トップ > 映像DVD・BD > 商品・チケット情報 > 邦画 > 最新作 『USB』 公開記念!奥秀太郎監督 インタビュー

最新作 『USB』 公開記念!奥秀太郎監督 インタビュー

2009年8月1日 (土)

奥秀太郎 Oku Shutaro

舞台映像や自身の作・演出による演劇などを手掛けながら、自主制作で映画を撮り続けている、奥秀太郎監督。最新作『USB』が現在、全国順次公開中!33歳の若き監督はこんなにも、饒舌でたのしい方でした。
INTERVIEW and TEXT: 長澤玲美

とにかく、『USB』を一人でも多くの方に観て欲しいなあっていう、本当にもう、それに尽きますね。観てもらえたらきっと何か・・・思うことがあるんじゃないかなあっていう。

--- 最新作『USB』を拝見させて頂きました。本日はいろいろとお伺い出来ればと思っておりますので、よろしくお願い致します。

よろしくお願いします。

--- まずは、映画本編が始まる前の冒頭部分についてお聞きしたいのですが・・・キャストの名前が出てきながら、ブザー音が連続して鳴っていましたよね?冒頭から緊張感を強いられたといいますか、身体感覚を思い起こされる感じがありました。本編のラストまで見れば、あの音の理由が分かるとは思うんですが、奥監督は舞台などでも演出をされていることもあり、舞台的な要素というようなものまでをあそこに込められたのかなと思ったんですが。

舞台的な要素ということまでは考えてなかったんですけど、そう言って頂けるとありがたいですね。あの音に関しては・・・そうですね、最後まで観て頂ければ、何であの音が鳴っているのかを分かって頂けるのかなとは思うんですが、オレンジ色に文字が変わっていきますよね?あれは、各キャストが被爆していく・・・この映画『USB』を通過したことによった、何かしら進化する勝手なイメージで。「私は十分進化してるわよ」って、桃井かおりさんに怒られてしまうかもしれないんですけど(笑)、それぞれのキャストの文字の中にそういう思いを込めたいなあと思いまして。

--- 『USB』のチラシのコメントが強烈でした。(「一見幸福な風景が静かに蝕まれていく。見てみぬふりをする、あえてさける、くさいものにはふたをするのが大好きな日本人。多くの若者が絶望する現実を、真実をあえて語ろうとしない。政治的・社会的問題を解決しないままなし崩しにしていく。そこにこそ自分たちの鬱の根源がある。あいまいすぎるのもいいかげんにしろ。僕は行き場のない日本の闇の中で、「愛」の糸口を探したかったのです。 奥秀太郎」)

こんなこと言っちゃったらあれですけど・・・「何書いてんだろう」って思いながらね(笑)。

--- このコメントに書かれていることがそのまま、『USB』で描かれている全てのような気がしました。ですが、わたしは主人公に対して、嫌悪感をすごく抱きました(笑)。

そうでしょうね・・・普通の女性はすると思いますよ(笑)。

--- (笑)。『USB』に込められた思いというものを改めて、お聞かせ頂けますか?

今のお話しからなんですけど、普通に観た人がとにかく共感出来ない主人公にしたい・・・ヒーローって言葉があると思うんですけど、本当に一番共感出来ない主人公のスタイルにしたいなって思って作ってたところがあるんですけどね。観て頂いた最高の褒め言葉が「空前絶後のクソ野郎」なので(笑)。

今、僕もそうだろうし、何かしらこのもやもやした感じをいろんな角度で少しでも、それぞれの人に投影出来ればなっていう。本当の意味でのリアル・・・よくかっこいい言葉としての、ラッパーの人が使うリアルじゃなくて(笑)、撮った時はもちろん、1年、2年前ですけど、本当のリアリティーっていうか、今っぽさっていうのをすごくやりたかったところがありますね。

--- その空前絶後に最低な主人公を演じてもらうにあたって(笑)、渡辺一志さんは欠かせないキャスティングなんですよね?

