詳細UP！！セルメン史上最強ベスト

2009年2月12日 (木)

まだ若きブラジル'66の時代から、
近年ブラック･アイド･ピーズとのお仕事までも完全網羅した、
セルジオ･メンデス大先生初の"オールタイム･ベスト"がいよいよ登場!
むろん全てが名曲･名テイク。
ずっと昔からの愛好家の方にも、最近のボーダレスな活躍ぶりから先生を知った新しいファンの方にも嬉しい「親子で感涙！」の永久保存盤です。




セルジオ･メンデスは1941年2月11日、リオ･デ･ジャネイロ近郊のニテロイ生まれ。
幼少の頃から音楽学校でクラシック･ピアノを学ぶなど恵まれた環境で音楽の基礎を習得。50年代後半には当時リオで流行していたジャズ･コンボ･スタイルで活動していました。

やがて60年代に入り、セルジオはボサ･リオ･セクステット結成ののち、65年にはアメリカに活動の場を移します。
当時、かのアントニオ･カルロス･ジョビンやジョアン･ジルベルトらボサノヴァのアーティストたちがブラジル国内、さらに海外（主にアメリカ、西海岸）で大成功。セルジオ･メンデスも彼らの影響を受け、当時流行していたボサノヴァに転向、彼らとともに国内外で大活躍。先述のジョビンやジョアンとともに世界的な"ボサ･ノヴァ･ブームの旗手"として、ボサ･ファンはもちろん、米ジャズ･ファンにも支持される存在となります。

いよいよ66年、セルジオ･メンデス＆ブラジル'66名義のアルバム『マシュ･ケ･ナーダ』(A&M)を発表、タイトル曲「マシュ･ケ･ナーダ」（オパー、オパー、オパー、でおなじみのあの曲）が世界的に大ヒット！
以後、多彩な楽曲を洗練されたボサノヴァやお洒落なAOR風にアレンジした、優れたプロデュース・ワークによるヒット作品を連発。

96年『オセアーノ』を発表以降の10年はぱたりとリリースが途絶えましたが･･･
その空白の10年について、セルジオはこうコメントしています。
―――「私は山ほどのアルバムを作ってきた。だから、今さらお馴染みの路線のものを出してもなぁ、という気持ちだったんだ。確かにいろんなレコード会社からオファーはあった。でも、自分が楽しめる音楽であり、仕上がったものに意義が感じられる音楽…私はそのアイデアが出て来るまで待っていたんだよ！」

10年後の2006年、彼がずっと温めてきたそのアイデアたちが一気に開花し具現化します。
ブラック･アイド･ピーズのウィル･アイ･アムをプロデュースに、R&B／ヒップホップの豪華気鋭アーティストを多数ゲストに迎えた『タイムレス』のリリース。 ヒップホップ世代の若者たちをも巻き込み、世代を超えた支持を集め、大ヒットを記録したのは記憶に新しいところです。


ジョビンのような天才メロディ･メーカーでもなければ、ジョアンやバーデンのような歴史に残るプレイヤーでもない。ブラジルの名曲やビートルズなどの既存のヒット曲に洒脱で華やかなアレンジを施し、優れた指揮でプレイヤーたちの息を合わせ、原曲以上にカラフルなポップ･チューンに仕立ててしまう･･･
まるで魔術師のような稀代の"コンダクター"、それがセルジオ･メンデス。
彼が繰り広げる豪華なエンターテインメントは、古き佳き時代の遺産に留まることなく新しい波をも巧みに取り入れ、まだまだこれからも続いてゆくのです。

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長いキャリアのなかで彼のベスト盤は多数リリースされていますが、今回リリースとなる『グレイテスト･ヒッツ』は、懐かしのブラジル'66時代から最新作『モーニング･イン･リオ』まで、初めてレーベルの壁を越えて編集された"オールタイム･ベスト"。
ざっくり見てみると、ミレニアムの近未来的な最新の音から、60年代の若き日の作品へと遡るような構成となっています。
ラストには、ボーナス･トラックとして、DJスピナによる「三月の雨」リミックス･ヴァージョンを収録（初CD化音源！）。

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2009年 3月2日(月) 〜 7日(土)
各日2回公演 (19:00＆21:30)
@ ブルーノート東京
※メンバーは未定

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