2009年10月2日 (金)
1977年ブラジル生まれ。はやくからギターの才能を現し、14歳でフランスに渡ってからは『ジャスト・ア・ドリーム』というドキュメンタリー作品でパット・メセニーと共演。さらに同じ年パリのジャズ・フェスティバルに出演するなど神童ぶりを発揮しています。
16歳になると自己のグループを率いてフランス各地のジャズ・フェスティバルに出演。そして再び注目を集めたのが19歳のとき参加したアルド・ロマーノの仏ポリグラムからの2枚組『インターヴィスタ』で、随所に聴かれる煌めくパッセージはメセニーを彷彿とさせるものでした。
その後もリック・マーギッツァ、ビレリ・ラグレーン、ジャン=ミシェル・ピルク、ダニエル・ユメール、ミシェル・グライユール、ハイン・ヴァン・デ・ゲイン、ミシェル・ペトルチアーニ、ゲイリー・ピーコック、リー・コニッツと共演を重ね研鑽を積んでいます。
2004年にはラベル・ブリューから初リーダー作品をリリース。またフルート奏者マジック・マリック、プリスムのベース奏者クリストフ・ワレム、スティーヴ・コールマンの作品に次々参加、マーク・ターナーとのツアーでもひときわ強い個性を放ち存在感を示しています。
そして5年のインターバルを経てリリースされる待望のセカンド・アルバムは、耳馴染みの良い楽曲が並ぶギター・ソロ・アルバムで、彼のブラジルのルーツでありリスペクトするジョビン、ミルトン・ナシメント、シコ・ブアルキに加えジャズメン・オリジナル、スタンダードを取り上げています。
卓越したテクニックを駆使しながら同時に抑制を効かせてじっくり聴かせる演奏は、秋色が一段と濃くなり全てに寂寥感が深まるこの時期、いっそう身に沁みてきます。これもある種のサウダージ感…。寡作な人だけに本当に作品が待たれていたアーティストの一人で、今後も目が離せない存在です。
| 02.Stella by Starlight(V. Young/T. Washington) |
| 05.Just you Just me(Thelonious Monk) |
| 07.Lilia(Milton Nascimento) |
| 10.Moment's Notice(John Coltrane) |
| 11.Todo O Sentimento(Chico Buarque) |