JUSWANNA インタビュー!

Tuesday, April 14th 2009

juswanna

JUSWANNA / BLACK BOX
「まるでICE-Tとスパイクリーに楽太郎を足した最新のブラックな日本語ラップ!」Libra Record 2009年の目玉商品は随所にパンチの効いたリリックスとフローを自在に操る大田区出身の二人、JUSWANNAの登場だ。収録曲『東京頭脳戦争』ではD.L氏が長年寝かせていたとの太鼓判を押す力作トラックを提供し『旅は道連れ世は情け』では山仁氏が「I Shot The Sheriffからインスパイアされたと言うパンチライン」を披露した。『613』ではMSCとJUSWANNAのMC達が一緒に住んだマンションでの濃い日常生活レベルでの繋がりを楽曲化しそしてシングルカット『ピエロスタイル』では現存する全ての「お子様ラッパー」の息の根を止めるかの様な渾身のヴァースでとどめを刺した。業界玄人ARTIST達が乗り遅れは致命傷とばかり、意欲的に今作品への協力を果たしたILLなファーストアルバムが遂に完成した。


【JUSWANNA / BLACK BOX】PV



JUSWANNA INTERVIEW

(1) 生い立ち、ヒップホップ体験について、そしてJUSWANNA結成のいきさつについて(現在の編成に落ち着くまでの)

(MEGA-G)
東京は大田区生まれのヒップホップ育ち。地元の友達の影響でペイジャー聴いてから日本語ラップのファンになって、さんピンのビデオや雷おこしとか鬼だまり等で見た先人のライブが忘れられなくてラッパーを志しました。JWの結成のきっかけは、昔からクラブで遊んでいたDJのドモンという人物がいて彼のミックステープをライブラから出すのでフリースタイルを録らせてくれとのオファーを受けたのが最初のですかね。
その頃はメシアも自分も別のグループでそれぞれ活動していたのですが、ライブラのパーティーで気づいたら同じステージでラップしてました。で、初期に活動していたドモンとキャメルが一身上の都合でいなくなり(笑)後に影の司令塔となるDJムタが加入して今の構成になりました

(MUTA)
小さいころに兄貴が聞いてたのがhiphopでそれがヤバいって思って。なんだこれ!ってなって。それから自分なりに色んな音楽を聞いて情報を集めて自分なりに吸収していった感じです。それで、東京に出てきて、libraのイベント『hotpotspot』に出させてもらって、juswannaのdjをしないかって話しをもらって。メシアさんもメガGさんも知ってて一緒にやったらヤバい事出来そうだなと思って。


(2) 他のメンバーについてそれぞれコメントを。

(MEGA-G)
メシアTHEフライについては良きパートナーであり良きライバルだと思ってます。
ムタについてはライブでのワガママを実現してくれる凄腕DJって感じですかね。

(MUTA)
メシアさんもメガさんもオリジナリティーがあって面白いです。
でも二人の持つオリジナリティーは全然違う。
その二人が合わさってjuswannaになるんだと思います。
だからJUSWANNAはソロではJUSWANNA色は出ないと思います。


(3) 改めてJUSWANNAのスペシャルな部分は何だと思いますか?

(MEGA-G)
特にこれだってモノは持ち合わせてないんですがスペシャルな部分があるとしたら『呼吸』ですかね?


(4) 『湾岸SEAWEED』を振り返って。

(MEGA-G)
前作では、MSCに影響されて出したラップと言うか…実はライブラと絡むまでMSC聴いたことなくて、それなのにライブでサイドMCに任されちゃって…慌ててレンタル屋に借りに行きました(笑)で、聴いたらバッチリ飛ばされちゃってちょうどシーウィード作るちょい前だったんであんな感じの作品になりました。


(5) アルバムの構成が凄くタイトで、病み付きになるのですが、構成やトラック集めで特に気を使った部分は何ですか?

(MEGA-G)
トラック集めに関しては仲のいい人が中心ですね。普段遊んだりしてる中でデモを聴かせてもらったりして選びました。ただデブラージさんはお願いする前からヤル気満々でした(笑)アルバムの構成については狙ってたわけではないのですが、メシアが曲作り早くてそれに合わせて自分が違うフレイヴァーを足していった感じです。
やはりアルバムはバランスが大事だと思うのですがその点は前作より上手くできたと思います。


(6) アルバム・タイトルやコンセプトについて語ってください。

(MEGA-G)
ニュースなんかで聞くブラックボックスって言葉の響きがずっと気になってて。この世のタブーを詰めておくものって言うか…それに飛行機の墜落事故の時も壊れないタフな箱でもある。そんな普段テレビじゃ感じれないようなブラックな音や言葉を詰めたアルバムだって意味にしておいてください(笑)


(7) パンチライン含め、とにかくリリックが“入ってくる”アルバムだと思いました。
個人的に思い入れの深い、特に達成感のあった曲、リリックについて、いくつか例を挙げて説明してください。


(MEGA-G)
どの曲も計り知れない位の思い入れがありますが、タイトル曲のフックはニューヨークでKRS-ONEとMARLEY MARLのライブを見てる時に出来ました。それがレコードやPVになったのはとても感慨深いですね!!それと4曲目はリリック書くために一日30回位ビギーの曲聴きましたね。


(8) ゲスト・アーティスト、プロデューサーについてコメントしてください。

(MEGA-G)
ゲストについても基本は仲のいい人が中心ですね。613は共同生活してるメンバーで、エルやダグは自分のコネクション、ベスや仙人掌はメシアのコネクション、山仁君はライブラのコネクション。普段から私生活やライブで一緒に遊んでる面子ですね。
知らない人とデータのやり取りだけで曲作りなんてしたことないんで信頼できる仲間を選びました。

(MUTA)
二人の周りの人。二人がプロップス掲げてる人。どの曲も良い個性が出てると思います。それが合わさってひとつのアルバムになったのではないかと思います。
俺もSKITを作ったんですが、それぞれの色が出てるので、色が合わさらない様に気をつけました。」


(9) 今後の予定について。

(MEGA-G)
今後は全国のクラブや23区を回るツアーを予定中です。

(MUTA)
色々やってみたいです。挑戦したい。JUSWANNAもトラック制作もDJも。それでいてかっこいいものでありたい。


インタビュアー : 二木崇(D-ST.ENT)

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