そうですね(笑)。今後はね、全然最悪じゃない主人公もやって頂きたいとは思ってるんですけど、やっぱりこの作品をやる上では、『カインの末裔』を通過して、一番そういうところを理解してくれているので、(主演の渡辺一志さんは、01年『19』で脚本・監督・主演を務め、サラエボ国際映画祭では、映画通で知られるファッション・デザイナーのアニエス b.の激賞を受け、新人監督特別賞を受賞。その後、アニエス b.のサポートにより、ヨーロッパ、アジア諸国で公開される。他に、『キャプテントキオ』や現在は、ミュージシャンの泉谷しげるとプロデュースを務める、監督作『止まらないと撃つ』を準備中)彼の存在は非常にありがたいというか。本当にもう、いろんな意味でですね、すごく真剣に取り組んで頂ける方なので。

なかなかみんな、話しでは役作りだったりとか、飲んでる時は、ロバート・デ・ニーロの話しとかみんなするくせに(笑)、いざとなると誰もやらないっていう現実があると思うんですね。大体、オーディションとかで、「何でもやりますよ」って言った奴で、本当に何でもやった奴なんて誰もいないんで(笑)。でも、そういう時にも本当に、渡辺くんはもう、1回もセリフとか間違えてないんじゃないかな?大体、1テイク、2テイクで撮ってるし。だから、みんなすごい集中するし、それがやっぱり、おもしろいって思ってくれてるし。特にこの今回の、最悪なクソ野郎をパーフェクトに最後まで演じきってくれたなっていう。

--- そんな最悪な主人公を魅せるにあたって、参考にされた作品はありましたか?

参考にしたものはないですね。でも、もしインスパイアされたっていうんであれば、これは本当に僕の好きな映画ですけど、日本映画で言うなら『青春の殺人者』だし、海外だったら、ラース・フォン・トリアー監督作品であったり、数多くの自分の敬愛する監督達の影響下に・・・。でも結局、そういう方々の作品に憧れてはいますけど、「いざ自分が何をやる?」ってなった時に、時には巨大な壁があったりしてですね、何て言うんでしょうね・・・ノイジーな音楽性というか、映像性でこの作品に辿り着いたんじゃないかなとは思いますけどね。

勝手にしゃべっちゃうと・・・『カインの末裔』の時って、やっぱり本当に本気で「映画って何ですか?」じゃないですけど、「映画やりたいな」って思って、改めていっぱい映画を観たんですよね。例えばですけど、それこそ多くのアメリカン・ニューシネマにしろ、絵が広いわけですよ。絵が広いって・・・一発目の広い絵で、「ああ、これもう、映画だな」っていうか、世界観がずばっと伝わるような。僕はひねくれ者なんで、『カインの末裔』の時は、とにかく狭くしようと思って、「狭い部屋をどうやって作るか」って、舞台で使ってる平台の板を立てて、考えられる限り狭い・・・役者さんがぎりぎり演技が出来る部屋を作って、そこにメインのキャストをほぼ、一ヶ月、二ヶ月毎日のように通わせてですね、全員鬱状態になってしまうくらいの(笑)。

でも今回の『USB』の場合はとにかく、フォトジェニックじゃないシーンをたくさん作ろうと思って。おしゃれな風景っていっぱいあると思うんですけど、でもそれよりもリアルなのが、例えば、街道沿いのケーズデンキだったりトイザらスだったりする、取って付けたような予備校だったり、中途半端に新しくガーデニングした分譲住宅だったりする(笑)・・・そういうのをすごい撮りたかったんですよね。70年代からあるとか、戦前からある建物とか・・・そういうのは結構、『ドモ又の死』で自分の好きな世界をいっぱいやったんですけど、例えば、和服の女性とかね。だけど、そうじゃなくて、相当微妙な・・・だから、彼らが着てる服とかもだいたい自分の服だし・・・。

--- そうだったんですか?(笑)。

ええ。自分の服もしくはスタッフの服(笑)。渡辺くん、ジーンズ、『カインの末裔』と同じですしね(笑)。

--- 桃井かおりさんもほぼ毎日、同じような格好ですよね?(笑)。

パジャマですしね(笑)。

--- それも気になっていた部分の一つだったんです。洋服をほぼ変えない登場人物というのを意識して演出されたのかなあと思いまして。

これは両極端に分かれるんでちょっとあれなんですけど、何かこう、僕はわりと精神状態がいっぱいいっぱいな時は、まあ、いつもそうですけど(笑)、あんまり服を変える気にならないタイプの人間なんですね。ご主人を失くした後のお母さんが気はすごい張ってるんだけど、何か変っていうのを表現するにあたって、毎朝息子を送ったら、酒飲んで寝てるくらいの、毎日パジャマ同じの着てるくらいのイメージ、そういうのがあった方がおもしろいのかなって。これは直接、桃井さんともお話ししていたんですけど。あとは僕自身、そんなに服が変わらないですからね。だいたい同じような服を2〜3種類持ってて、それを着てるだけなんで。僕が好きな映画の登場人物も、そんなに洋服変わってないのもありますしね。

--- 『USB』は、現代社会や今の若者像などに触れられていますが、奥監督が思う若者や今の時代というものはどういう風に映っていたり、見えたり、感じられたりしますか?

