Sandii、今夏は2タイトル同時リリース

クムフラ。
この称号は、「ハワイ文化とフラの伝統継承者」のみに与えられるとても尊いもの。
2005年に晴れてこの"ウニキ･クムフラ"の称号を得た日本人こそ、ご存じ･我らがサンディー。
シンガー/ダンサーとしてだけではなく、フラのワークショップやNHK『趣味悠々　サンディーの優しいフラレッスン』で講師をつとめるなど、フラ文化（近年はタヒチ文化も･･･！）の啓蒙活動も精力的に行なっています。

さて、その優美な歌と舞踊で愛するハワイ文化を広め続けてきたサンディー、待望の2009年夏作品が遂にお目見え！
なんと2タイトル同時リリースとなります（2009年6月2日発売予定）。しかも、それぞれ全く趣の異なるアルバム。彼女のバックグラウンドの豊穣さにはわかっていても、その柔軟さ、"やわらかさ"にはちょっと驚嘆してしまうのです。

---

まず、サンディー(Sandii)名義での『Aina O Ka Pua』は、"クムフラ"サンディーによるフラの名曲、トラディッショナルソング集。
こちらはフィットネスクラブ・ティップネスのフラのカリキュラム"HULA HUAL"で実際に使用されている楽曲集となっており、フラダンス初心者の方にもぴったりの1枚。トラディッショナルというだけあってシンプルなつくりで、サンディーの美しい歌声の真髄が存分に楽しめる歌のアルバムといった雰囲気。
「本当のやさしい自分に還る」―――忙しい日常を少しの間だけ離れて浴びる、音のアロハセラピー。その心地よさに、時間を忘れてまどろんでしまいそうです。




そしてもう1枚が、エスニック･アンサンブル･ユニットKOH-TAOのBUNとのコラボレーションによる新ユニットSandiiBunbunによる1stアルバム、『Kabira -花ビラ 』。
BUNが奏でるカリンバなどの民族楽器の音色と、表情ゆたかなサンディーの歌声が響きあい、キラキラと輝く祈りに満ちあふれた曲たちが生まれました。サンディーの歌声はまるでひとつの楽器のようにこだまし、時にミニマルな世界を、そして時には雄大な風景を感じさせる･･･なんとも不思議な魅力を放つ究極のチルアウト･サウンド。フラ･ファンだけではもったいナイ！すべてのワールド･ミュージック･ファンに強力にお薦めしたいアルバムです。全14曲全てオリジナル。
このアルバムには、作家よしもとばななさんがコメントを寄せています。

---

【 サンディー　Sandii 】
フラとハワイ文化の正統的継承者「クムフラ」の称号を持つフラ指導者であり、美しいヒーリングボイスで魅了するシンガー。フラの美しさと幸福感を体現するアーティストのひとり。

9歳の頃から歌手として活動。10歳のときにハワイにわたりハイスクール卒業までそこで過ごす。
日本では70年代初頭から活動。76年「グッドバイ・モーニング」で世界歌謡祭グランプリ最優秀歌唱賞を受賞。
78年、映画『ナイル殺人事件』の主題歌「ミステリーナイル（サンディー・オニール名義）」がヒット。
80年、細野晴臣プロデュースの初ソロアルバム「イーティン・プレジャー」を日本、イギリスでリリース。
「久保田麻琴と夕焼け楽団」を母体にした「サンディー&ザ・サンセッツ」を結成し、世界各国のツアー活動を開始。
オーストラリアでシングル「スティッキー・ミュージック」がヒット。
90年より再びソロ活動を開始し、アルバム「マーシー」をリリース。
94年の「ドリーム・キャッチャー」は海外でも高く評価され、服部良一音楽祭優秀アルバム賞受賞。
90年代中盤頃より、自身のルーツであるハワイ音楽に傾倒。「サンディーズ・ハワイ」などハワイアンを基調としたアルバムをセルフプロデュースで次々とリリース。