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無人島 〜俺の10枚〜【SPECIAL OTHERS編】

2009年4月8日 (水)

無人島
 
 
SPECIAL OTHERS
NEW ALBUM

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SPECIAL OTHERS

 
 
無人島 〜俺の10枚〜
音楽好きには、超定番の企画がHMV ONLINEでもスタート!その名も“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!それでは記念すべき第一回のお客様はSPECIAL OTHERSの皆さんです!
 
 
最後まで読んでくれた方の中から抽選で素敵なプレゼントが当たります!
 
 

■ 俺たちのアイドルが全員揃ったアルバム ― Stanton Moore 『All Kooked Out!』

special others HMV : 今回から始まった「無人島 俺の10枚」の企画です。
皆さんにそれぞれ思い入れのあるCDを持ち寄って頂いたので、みんなで聴きながら熱く語ってください!では、早速1枚目からいきましょう。
まず、Stanton Moore『All Kooked Out!』ですね。やっぱこれはドラムの宮原さんチョイスですか?

宮原良太 (Ryota "TOYIN" Miyahara) 以下宮原 :これはメンバー全員聴いてますよ。まあ、俺的なバイブルであることは間違いないですね。ドラムだから。

HMV :凄腕ドラマーですよねえ。

宮原:そうですね、ニューオリンズでセカンドラインを学ぶ上で絶対外せないアルバムですね、これは。

HMV :この人ってC.O.Cとかハードコア系のバンドでも叩いてますよね。

全員:へ〜、そうなんだ〜。

宮原:このアルバムの凄いところはトリオ編成なんだけど、音聴くと絶対にトリオの訳ないだろっ!て音数なんですよ。Charlie Hunterが入ってて、StantonとSkerikがいるから。

芹澤優真 (Yuma "REMI" Serizawa) 以下芹澤 :最強だよね。

宮原:俺たちのアイドルが全員揃ったアルバムなんすよ。

HMV :じゃあ、その最強アイドル盤を聴きましょうか。(笑)

(全員で聴きながら)
宮原:もはやサミットですね、このCDは!

HMV :やっぱ、この人にプレイスタイルって影響受けました?

宮原:そうですね。本当によくメンバーや他人からも言われるのが、俺のドラムプレイにそっくりだって。

HMV :ああ、やはり。僕もそう思った。モロに影響を感じました。

宮原:モロに影響受けてますね。StantonとGalacticは。

芹澤:やっぱ、一番似てると思うもん。

HMV :このCDは何歳位のとき初めて聴いたんですか?

宮原:21、22歳位の時かな。

HMV :最初バンド内では宮原さんがハマったんですか?

柳下武史 (Takeshi "DAYO" Yanagishita) 以下柳下:Galacticをみんなで見に行ったんだよね。

宮原:新宿のイベントに見にって。まだGalacticがド新人みたいな頃で。でも、なぜかGalacticの時だけ会場に若者が凄い集まってましたね。

HMV :へぇー。このチョイスってスペアザらしい気がしますね。

宮原:俺的にはこのアルバムが人生で一番聴いてるやつかもしれませんね。

HMV :じゃあ、無人島に行く時は絶対外せないね(笑)

宮原:ホントそうですねえ。



  All Kooked Out   SPECIAL OTHERS 1 All Kooked Out
Stanton Moore





■ みんな座ってたのに、立ち上がってしまった! ― G Love And Special Sauce 『Yeah Its That Easy』

HMV :じゃあ、2枚目にいってみましょう。次はG Love And Special Sauce『Yeah Its That Easy』ですね。これをチョイスした方はどなたですか?

宮原:まあ、これもメンバーみんなのチョイスですね。

芹澤:うん、これもメンバー全員が聴いてますね。

宮原『Philadelphonic』が出てる時に、俺が間違ってこのアルバムを買ったんですよ。

HMV :「間違って」買ったの?(笑)

宮原:本当は1st買うつもりだったんですよ。どれが1stか分かんなかったから、ギターのヤギ(柳下)に電話して、「顔の写ってるジャケットのやつ」って言われて買ったら、違うのを買ってしまったという。

一同:(笑)

宮原:1stは芹澤が持って来てみんなで聴いてたんですよ。かっこいいね、って言って。でもこの『Yeah Its That Easy』をかけた時はみんな座ってたのに、立ち上がってしまったくらいの反応でしたね。こっちの方がもっと良いじゃん!みたいな。

HMV :メンバー4人で一緒にCDを聴くようなことってあるんですか?

