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菊地成孔 ロング・インタビュー【第3回】

2008年8月19日 (火)

菊地成孔



音楽家/文筆家/音楽講師。
スクエアという言葉からはあまりにもかけ離れた
驚異的な視点と感性。
弁舌逞しい軽妙な語り口で、
縦横広大なスペースを緩急自在に駆ける、
菊地成孔。

最新プロジェクト=ダブ・セクステットのアルバム。
そして、2冊の著作『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究』、
『服は何故音楽を必要とするのか?』。
3つの最近クリエイションをメインにしながら
テーマは、ざっくりと「音楽とファッション」。

メゾンとジャズメン、
ダンスフロアにおけるファッション、
コレクションとヒップホップ・・・

6月某日、24:15。
音楽とファッションの均衡性は、殊の外スリリング。
やがて、各自忘我の境に入るかの如く。
無論、ここが歌舞伎町だということも。


そして、第3回目のカリテ。


   
ホールとかドレスアップして来るべきところに、
ヒッピーの格好したヒトがジャズを聴きに来るっていうことも
21世紀までに起きていない出来事ですよね?



--- 菊地さんの中では、アルバム制作中の段階で、そういった服飾的なコンセプトも同時に描いていたりするのでしょうか?


菊地  ボクはもう、ジャズやるって決めた時から、Tシャツとジーパンはイヤだなっていうのがありました。ブルーノート行って洋楽だけ聴く、年取ってある程度お金のある人が、そこそこ着崩したスーツ・ルックに対し(笑)、若いコが、そういうのはF--Kなんだっていう状況も飽き飽きだっていうのが、Date Course(Date Course Pentagon Royal Garden)やってる頃からあったんで。


   Date Courseはレイヴだったから、Tシャツと半パンのコが、フェスで泥だらけになって転げ回って、失神したりしてましたけど。アコースティック・ジャズの『Degustation』作り始めた時からは、ずっとスーツでいきたいということで、一貫してたんですよね。だから、昨日今日始まったことじゃなく、今回のアルバムの時には、鉄板というか、固まってたんで。よくできてるもんで、そういうことを何年か言い続けていると、スーツ屋がアプローチして来たりするんですよね(笑)。でまぁ、仲良くやってるわけですよ。


--- 菊地さんご自身のブログにも、「現在最も興味があるのは、ジャズで踊っている際に、どんな服装が考えられるか。ということです」とありました。


菊地  これも、話し出したら根本的なことになってキリがないんだけど、ジャズは最初ダンス・カルチャーだったんですよ。要するに、スイング・ジャズは。ニューオリンズは、「行進カルチャー」っていうかね。ニューオリンズ・ジャズは、ダンスはなかったと思うんだよね。あれは、葬送=フューネラル・マーチで。葬送を踊りながら行なったんだっていうね。セコンド・ラインで。ファースト・ラインが棺担ぐヒトで、次の2番目のラインっていうのが、それを追っかける子供たちのことをセコンド・ラインって呼んだんだけど。そこからあのセコンド・ライン・リズムが生まれて。


   フューネラル・ウォーキングとダンスがくっついたようなカタチでニューオリンズ・ジャズが始まって。そのあとビッグバンド・ジャズになって、完全にアレはもう・・・何て言うか・・・まぁ、ジェフ・ミルズとかと変わんないですね。夜通し踊るんだっていう感じで。社交ダンスの激しいやつだよね。だから、クラブ・カルチャーに近いですよね。そこからビバップ以降は、シッティング・ミュージックになって。で、日本においては、ダンスはロック。ジャズは、ジャズ喫茶で体ぶるぶる震わせながら聴く(笑)っていう風になっちゃって、しばらく踊りから離れてたでしょ?


80年代のTalkin' Loudで、ジャズとフロアがまた結びついたけど、ジャズ・ファン「総かっさらい」はできなかったしね。US3がブルーノート「お墨付き」をもらって、クラブ・ジャズをやったけど、アルフレッド・ライオン好きの古いブルーノート・ファンが全員US3で踊ったかっていうと、踊らないわけで(笑)。やっぱりまだね、デヴァイスされてるわけよ。行ったり来たりしてるじゃないですか?


