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報道写真家 ジブ・コーレン インタビュー

2008年6月19日 (木)

無題ドキュメント 『1000の言葉よりも 報道写真家 ジブ・コーレン』 ジブ・コーレンインタビュー
 

『1000の言葉よりも 報道写真家 ジブ・コーレン』 公開記念!
ジブ・コーレンインタビュー

2008年6月14日(土)より、東京都写真美術館ほか、全国順次ロードショー!

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第1回 「"撮る"側から"撮られる"側へ」


---本日は、よろしくお願いします。

ジブ・コーレン(以下、ジブ) よろしくお願いします。

---6月10日(火)より、BankART1929にて、写真展が開催中ですね。わたしも、初日に拝見させて頂きました。ジブさんのお姿もお見かけして、また本日こうやって対面させて頂いているのですが・・・報道写真家の方とは思えないくらい、とても雰囲気のやわらかい方ですね。

ジブ みなさん、そうおっしゃいます(笑)。それはうれしいことではあるんですが、もちろん、危険な場所に行って撮影する際は、今みたいにほほえんだりはしませんよ?(笑)。

---(笑)。日本での滞在はいかがですか?どこかに行かれたりしましたか?

ジブ 前回は、少し旅行をする時間があったので、"富士山"に行ったりしました。残念ながら、今回は自由時間がほとんどないので(笑)、ここ(アップリンクさん)か横浜のBankART1929にしか行っていないんですね。

ですが、自分のいるイスラエルと日本ではあまりにも違うので、ただ道を歩いているだけで、すごくエキサイティングですね。

---では、6月14日(土)より公開の映画『1000の言葉よりも 報道写真家 ジブ・コーレン』についてお尋ねします。

通常、ジブさんは写真を"撮る側"ですが、この映画で"撮られる側"="被写体"になられたわけですが、ご自分をこの作品で客観的に拝見されて、率直にどうお感じですか?

ジブ 最初は自分を大きなスクリーンで観ることに、少し戸惑いを感じました(笑)。 それは、いつも自分はカメラの後ろ側にいて、前に立つことはないからです。そして、この作品は、自分の仕事のことだけではなくて、個人的な部分、プライベートにまで立ち入った内容だからです。

ですが、監督のソロ・アビタルは、非常に繊細な感覚を持っているので、わたしを通して、イスラエルの"社会全体"が見えるような作品に仕上げています。 この"紛争"というものをこういった視点で描いた作品というのは、今までありませんでした。

ですから、自分自身の戸惑いはありましたが、この映画というのは、今の"時代"というものを表したという意味で、とても重要な作品だと思っています。


第2回に続く・・・

 

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 ジブ・コーレン プロフィール
1992年よりイスラエルの軍隊でカメラマンとしてのキャリアをスタート。後にイェディオット・アハロノット新聞で編集委員会に加わり写真家兼フォトエディターを努める。 1994年から2002年までフランスのフォトエージェンシー「シグマ」「ガンマ」に所属。2003年からは「ポラリス・イメージズ」に所属。 1995年に撮影された、爆破されたイスラエルのバスの写真が、2000年に「ワールド・プレス・フォト・オーガニゼーション」の "過去45年の中で最も重要な写真200"の中に選ばれた。

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