Neil Youngライヴ・アーカイヴ第3弾は

2008年10月22日 (水)

Neil Young 22歳。この澄んだ瞳の若者が見つめる、真っ直ぐな視線の先には、やがて自らもその渦中に身を投じることになる、70年代ロック大航海時代の予想図が拡がり始めている・・・のだと思う。



『Live At The Fillmore East』、『Live At Massey Hall』と続いたNeil Youngの「ライヴ・アーカイヴ・シリーズ」の第3弾が登場です。

今回は、1968年11月9、10日、ミシガン州アナーバーにあるライヴ・ハウス、カンタベリ・ハウスで行われたソロ・アコースティック・ライヴ音源が蔵出しされます。

ということは、Buffalo Springfieldの解散（1968年5月）から半年後、ファースト・ソロ・アルバム『Neil Young』のリリースを、2ヵ月後に控えた状況でのライヴ・ステージになるというわけなのですね。

Stephen Stillsとの対立により、Buffalo Springfieldを解散させたというものの、やはりレパートリー不足も含め、Buffalo時代の楽曲に頼らないと・・・というのが実際のところではないでしょうか。「On the Way Home」、「Mr. Soul」、「Expecting to Fly」と、のっけから3曲がいきなり、Buffalo時代の自作曲。ほか、「Broken Arrow」、「Nowadays Clancy Can't Even Sing」といったところも演奏。

「The Loner」、「If I Could Have Her Tonight」、「I've Been Waiting For You」、「The Old Laughing Lady」、「The Last Trip To Tulsa」など、すでに、自宅等でシコシコと録りだめされていたファースト・ソロ・アルバム『Neil Young』収録用の楽曲も勿論披露しています。



「Winterlong」、「Sugar Mountain」といった今後のライヴ・レパートリーに欠かすことができない大名曲や、1970年の『After The Gold Rush』に収録されることとなる「Birds」を披露している点も見逃せませんよね。

また、曲間のMCでは、本屋でアルバイトをしていた頃のエピソードや、レコーディングについて随所で計10分以上に渡って話しており、歌詞・対訳に加え、MC訳が付いた日本盤も要チェックです。

当日の模様は、TEAC 2テープ・レコーダーに録音されていたそうで、これまで40年もの間、そのテープに眠っていたという超お宝音源！

また、前回同様、こちらもDVD付きとなるわけなのですが、DVDには、CD収録曲のHi-Res Stereo音源、フォトギャラリー、来年初頭リリース予定の『Neil Young Archives Vol.1』のトレーラー映像を収録。ライヴ映像は収録されておりません。

Neil Youngの「ライヴ・アーカイヴ・シリーズ」にハズレなし！ということで、発売前から、今年のベスト・リイシュー大賞の大本命だ！と全ロック・ファンが色めきたっております。貴重すぎるソロ初期のパフォーマンスをどうぞ！




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