   ボクは、Date Courseで「マイルス・リスペクト」な音楽をやって、はたして若い子が踊り狂うかどうかと思ってやってみたのね。踊り狂わないかも知れないと思って、最初は。で、やったら、バァーッって踊り狂ったわけですよ。8年間ぐらい、2,000人単位のヒトが踊ったり、失神したりするってことをやって(笑)。踊りは判った、踊ったぞと。相当踊れるんだねっていうことが判ったんですね。


   その後、スーツ着て、女性は当然ハイヒールでドレスアップして、踊らずに座って聴くっていうことで、Pepe(Pepe Tormento Azucarar)もやってたし。ここで1往復したわけですよね。踊れるジャズをレイヴのスタイルで聴く。踊らないジャズをドレスアップして聴く。じゃあ次は、マッシュ・アップというか。アコースティック・ジャズをレイヴの格好で聴くっていう・・・単なる順列組み合わせで言うとね(笑)。レイヴの格好でホールに来てね。


   UAと『cure jazz』っていうのをやったんですよ。それで、去年の12月にオーチャード・ホールでライヴをやったんですけど。そうすると、UAのファンのヒッピーみたいな格好したコが、オーチャード・ホールに座ってるわけ(笑)。ドレス着たUAが「Over The Rainbow」とかを歌ってるのを聴いてるんですよ、「いい」とか言って。で、そういうのもやったと、1回だけなんだけど。もっと増やしたいんですよ。つまり、ホールとかドレスアップして来るべきところに、ヒッピーの格好したヒトがジャズを聴きに来るっていうことも、21世紀までに起きていない出来事ですよね?それはやってみたいし、ずっと継続的にね。


菊地成孔


 

本当言うと、
オーディエンスのウェアリングっていうのは、
オーディエンスが作るものだからね。



菊地  まず今、このDub Sextetが孕んでいるネクスト・レベルっていうのは、ウチらはスーツ着てアコースティック・ジャズをやっているんだけど、フロアで人が踊ると。・・・ただ、ハイヒールっていうのはご存知のとおり、踊れるどころか、立ってるだけでも苦痛なシューズなわけで(笑)。ましてや、ドレスアップなんかした日にはね。でも、初期のリンディー・ホッピングのパーティーとか、3、40年代のスイング・ジャズのビデオを観ると、よくこんな格好で踊り狂ってたなぁって思うんだけどね。ハイヒールで踊ってますから。脱いじゃうヒトもいましたけどね。こんなヒラヒラで踊ってて、よく隣のヒトの指輪とかに引っかかんないなぁとか。黒人の身体能力ってスゴイですなぁって(笑)。あるいは、破れてても気にしなかったのかもしれないけど。


   まぁ、あんな状況は、日本ではちょっとムリ・・・ムリっていうか、よっぽど奇矯なパーティーじゃないとっていうさ(笑)。だから、一般のヒトが来るのにドレスアップ・ダンスはちょっとキツいだろうと。一番手軽なのは、Date Courseのファンだっていうヒトが「菊地の次のバンドだ」って、「オレはDate Courseの頃からこの格好」って言って、ヒップホップみたいな格好で来て、ウチらだけステージの上でスーツ着てるんだけど、フロアはそういうコが踊ってるっていう・・・のもいいですけど・・・それだと単純な組み合わせじゃない?だから、踊るためのドレスアップの格好があったら面白いかなって思ったんですよ(笑)。それは、ボクにも想像つかないんで(笑)。


   本当言うと、オーディエンスのウェアリングっていうのは、オーディエンスが作るものだからね。ボブ・マーリーが、この格好しろって言ったわけじゃないから。自然と客がそういう格好をしていったんですよね。ボクにそんな力があるとは思わないですけど。だから、「お互い」っていう言い方をしますけど・・・勝手にフロアが、或るファッションを作り出すほどの音楽だとも思わないですけどね。でも、そういう音楽もいっぱいあると思うんですよ。テクノが、段々とTシャツになっていったとかさ。日本のヒップホップが段々とエイプになってきたっていうのは、やっぱり音楽が強かったからですよね。まぁ、仕掛け人がいたとも言えますけど。


   ただ、ボクとクール・ストラッティンが仕掛け人となって、踊れるフォーマル・ジャズの格好はコレだ!とか言って、みんながそれを買うとかさ、考えられないですからね(笑)。その辺は投げちゃってるんで、みんなで考えようっていうね(笑)。


   そこそこフォーマルなんだけど、踊れる格好って何だろうか?っていうのは、どうかしら?っていう程度のことで、ブログに書いたんですけど。まずは、シューズからだよねっていうさ。女の子のハイヒールは無理だから、フラット・シューズで・・・フラット・シューズには、可愛いのがいくつかあるけどね。だけど、Date Courseみたいに、服が汚れてもいいっていうこととは違うから。