一応、まだ僕もぎりぎり・・・33なんで、若者ラストぐらいの感じだと思ってるんですけど(笑)、期待はしてるんですよ。例えば、変な言い方をすると、ニートとかはどんどん増えるべきだと思ってるし・・・。

--- そうですか。

うん。だって、それを言ってしまえば、その前の世代がやってたそういう会社だったり、組織だったりに行くのも何か違うなってみんな思ってるから、そうなわけだし。そういう中から絶対何か、生まれてくると思ってるし。前テレビでやってたんですけど、ダメな人間の典型みたいな形で、家で一日中ネットやってる人が出てたんですけど、彼はそれでずっとね、株のトレードをやってるわけですよ、家でごろごろしながら。でも、それっていいじゃないですか。ある意味、進化系だったりするし。

僕もどっちかって言うと、家でごろごろして映画観てたいし(笑)、それで脚本書いてね、家にいたりしたら、立派なニートなんだろうから。逆に、僕の映画を観てくれて・・・初期作品までライズXさんで特集上映をやって頂くんですけど(『USB』の公開を記念して、ライズXにて、「奥秀太郎 クラシックス」と題し、特集上映中!)「何か俺も、映画出来んじゃねえの?」とかって思って、カメラ持って街に出れる人達が増えてくれたらいいなあっていう。

--- 深読みかもしれないんですけど・・・主人公の行動で気になったのが、たぶん、コンドームを付けないでセックスをしたから妊娠しちゃったんだと思うんですけど・・・(笑)。

いやいや、その通りに理解して頂いて結構ですよ(笑)。

--- 「できちゃった婚」とか最近は当たり前のようになってきていますが、ああいう行為自体が現代のリアルといいますか、そう思われているところもあるのかなあと思いまして。

難しいことですよね。変な言い方だけど、付けてする方が逃げてるかもしれないわけじゃないですか。この映画の最後でどう捉えて頂いてもいいんですけど、言っちゃえば、変な子が生まれて来ても、それでも自分達はやって行こうっていう、逆にこっちから言うと、「それぐらいの覚悟をしてやれよ」みたいなのもあって。そういうことは伝えたかったところはありますよね、究極形としては。

今はいろんな問題を抱えている子が生れる率って、すっごく増えてるわけだし、生まれた後も、ネットとかが家にあれば、子供が何見てたっておかしくないし、どう考えても犯罪者になる確立って、高かったりするわけじゃないですか。それでもやっぱり、子供を生み、次の時代に託していく勇気みたいなものは何か、ないといけないのかなみたいなのがあったりして。でもまあ僕はまだ独身ですけど(笑)。

--- 渡辺一志さん演じる祐一郎と小野まりえさん演じる恵子の恋人関係もそうですが、キャッチコピーに“愛の進化論。”とありますよね?祐一郎と桃井かおりさん演じる母親との親子の愛であったり、銀杏BOYZの峯田和伸さん演じる甲斐と毛皮族の江本純子さん演じるあやとの関係など、いろんな形の愛を提示されていますが、それぞれにいろんな愛を表現されようとして、キャラクターも含めて膨らませられているんですよね?

そうですね。それぞれ本当に大好きな人達にたくさん出て頂いたんで、僕からすると、いろんな映画の自分のオマージュももちろんありますし、観る人が観たらいろいろ思われるかもしれないんですけど、やっぱり本当に、峯田くんと江本のカップルにはやってもらってよかったなって。シド&ナンシーでもあるし、ボニー&クライドでもあり、それぞれの時代のアンチヒーローっていうか。

--- 峯田さんは最近、映画にも多く出演されていますが、「日本に残された数少ないリアルなパンクロッカーを起用したい」という思いもあり、出演を希望されたんですよね?

