2009年2月6日 (金)
「MARQUEE」、WebDice、HMVのトリプルコラボレーション
mito from clammbon クラムボンのベーシスト。いくつかのソロプロジェクトや多方面のアーティストのプロデュース活動も活発に行うオールラウンド・プレーヤー。 |
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MMMatsumoto from 「MARQUEE」 ポップカルチャーとマニアックな視点で独自な音楽を紹介する音楽雑誌「MARQUEE」の編集長。 |
どもですっ、ミトムボンです!!お待たせいたしました、『MMM Radio Psychedelic』第4弾!
今回のプログラムは【暗い!怖い!!】がテーマ。今までとは趣向を変えてMMMatsumotoさんと僕とで3枚ずつ、まるでカードをするようにお互いの持っている選りすぐりのアイテムをご紹介します!!まあ、この企画は「MMMatsumotoさんと僕がやっていればやらないはずが無い」であろう、ある種必然的な特集でしたね(笑。また、本当の意味で【暗い!怖い!!】音楽とは?というちょっと心理的なトークと選曲を交えつつ、さあ、いってみましょうか!!(夜中に聴くのはオススメしませんw
【コメント by mito】
音楽雑誌「MARQUEE」とMMMRadio Psychedelicで紹介したPlay Listをご紹介
1st Set | |
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AMON DUUL / Psychedelic Underground |
mito 「最初の曲は・・松本さんはもうわかりますよね(笑)」 MMMatsumoto「いやあ、かぶんなくてよかった。ボクも持ってきそうになりました。やっぱりこれが最初ですよね」 mito 「そう、Amon Duulですけどね」 MMMatsumoto 「1stアルバムですよね」 mito 「Amon Duulといえばみなさんもなんとなく名前だけなら聞いたことがあるかもしれませんが、この世にこんなに歪んだ音源があるものかと当時驚愕させた・・」 MMMatsumoto 「初めて聞いたときはショックだったよね(笑) 」 mito 「ボクはこれを中学三年生くらいの時にレコ屋で流れているのを聞いて、これの何が良いのかとまったくわからないというか。この衝撃感は異常でした。」 |
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【解説 by mito】 1969年に産み落とされた異形(偉業?)の音楽。67年にミュンヘンにて結成されたコミューン の集団が、セッションとテープコラージュで「混沌」と「自由」、そして「狂気」を表現する... 歪んだ音塊、崩壊した構成、悲鳴のような歌、そのどれもが今でも新鮮に響くのが凄い。 [クラウト・ロック]の中でもひと際異彩を放ち、後に AMON DUUL Uと形を変えて、全く別の「音楽的なアルバム」を作るのも、このバンドの面白さである。 |
2nd Set | |
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FRANCO BATTIATO / Pollution |
MMMatsumoto「結構やばいですよね、これ?」
mito「だいぶやばいですね、これは(笑)」 MMMatsumoto「この人は前から紹介したかったんですよね、これは。 まずこのレーベルは、ジョンケージとかをリリースしていたクランプスの前身のレーベルで実験的なレーベルなんだよね。この人ね、FRANCO BATTIATOって人なんだけど、イタリアきってのヒットチャート1位の人なの。片方でこんな音楽をやってるけど、片方でものすごい歌モノをやっていて、70年代から80年代にかけてはヒットチャートの1位はこの人が多い(笑)変わった人なんだよね。」 |
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【解説 by MMMatsumoto】 これはブッ飛び! 70年代初期イタリアのアヴァンギャルドな作品。何やら不穏〜な雰囲気て1曲目からキてます。ロック、地中海民族音楽、ミニマル、サウンドコラージュが法則度外視に混入。作者バッティアートは、イタリアきってのヒットシンガーである反面、こ〜んな実験音楽も作っていたという見習うべき変人(天才)。 |
3rd Set | |
お取り扱いなし |
Current 93 / I Have A Special Plan For This World (現在廃盤) |
mito 「えー、ということで次はCurrent 93」 MMMatsumoto「懐かしいです。でもこれ、2000年リリースになってるけど、最近もずっとやってたんだね」 mito 「デビューは結構古いですからね」 MMMatsumoto 「ボクは80年代しか知らないから」 mito 「当時から実験音楽集団というかフリーフォークみたいなことをやってたみたいです」 |