   あの頃は、服が汚れるどころか、眼鏡はかけてくるなっていうね、割れちゃうから。あと、宝石も禁止っていう。ネックレスもダメっていうさ。そうすると自然と、運動会みたいなことになりますよね(笑)。初期の頃ですけど、ハイヒールで踊った人がいて、スニーカーの人のつま先を貫通しちゃったっていうさ。それはまずいじゃない?だから、女の子もハイヒールは絶対禁止だって。その代わり、3時間演るから好きなように、めちゃくちゃにタコ踊りしましょうっていう感じだったんですけどね。今回は、そんな、何時間もタコ踊りしてぶっ倒れるぐらいに、とは言わないんで。


   ジャズ・フェスなんかの醍醐味だと、プレイヤーの方はスーツ着てさ、黒人のヒトとか。汗だくでずっーと演奏しててさ。もうぐっちょぐちょになってるのが判るんだけど、かっこいいなスーツ着てっていうさ。汗だらだらかいて。古くは、エルヴィン・ジョーンズとかからそうですよね。もう、汗かいた写真しかないじゃないですか(笑)。いいよ、エルヴィン、Tシャツでやれよっていうさ(笑)。あの人、Tシャツで完全にカジュアル・ダウンして演奏したことって、あんまりないと思うんですよ。ほとんどスーツだよね。全盛期のジョン・コルトレーン・カルテットの時は勿論スーツだし。


   ステージあがる方はいいけど、終わったら着替えられるから。お客さんに、それで来いって言うのは、帰りの電車もあるしさ、なかなか強要できないじゃないですか?だから、それで来て帰れるぐらいの感じで、かといってTシャツ、半パン、バッシュってわけにはいかないってなった時に、何かある?っていう問いかけですよね。クールビズ・スーツみたいになるのか(笑)、ちょっと判らないですけどね。









In Tokyo

 
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『In Tokyo』
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20008年7月の渋谷DUOと、9月の赤坂BLITZのライブから選りすぐりのテイクを収録。菊地成孔、類家心平の火の出るようなアドリブ・ソロの応酬や、ますます冴えわたるパードン木村によるライブ・エフェクト。坪口昌恭、鈴木正人、本田珠也からなるリズム・セクションの強烈なドライブ感など、ライブならではの臨場感を完全パッケージ。スタジオ収録+事後編集というコンピューター内で、クール且つ精緻に制作されたオリジナル盤2作品(『Revolution Will Not Be Computerized』、『Dub Orbits』)を見事に再現した衝撃のライブ・アルバム。



 




記憶喪失学
4 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール 『記憶喪失学』


何名かのメンバー・チェンジを終え、第二期ペペ・トルメント・アスカラールの音楽は、新しいサウンドを響かせ始めた。これまでのジャズ〜ラテン的なラウンジ感は残しつつ、さらに映画音楽、ブラジリアン・ミュージックの隠れた名曲を取り上げるなど、ペペから聴こえてくる音楽は、ポピュラー・ミュージックのあらゆる領域に拡がりをみせる。本作のために委嘱された菊地本人の作品(M-9)、中島ノブユキ(“エテ・パルマアンサンブル”を主催)の作品(M-8)、両者の共作(M-6)では、このアンサンブルが持つ底知れない可能性が楽しめるだろう。ポピュラー・ミュージックという音楽ジャンルが、映画、BGMなどに溜め込んできた名曲を、菊地はこのアンサンブルで、現代音楽を披露するかのように、慎重に取り上げ、古典/ロマン派を取り上げるように意匠を凝らした解釈を施す。



 




Dub Orbits

 
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『Dub Orbits』


菊地成孔が初めて挑んだ、2管ハード・バップ+ダブ・エンジニアという編成のグループ=Dub Sextet。60年代マイルス第二期クインテット・サウンドを踏襲し大きな話題を呼んだ、1stアルバム『The Revolution Will Not Be Computerized』に続く、2ndアルバム。ウェイン・ショーターによる名曲「Orbits」のカヴァーをはじめ、よりファンキーでアッパーな楽曲が並ぶ。ダブ・マスター、パードン木村・主動によるブレイクビーツ・チューンもグループ新境地。アートワークには、美術家、グラフィックデザイナー、映像作家、VJ、文筆家等多彩な才能を持つ宇川直宏氏を迎えた大注目の1枚。



 




Revolution Will Not Be Computerized
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『The Revolution Will Not Be Computerized』


自身に、新人トランペッター、類家心平を起用した2管に加え、リズムセクションを、クインテット・ライヴ・ダブからのメンバーである坪口昌恭(p)を中心に鈴木正人(b)、本田珠也(ds)で固めた、菊地成孔の新プロジェクト=Dub Sextet。『ESP』、『Miles Smiles』、『Sorceres』、『Nefertiti』というマイルス第二期クインテットのスタジオ4部作を母体としたサウンドにダブの抽象性を垂らし込んだ、アブストラクト且つスタイリッシュで、クールな緊張感も漂う快作。