そうですね。峯田くんは最近、いろんな作品に出てますけど、この『USB』に出てる彼が一番、かっこいいんじゃないかな(笑)。

--- そのシド&ナンシーでもあり、ボニー&クライドでもあるカップルが廃墟で、小道具の七輪で干し芋を焼いてたりしますよね?(笑)

はいはい(笑)。

--- あの廃墟のシーンは、2月の寒い日に夜を徹して行われ、近くの鉄くず処理工場から出る鉄粉やホコリを含んだ強風がキャスト・スタッフや機材を襲って、誰もが寒さや空腹に打ちのめされたそうですが、そんな中で、小道具の七輪で焼いた小道具の干し芋が慰めだったそうですね(笑)。

そうなんですよ。本当にね、干し芋しか食料がなくて。(強調して)信じられないくらい寒い・・・とにかくありえない環境だったんですよ。何かね、みんなで干し芋を焼き始めてたら、本当にそれがおいしくて(笑)。

--- そんなに・・・(笑)。

本当に(笑)。干し芋ってそういえば確かに、戦時中というか、保存食として焼いて食べるものだったらしいので、その通りの状況でそれがね、本当にメインの食料として活躍してましたね。

--- わたしはあれを見ていてすごく、食べたくなりました(笑)。桃井さんが干し芋を食べているシーンもすごくおいしそうに見えて・・・。

結構ね、実はあれはこだわりの干し芋で(笑)。この映画の初期の時期に本当に毎週のように、渡辺くんとか岸建太朗と一緒に廃墟巡りをやってたんですよ、廃墟マニアの人達と一緒に。その時にたまたま、山梨の談合坂インターチェンジで、談合坂なのになぜか、干し芋が山のようにかなりいい感じのパッケージでがーって置いてあって・・・。

--- 種類がいっぱいあったっていうことですか?(笑)。

そうです(笑)。通常通りのスライスタイプとスティックタイプとかってあって、それを食べ始めたところからスタートですね。あと、実際に東海村の原発の真横で干し芋が干してあったのを見たりして。その時に、「あ、これだろう」って思って。

--- 出合うべくして出合ったモチーフだったんですね、干し芋は(笑)。

奥:そうですね(笑)。

--- 食べ物のお話しのつながりで、「朝から肉を食べなさい」っていうセリフがあったと思うんですが、桃井さん演じる母親は渡辺さん演じる祐一郎に、お肉を焼いて食べさせますよね?お弁当にまで入っていたりして。あのセリフは、監督がご両親から実際に言われてたりしていたんですか?

いやいや・・・僕は言われてないですけど(笑)、でも本当に、ああいうことを患者さんに対して言われていたお医者さんがいたらしくて。寺山修司さんとかそういう、当時のいろんな方を看取った方らしいんですけど、ご自身も胃癌で亡くなられて。僕は新聞の訃報か何かで、その方が亡くなった時に読んで、「これ使いたいな」って思ったんですよね。

--- 原発のことに関しては、日頃から関心がおありだったんですか?

そうですね。目に見えないもので、何か分かんないんだけど不安だなっていうものの象徴としてはやっぱり、放射能だなっていうのはすごくあったんで、これをやりたいっていうか。

--- 実際にああいうバイトはあるんですか?

リアルにあるんですよね。正直、僕の周りとかでも受けた人はたくさんいて、みんなお金なくなると受けに行くっていう。それこそ、「芝居とか音楽やってる奴がよく来るね」っていうセリフにしたくらいで。あれよりはもっとライトなやつが多いと思うんですけど、投薬とかビタミン剤から始まって。実際今回、そういう治験をやってる病院で撮影してるんですよ。大森南朋さんが途中で出てくる治験準備室って、本当の治験準備室で、そこをみんなのスタッフルームにしてたんで。

--- USBをパソコンに差して、データでそれぞれの個人情報を管理していって・・・。

あれは若干のフィクションなんですけど、例えばその放射線科で今、実際の技師さんとかがみんな付けてるガラスバッチ、それはもうUSB方式ではないですけど、中にメモリーカードが入ってるんですけど、月に一回それをそういう検査機関に出すと、病院側にだけ、どの人がどれだけ被爆したかの情報がいく。だから、個人が分かってないんですよ。病院側から、「来週休みなさい」って言われた人は、ちょっと被爆している量が多いっていう・・・気持ち悪い話しですよね。あれはもう本当にUSBメモリですけど、もうちょっとたぶんそういう形で、データのやり取りをしてたりとか。 あと、子供の頃連れて行かれてた東京医科歯科大学とかは、カルテをロボットが運んでるようなところで、データをそれぞれ持ってるシステムだったんですよね、今思うと。何か、そういうイメージがすごくあります。

--- あのお医者さんはやっぱり、大森南朋さんが演じられたのが・・・。

本当にもうありがたいことにぴったりというか(笑)。

--- 「USBメモリのデータを確認する目がすごくよかった」とありましたが・・・。

そうですね。あと、途中のものすごく東大に対してコンプレックスを持ってる感じがもう・・・すごい大好きですね(笑)。過敏に反応する感じとか、うまいなあって。

--- 奥監督は、“桜”へのこだわりがあるそうなんですが、“桜“の映像を撮りためていらっしゃるんですよね?

