サイプレス上野とロベルト吉野 インタビュー！

――前作を振り返って改めて思うことは？

サ上 ： 当時はライブで噂になってる自分達が、『ちゃんと作品作れるのか？』という声を「木戸クラッチ」バリに切り返えそうと作ってました。
その時に出来る事、ノリ何かを全部ごちゃ混ぜにして、闇鍋スタイルでぶっかませたと思います。今思うと未熟な部分や、まだまだぶっか
ませたと思うところもあります。

―― 自分たちの強み、また原動力になっているものは何だと思いますか？（いくつでも）。 どんな評価が一番嬉しい？

サ上： 十分に凹まされてきたり、＜お笑いっしょ？＞とかバカにされてきたりしていたので何も気にしなくなった。あとは安酒感覚というか、ラーメン 二郎がイケる奴との邂逅、愛すべきくだらない物への愛情。何があっても＜どうってことねえよっ＞て気持ち。心の中で＜ライバルをつくって、そ して勝つ ! ＞スタイル。あと俺達をバカにしてきた奴ら・振った女へのリベンジ。 The YOKOHAMA Chainsaw Massacre ！

　 一番嬉しい評価は＜くだらねえ・・・＞ですかね（笑）＜相変わらず＞とか＜イケてる＞とかですね。

―― 新作の 参加プロデューサー、ゲストについてコメントしてください。

サ上 ： ●ドリームトラクターズ→服装ダサいのはセンスのある証拠。そんな＜ビート武士＞が良い仕事をしてくれました。俺のアイデアを具現化してくれる俺の右手・タケシ・ヨシムラ！

　 ● LATIN QUATER →相も変わらず人間性と正反対の流麗なトラックを頂きました！さすが！

　 ● RYUZO →『 OWL NIGHT 』から完全にやられていたので、単純に嬉しかったです！俺が思う『 HIPHOP 』と RYUZO さんが思う『 HIPHOP 』が一緒で、まさにこの曲しかないと思いました。

　 ● DJ WATARAI →最初にもらったビート集が他の人たちに持っていかれ悶々としていた所に、時間切れ引き分けギリギリにカウントスリーを取れた一曲でした！

　 ●いぬやま→謎・みっちゃん、ビート武士、ロベルト吉野、りょーちん（失踪中）によるボンクラカルテット。武士の家でかかっていて、『格好良いね、誰？』『いぬやまっすね』『使うべ』って感じで決まりました（笑）

　 ●ビート奉行→横浜、いや全国的にも鬼ハードワーキンな男！常に２０曲以上入ったデモ CD を渡してくれるビートメイクキ●ガイ（笑）物凄い数から曲を選ぶのが大変でした。良いのが多すぎて・・・。

　 ●竹内朋康→＜マボロシ＞で同じスタジオを使っているときに、このアルバムのデモを聞いてくれて、まさかの逆オファー！ちょうど＜ THE COOL KIDS ＞的なのを作りたいと思っていたので、願ったりかなったりでした。

　 ● SLY MONGOOSE →元々、大好きなバンドだったのでメチャクチャ嬉しかった！曲つくりも結末が見えないというか、非常にこだわりがある人達で、レコーディングが半端なかったです（笑）

　 ●宇多丸→俺の青春時代にトラウマを植えつけた張本人！憧れの人といよいよ曲ができる時が来た！が、テーマは＜コレしかない！＞って感じでした。流石の仕事っプリに感服でした。

　 ● BACH LOGIC →トラックを聞きにお家にお邪魔した時に、曲の話よりも違う話（共通の趣味）で盛り上がり結局曲は決めず（笑）その後に送られてきたトラックで速攻ノックアウトくらいました！ミックスも流石の仕事っぷり！！！

　 ● KILLA BEATS →またしても海外からの逆オファー。 PC にトラックのデータと『お前は横浜の王子になれ！王子は何人いてもいいんだ！！』のメッセージと新手のウイルス付で。

　 ● ALI-KICK →最近の彼のハードワーキングっぷりの中に俺達だけ入ってないことに気づき、モジモジしながらオファー。今までやった事ないタイプの曲だったので新鮮でした 〜 。

　 ●熊井吾郎→９月に一緒に行った高知で、お互いの秘密を交換してさらに仲良くなった（笑）真面目そうな顔して笑いのポイントにうるさかったりと、意外な感じと、しっかり仕事する部分が新感覚でした。

　 ●将絢→熊井に『ステージで二人が一緒に立つ所が見たい。二人の見た目のギャップがいいっすよ！』とさらっと失礼な事を言われて実現。歌が上手くなっているのが癪に障りました・・・。

　 ● LUBLAW&BTB →横浜のマイメン集団・ PAN PACIFIC PLAYA から日本初？の二人組みトークボクサーユニット。身近でライブ見てて『凄い事になってるな・・・』と思いやってもらいました！ばっちり！！この曲はアルバム制作の一番初めのころに渡したのですが、完成したのが最終日手前（笑）

　 ● BUZZER BEATS →同年代最強。最初は『 SOLJAHBOY みたいの』とか言っていたけど旬が過ぎてたのでコレに（笑）まさかのトラック差し替えヴァージョンも存在する一曲です。相変わらずクラブでの失態と仕事っぷりのギャップが半端ない・・・。

　 ● ZZ PRODUCTION →横浜発 184045 兄弟。ポッセカットは＜ STERUSS ＞の作品だけだったので、俺達でもやりたかった。ステルスではしっとりだけど、俺達ではあの面子の駄目さ、酒に溺れてる空気を充満させたハズ！みんなクズ！！

―― アルバム・タイトルの理由、コンセプトを。また特に気に入ってる３曲を挙げて、その理由を説明してください。

サ上 ： ● タイトルの理由→家の前にあった遊園地『ドリームランド』の象徴が『ワンダーホイール』という観覧車。ＣＤ出す前は皆でロクに仕事もせず夜中も遊園地で遊んだり、スケボーしたり、酒飲んだりしてて。それを見守っていたのが『ワンダーホイール』。今は無いからこそ、俺達が＜２代目ドリームランド襲名＞、 ＜ワンダーホイール＞になってやるって！という意味を込めて。後はスケボーのウイール、レコードの WHEEL 、人生というのもかけて。

●コンセプト→ぶっちゃけ無し（笑）前作を超えるのは当たり前として、今まで通りの俺達と『ドリーム』を出してからの２年間を作品に落とし込めるのを心掛けた位です。

――一 アルバム制作中に音楽以外でハマっていたことは？

サ上 ： 制作から逃げ出して飲酒。近所の飲み屋のおばちゃんに励ましてもらっていた・・・感謝。

―― 座右の銘的パンチラインは？

サ上 ： TIME ・ PLACE ・ OCATION ・ JUNLE 　ドギつい時こそ俺らのチャンス！

―― 昨年のベスト・アルバム、ライブ、本、映画、デスマッチ他、思いつく限りを。

サ上 ： アルバム→ TOJIN BATTLE ROYAL
  ライブ→ ANARCHY@ 原宿アストロホール / 9.27 PAY BACK BOYS@ 新大久保 EARTHDOM
　 本→俺はまだ本気を出してないだけ �
　 映画→ぜんぜん見てない！
　 デスマッチ→該当無し
　 ＤＶＤ→ W ☆ ING 『暴虐のレクイエム』
　 イベント→建設的× ONE × Y REP ＠ BAY SIDE
  　俺→『ドリーム開発』『 RESORT LOVER 』立ち上げ  

――ありがとうございました！！