芹澤:よくリハ行く前に良太(宮原)の家に皆で集まったりして、音楽の話とかよくしてたんですよ。その時に結構みんなで色々話してました。

柳下:まだうちらがCDとかリリースしてない頃ですね。

芹澤『Electric Mile』以降はあまり聴かなくなったなあ。

宮原:結構最近、彼らはキレイな音になって来てると思うんだけど、俺たち的にはこの頃の野暮ったくて、ちょっと荒い音の頃の方が好きだったんですよね。まあ、G Love本人の前では言えないけど(笑)

柳下:この頃ってブルースとポップなのが混じってちょうど良かったよね。土臭さもあって。

芹澤:今って音質はキレイなんですけど、結構ブルージーな方向にいってるよね。

宮原:最近は音作りがしっかりし過ぎてるかな。この『Yeah Its That Easy』の頃ってビンテージドラムで音が野暮ったくて超かっこ良かったっすね。

HMV :そういえば、たまに昔のアルバム聴くと、その当時の思い出が色々甦ってきたりしません? 「あの娘と付き合ってたなあー」とか。

宮原:いやあ、このアルバムず〜っと聴きまくってるから特定の思い出はないですね。(笑)

一同:(笑)

芹澤:一昨日とかも聴いてるからね。(笑)

宮原:レコーディングの時とか絶対聴いてますからね。どういう音にしようかって考えてる時に。レコーディングエンジニアさんに聴かせて「これ、カッコいいですよね!」とか言ったりして。

芹澤:でも、もしジャケットだけ見たらこのアルバム買わないよね。(笑)

HMV :ジャケットは確かに微妙ですよね。(メンバーが持ち寄ったCDジャケットを見ながら)あれ、このCDってサイン書いてもらってない?

宮原:あ、これは元々のデザインですよ。あれ…?違う、これ本人に書いて貰ったんだ!忘れてた!重要なエピソード忘れてました。(笑) あー、今スゴい感動した。

一同:(爆笑)

宮原:ライブ一緒にやった時に楽屋で書いて貰ったんですよ。

HMV :結構仲良し?

芹澤:まあ、会えば向こうも存在は認識してくれてるかなくらいなかんじ。(笑)共演のときもうちらのライブ見てくれて、「カッコ良かったよ」って言ってくれて。

HMV :このアルバムでおすすめ何曲目ですか?

宮原:12曲目ですね。(「Pull The Wool」) この曲は展開が劇的なんですよ。J-POPとかではあり得ない展開で。このCDってメンバー全員買ったんですけど、最初この曲の良さにメンバーも俺も気づいてなくて。ある日、寝ながらこのCD聴いてたら、この曲のあまりのカッコよさに目が覚めて。そのまま、起きてギターを弾き始めましたね。(笑) このCDってバンドでオリジナルの曲作りを始めた頃に聴いてたアルバムで、これを聴いてからは曲の展開ってもっと自由に何やってもイイんだ!って思うキッカケになりましたね。

芹澤:今の俺らの曲作りの雛形になった気がしますね。

HMV :じゃ、このアルバムってスペアザにとって超重要な1枚ですね。

芹澤:ほんとメチャメチャ重要な1枚ですよ。

宮原:この曲ってチューニングも独特なんですよ。で、G Love本人に「この曲ってチューニングが独特だから、上手くコピーできないよ」って言ったら、本人曰く「チューングはちゃんとしてるつもりだけど…」って。(笑)

HMV :本人的にはちょっと心外なんじゃないの(笑)

宮原:確かに。(笑)



  Yeah Its That Easy   G Love And Special Sauce Yeah Its That Easy
G Love And Special Sauce







 
   
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