ありますねー。暗い学生時代をわりとこう・・・一人で、日本のそういうマニアックな桜を探して・・・。

--- 桜に魅かれるというのは、どういったところですか?

「残酷な桜」ってこの間、違うインタビューでお話ししたんですけど、いろんな歴史を通過して、いろんなものを見て来た木のイメージにすごく合うし、実際に墓地であったり、たくさんの遺伝子を受け継いでいるものを象徴的に表してる。そう言ったら桜だけじゃないとは思うんですけど、ものすごい年月を通過している樹木とかっていうのはやっぱり、本当にいろんなものを見て来てると思うので、何かそういうイメージがあるものが好きですね。

--- NODA・MAP主宰の野田秀樹さん演じる、末期ガンの映画監督の藤森に、「”無菌状態じゃないと見れない桜”を撮りたい」というセリフがありましたよね?映像で拝見するまで、「どんな桜が出てくるんだろう」って思って想像してたんですが・・・。

そうですね。途中に出てきたあの映像が“無菌状態の桜“ですね。

--- 実際に、監督が撮影されに行ったものなんですよね?

そうですね。本当に“無菌状態”で行かないといけない桜に、僕はそれこそ一人で行って、さみしがりなくせに(笑)、それで撮ってきたんですよね、あの桜は。

--- お時間がそろそろのようですので・・・『USB』が6月6日からシネマライズさんで公開になるそのタイミングで、新作公開記念として、「奥秀太郎 クラシックス」もあわせて、ライズXさんで開催されますが、そのことなどについて、最後に一言頂けますか?

本当に今回ね、またこうやって、旧作までかけて頂けることにすごく感謝してますし、そしてとにかく、『USB』を一人でも多くの方に観て欲しいなあっていう、本当にもう、それに尽きますね。観てもらわなければ分からないと思いますし。観てもらえたらきっと何か・・・思うことがあるんじゃないかなあっていう。

--- 今後のご予定として、何か構想されているものや具体的に何かありましたら、お聞かせ頂けますか?

そうですね。ちょうど今オーディションやってるのが『台風一家』っていうタイトルの作品と『黒猫』の映画版もやるでしょうし、『蟲物語(むしものがたり)』っていうタイトルの舞台なり映画なりもやるでしょうし、懲りずに続けて行くと思うので(笑)。

--- さらなる新作もたのしみにしておりますね。

ぜひとも、よろしくお願いします。

--- 本日は、ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

USB
プレゼント奥秀太郎監督のサインが入った『USB』のポスターを抽選で3名様にプレゼント!

※応募締切 2009年7月31日(金)
※1. 応募には会員登録が必要になります。(新規会員登録は⇒コチラ
※2. 会員登録のお済みの方は、詳細と応募フォームへ
※応募の受付は、終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

interview

奥秀太郎

profile

1975年生まれ、東京都出身。1996年より、東宝ミュージカル、NODA・MAP、宝塚歌劇団、大人計画など、多くの舞台作品に映像プランナーとして参加。小劇場からダンス、バレエ、ミュージカルまで幅広く手がける。代表的な参加作品に、東宝ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』、NODA・MAP『パイパー』『THE BEE』『走れメルス』『オイル』『2001人芝居』、宝塚歌劇団『太王四神記』『NEVER SAYGOODBYE』、愛・地球博瀬戸日本館『一粒の種』など。『TAPMAN×PIANOMAN×MOVIEMAN』『吉田兄弟LIVE〜憂春』など、舞台演出も精力的に手がけており、映像を駆使したステージで話題をよんでいる。昨年12月には舞台『黒猫』で演劇の演出家としてもデビューを果たした。自身の監督映画もコンスタントに発表しており、これまでに『壊音 KAI-ON』『日雇い刑事(デカ)』(2002年)、『日本の裸族』(2003年)、中村獅童初主演作『赤線』(2004年)、『カインの末裔』(2006年 第57回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品)。『ドモ又の死』(2007年)を公開している。最新作『USB』(出演:渡辺一志、峯田和伸、桃井かおり、大杉漣、大森南朋、野田秀樹)が現在公開中。また、公開待機中の作品に、蜷川幸雄・野田秀樹・小牧正英といった希代の演出家達を追ったドキュメンタリー『天勝地』がある。この他にも、愛・地球博「瀬戸日本館」映像システム構成や「ライズX」のデジタル機器構成をプロデュースするなど、映像制作の枠を超えて、精力的に活動中。