ 19: ようやく出来たって感じですね。(笑)

--- これまで別名義でのオリジナル作品のリリースは多々ありましたが、DJ 19名議としては活動から10年以上たってのリリースとなりますよね?なぜこのタイミングでリリースする事になったのでしょうか?

DJ 19: ここ数年、別名義でオリジナル・アルバムは出してましたが、どちらかというとチルアウト寄りなものが多かったのと、国内でDJ 19名義を打ち出したフロア向きの作品って考えると2005年以来出してないんですよ。自分の中では、国内とか海外とか意識してないので、例年のようにMIX CDを出してることもあり気にしてなかったんですけど、いろんな人から『もう19名義でCD出さないんですか?』なんて言われて、ええええっ、そんなつもりないんだけどって(笑)。確かに海外向けに手掛けたCD、日本で買えないですからね。あと、今までずっとアナログを出してたんですが、長年ウチを取り扱っていたイギリスのディストリビューターが昨年倒産して、しかたなくデジタル配信が中心になったこともあって、パッケージをきちんと作りたいなと。それと19BOX RECORDINGSが10周年というのもありますね。

--- 今回のアルバムにコンセプトはありますか?

DJ 19: タイトルにある通り“フューチャーファンク”です。これは、僕自身、自分のDJスタイルを表現するのに随分と昔から言ってるんですよ。グルーヴ感のある最新型クラブ・ミュージックって感じで。

--- 今回の収録曲は初期〜近年の作品までを網羅した内容でしょうか?

DJ 19: シングルが最初に出たのが’98年なんですが、それからDJ 19名義のものだけでも20作品以上出てますね。なので、いつかはアルバムにしたいなとは思っていましたが、単にシングル・コレクションのCDにはしたくなかったので、昔リリースした作品も何曲かピックアップしましたが、今回用にエディットしたりしてます。

--- ミックスCDとオルジナルアルバムの制作過程にモチベーションの違いはありましたか?また今回の作品で、最も苦労した点はなんでしょうか?

DJ 19: MIX CDって、収録音源を100%自分の曲で埋めるってことはないので、根本的に考え方が違いますよね。それこそ、曲を繋ぐ、重ねていくことで1+1を2ではなく、3や4にしていく作業。それに対してオリジナルは、それぞれが自己完結してないといけない。シングルだと、そこで終わりですが、アルバムとなるとトータル・バランスも重要になってくるので、同じような曲は入れたくないので、その辺は苦労しましたね。

--- アルバムには多くのゲスト陣が参加されていますね。一緒に作品を作るうえで印象的だった方や変わったエピソードなどがあれば教えてください。

DJ 19: そうですね、海外の人とも飲みにケーションの流れで曲が出来てしまったってことでしょうか(笑)。「Yozakura」という曲を一緒に作ったスウェーデンのビョーン・フォーゲルバーグは、日本に来た際、飲んでて勢いで曲を作ろうってことになったんです。実際に日本を体験したこともあり、そうしたテイストも入れたいと言い出して、タイトルも彼の案です。

--- 今回のアルバム収録曲でご自身が特に気にいっている楽曲とその理由は?

DJ 19: 難しいですね・・・全部なんですけど(笑)。まぁ難産の末に生まれた「Acid Piano」は、手がかかった分、カワイイですね。あとポール・ハードキャッスルの「Rainforest」のカヴァーですかね。僕の原点なので。

--- 日本のクラブシーン黎明期より活躍してこられた19さんからは、 現在のシーンはどのように感じますか?また、今後はどのような方向に向かって行くと思われますか?

DJ 19: ブームは形になるまでは面白いけど、そのあとは形骸化する一方なので、僕自身は変わらず、自分が“フューチャーファンク”だと思えるものを創造していきたいと思います。本来、DJって自分がいいものをプレイしていくものなので、それぞれが本当に好きなことをやっていれば、また新しい動きが起きてくるんじゃないですかね。

--- 最近気になるアーティストがいれば教えてください。

DJ 19: 気になってる人は、たいがい19BOX RECORDINGSやPARK LIMITED MUZIKでピックアップしてるんですが、最近だとDUMB DANとか好きですね。それと、今回リミックス・コンテストを開催しますので、そこで新しいクリエイターに出会えたらと思ってます。詳細はWEBでチェックして下さい。

--- 今回の作品をどのような方に聴いてもらいたいですか?

DJ 19: クラブ・ミュージック全般好きな人に聴いてもらいたいですね。あんまりジャンルに特化したアルバムを作ったつもりはないので。

--- 今後のご予定は?このアルバムのライヴSETでのツアーなどは予定されていますか?

DJ 19: 10/31の新潟@PRAHAを皮切りに、2月くらいまでツアーをやってます。あと、ライヴはしませんが、11/6の銀座@砂漠の薔薇では、アルバム参加アーティストとのセッションもやってますので、お時間ある方は遊びにきて下さい。あと、実はVALID EVIDENCE名義の2ndアルバムが大詰めに入ってますので、早いうちに出せればいいなぁと。近いところだと、12/2発売予定のバカラックの作品集に、AMBROZIAとVALID EVIDENCEで1曲ずつカヴァー提供しています。

--- 最後にこちらをご覧の方にメッセージをお願いします。

DJ 19: PHUTUREの綴りは誤りではありませんので、詳しくはDJピエールさんを参照して下さい(笑)。あと、デザインに凝ってみたので、是非一回手に取ってもらえたらと思います!!

新譜PHUTUREFUNK / DJ 19
世界レベルで定期的に作品をリリースしてきた日本クラブ・シーンのパイオニア、DJ 19が満を持してのデビュー・アルバムをドロップ!アルバム・タイトルでもある“PHUTUREFUNK”をテーマに最新型のクラブ・ミュージックを作り続けてきた彼の初期〜近年の作品までを網羅したファン待望の一枚。アーティスト/プロデューサーとしての才能を発揮し、様々なゲスト陣とともに作られたバラエティに富んだ内容となっています。
profile

DJ 19 ...
ジャパニーズ・クラブ・シーンの第一人者。今や当たり前となったMIX CDの定期リリースを日本に定着させ、これまで数多の新たなダンス・ムーヴメントを仕掛けるだけでなく、同時にコンピレーションを多数監修。DJ MIXだけでも既に20作以上のリリース量を誇り、海外の様々な国でもMIX CDを発表するハウス・ミュージック・スペシャリスト。最新作はロシアでリリースされた『19BOX INTO THE BATTLE IN RUSSIA - Past To Present 』。倖田來未、globe、S.E.N.S、シャカタクといったアーティストのリミックスだけでなく、これまでにTHOMAS PENTON、STEVE MAY、C-JAY、KRIECE、AUSTIN LEEDSなど著名なプロデュサーとオリジナル作品を制作。また、日本に於けるチルアウトの先駆者として、これまでに10枚のコンピレーションを手掛け、同時にヨーロッパの名だたるチルアウト・コンピにも頻繁にピックアップされているライフ・ミュージックを奏でるユニット、AMBROZIAとしても稼働。VALID EVIDENCE名義でアルバム『This Is A Journey Into Sound』も発表している。10/21には、DJ 19名義での記念すべき初オリジナル・アルバム『Phuturefunk』を発表!!!

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