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【解説 by mito】 「魔術師」の異名を持つDavid Tibetが中心となるユニット。1983年から活動を開始し、その音楽はフリー・フォーク、インダストリアル、ミニマル、ノイズとめまぐるしいほどに変化 している。今作はアメリカの恐怖作家であるThomas Ligottiの散文詩を朗読し、コラージュを重ねながら、GSYBE!を彷彿とさせる殺伐とした美しい音場を形成する。2000年作品。 愛した者がすべて逝ってしまった時 望んだ事をすべてし終わった時 悪夢の全てがぼんやりと曖昧になる時 あるいは、月触がこの世界の多くの醜いものを覆い隠す時 穏やかで幸福で、そして完全に独りになった時 大いなる新しい闇の中で、 あなたは自らの特別な計画を実行するだろう…… |
4th Set | |
お取り扱いなし |
ILLUSION / Illusion (現在廃盤) |
MMMatsumoto「クラシカルな感じのILLUSIONの2ndアルバムです。」 mito「いいですね。ルネッサンスですよね。」 MMMatsumoto「そうですね。オリジナルのルネッサンスの女性ヴォーカリストが作ったバンドです。」 mito 「この方はだいぶ不幸な経歴で、悲劇の方ですよね」 MMMatsumoto 「お兄さんがキース・レルフっていって、60年代にヤードバーズというバンドで活躍していて、ヤードバーズはエリック・クラプトンやジミーペイジとか排出したバンドなんだけど、そのキースレルフの妹さんがジェーンレルフなんだよね。」 |
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【解説 by MMMatsumoto】 バンド再活動を目指して練習中に感電死してしまった故キース・レルフ(ex ヤードバーズのリーダー)の妹ジェーン・レルフが、その遺志を継いで70年代後半に結成。この人は初期ルネッサンスのヴォーカリストでもあった人。スキャット風の澄んだ歌声が、孤独なあなたをきっと虜に(笑)。クラシカルで静けさ漂う雰囲気が最高。 |
5th Set | |
お取り扱いなし |
不失者/Live 2nd (現在廃盤) |
mito「さあ、どーんという感じですが(笑)」 MMMatsumoto「クラムボンmitoくんが不失者というのも結びつかない感じですが」 mito「そうですかね。紹介すると不失者といって灰野敬二、小沢靖、高橋幾朗のギターロックトリオで、鳴っている音は本当にギターなのかという音で。灰野さんのバンドで素晴らしい音源ですね」 MMMatsumoto「ライブではだいたい4時間くらいやってますから。あの感じを音源に残せるとは思ってないけどね。灰野さんを含め、音だけではないですからね。」 | |
【解説 by mito】 1971年に「ロスト・アラーフ」を結成して以来、衝撃的で斬新な活動を続ける孤高のアーティスト[灰野敬二]のバンドが、この「不失者」である。フリー・ジャズと現代音楽をモチーフとした様な即興的な演奏、限界までに歪ませたギター、這いつくばるように唸りを上げるベース、フルショットで破錠するドラム...そして地の底から吹き出した かのようなボーカルが、全てのメディア(音楽録音物)の存在を否定するかのように歪み、迫って来る。メタル、ハードコア、ノイズといった「爆音」を売り にする音楽があらかた出尽くした今でこそ、全てを破壊し尽くしたような彼らの音楽が響くだろう。ちなみに本作は2枚組、全150分の大作。1991年1月1日発売とあるが、真偽は不明。 |
6th Set | |
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Henry Cow/Concerts |
mito「かっこいい」 MMMatsumoto「クリスカトラーのドラムのタイミングがばっちり」 mito「Henry Cowですね。ジョンとヒューホッパーがファズベースが自分のファズベース人生の頭を飾っている感じですかね(笑)」 MMMatsumoto「そうなんだ」 mito「アートベアーズはオリジナル盤を買ってダイニングに飾るのが趣味ですね(笑)」 | |
【解説 by MMMatsumoto】 70年代UKのカンタベリー系にあってバリッバリ、フリーフォーム。音楽ツウにはフレッド・フリス(g)やクリス・カトラー(dr)が在籍していたことでも有名なバンド。ac / el 混合で変拍子も連続。そのライヴ盤。複雑で緻密なアンサンプルを生で、よりアクティヴに展開してビックリ・カッコイイ。ワイアット参加の曲も収録。 |
今回は49ページ使って「次世代ファンタジー」特集。まず再
始動、Tommy heavenly6を大特集。続いて注目の新人
1000sayを第2特集に。更にファンタジックなプログレカタログ
59選、アートディレクター野田凪さんの追悼特集も。巻頭には
capsule、巻末には活動休止するSUEMITSU & THE SUEMITHの独
占インタビュー。その他 Candy Stripper、MEG、
HALCALI、ミドリ、先鋭的なバンド群からはthe telephones、
People In The Boxなどズラリ。来年もヨロシクッ!>
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