 




M / D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究

4 『M / D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究』


『東京大学のアルバート・アイラー』でジャズ史を根底から覆した最強タッグ、菊地成孔×大谷能生・両氏のライフワークとも言える、帝王マイルス・デイヴィス論。2004年4月から通算3期に及んだ、東京大学教養学部における講義を書籍化。「モード・ジャズという概念が、服飾や流行現象としてのモードと同じであり、マイルスがそれを端的に体現している」という眼目において、マイルスの全貌を浮き彫りにする、大部800ページのガチンコ帝王論。講義録本編に加え、高村是州氏との鼎談、ケイ赤城氏へのインタビューなど圧倒の内容。







服は何故音楽を必要とするのか?

4 『服は何故音楽を必要とするのか?』


「ウォーキング・ミュージックという存在しないジャンルに召還された音楽達についての考察」。雑誌『Fashion News』の人気連載が、初のパリ・コレクション取材や、ショー音楽監督との対談を加えて書籍化。Kanye Westといったセレブリティ・ヒップホップ・アイコンを引き合いに出しながら、「ウォーキング・ミュージック」という名のもと、メゾン・ショーと音楽の融合乖離に、氏独自の鋭い考察力をすべりこませた注目著作。







サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍

4 『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』


「僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった」。「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のフットボール」に続く第3弾エッセイ集。自ら「聖域」と語る格闘技をテーマに据えた入魂の1冊。5年間の「凍結」を解き、自らの聖域と遂に対峙。「闘う人/闘ってみせる人」という存在に対する信仰の告白。2005年に発刊された著作の待望の文庫化。









ペペ トルメント アスカラール
4 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール 『野生の思考』

 『南米のエリザベス・テイラー』のステージ・アクト用に結成された、バンドネオン、ハープ、弦楽四重楽団にツイン・パーカッションという12人編成のストレンジ・オーケストラ「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」。コンサートのレパートリーを中心に、エキゾチックかつ、過剰にロマンティークな世界感を表現。




Cure Jazz
4 UA × 菊地成孔 『Cure Jazz』

 UA『Sun』に、菊地成孔はSax奏者/ホーン・アレンジとして参加。UAは、菊地成孔『Degustation A Jazz』にヴォーカルで参加。2年の歳月を経てリリースされた2人によるコラボ・アルバム。誰もが知るスタンダード楽曲に加え、両者のケミストリーにより生み出されたオリジナル楽曲をもって、新たなジャズの世界が展開されている。




南米のエリザベス・テーラー
4 菊地成孔 『南米のエリザベス・テーラー』

 危険なまでの官能作品。菊地成孔が、アルゼンチンはブエノスアイレスの土を踏み、抗う事もできずに叩き込まれたであろう、様々な別世界の混沌を「官能」として捉え、氏の言語で放出した魅惑の逸品。カヒミ・カリィ、内田也哉子らをゲストに配し、妄想のタンゴ、ラテン・ジャズ、ポスト・モダンを濃密に搾り出す。

  



Degustation A Jazz Authentique / Bleue
4 菊地成孔 『Degustation A Jazz Authentique / Bleue』

 2004年に発表された、菊地成孔・初のジャズ・リーダー・アルバム『Degustation A Jazz』。本盤は、元々の41曲を30曲にダウンサイジングし、曲間にブランクを多めに設け、さらに曲順を入れ替えたディレクターズ・カット完全版。クインテット・ライブ・ダブによる最新実況録音 (intoxicate vol.11) 部分を追加収録。

 



Franz Kafka's America
4 Date Course Pentagon Royal Garden
    『Franz Kafka's America』


 2007年その8年間の活動に終止符。惜しくもラスト・アルバムとなってしまった、菊地成孔率いるDate Course Pentagon Royal Gardenの3rdアルバム。ジャズ、ファンク、ソウル、アフロ、現代音楽などを融合させた、マッシヴでカオティックな複合ビート。ハードコアでフロア・フィラーな「ダンス初期衝動空間」は唯一無二。




Musical From Chaos 3
4 Date Course Pentagon Royal Garden
    『Musical From Chaos 3 "HOA-KY"』


 クラブ・シーンはもとより、日本の音楽史に輝かしい名前を残したであろうユニット=DCPRGへのレクイエム。DCPRG勃興期から活動を共にする鬼才・映画監督、夏目元による、菊地成孔の内面からDCPRG現象を再構築する迫真の映像作品。もう生で体感することが出来ないであろう新曲を中心に、ライブ映像もたっぷりセレクト。