シンプル・プラン×森貴美子対談
2008年2月6日 (水)
スペシャル対談企画!第2弾! |
SIMPLE PLAN × 森貴美子対談! |
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ニューアルバム『SIMPLE PLAN』 |
森きみ:はじめまして、今日はよろしくお願いします。早速ですが、新作『SIMPLE PLAN』、聴かせていただきました。1曲目から、あっという間にみなさんの世界観に引き込まれて……じっくり聴き入った後も、BGMとして流しっぱなしにしておきたいと思うほど、夢中になってしまいました! 3人:(口々に)ありがとう、うれしいよ! 森きみ:私が特に素敵だなと思ったのは、作品全体から感じられるポジティブな雰囲気だったんです。例えば『The End』や『Time To Say Goodbye』といった重いタイトルの曲でも、メロディーは明るかったりパワフルだったり。聴いていて前向きな気持ちになれるなぁって。 ピエール:そう言ってもらえるとすごく幸せだよ。というのも、僕らは常々、「ツラいことや厳しいことがあっても、その先には必ず希望がある」っていうことを歌っていきたいと思ってて。「曲を通して、ネガティブな出来事をポジティブな経験に変えていけたら」というのは、まさに僕らの目標の1つなんだ。多分、自分たちが抱えてる悩みや迷いを、音楽で解消しようとしてるところがあるんだろうね。僕らにとっては、音楽が一種のセラピーになってるのかもしれないな。 森きみ:音楽がセラピー! そういえば私も、悲しいことがあった時は、自分と近い状況を歌った曲を聴いて、立ち直る力をもらうことが多いです。 ピエール:僕も一緒。ツラいのは自分だけじゃないって励まされるもんね。 森きみ:私にとっては、この『SIMPLE PLAN』も、落ち込んだ時にぴったりの処方箋! 聴けば聴くほど元気をもらえる気がします。みなさんが落ち込んだ時は、音楽を聴いたり作ったりするほかに何か対処法はありますか? ピエール:スポーツをして、エネルギーを発散させることが多いかな。僕は特にサーフィンが好き。他のメンバーもゴルフやテニスが趣味だったり、ジムに通ってたり。全員、体を動かすことは好きだよね? デヴィッド:うん、僕はスノボが大好き。カナダには世界的に有名なゲレンデがあるけど、実は日本にも、カナダに負けないくらいいい場所があるみたいで。次に日本に来るときは、絶対にスノボをしたいと思ってるんだ。 森きみ:そうなんですか! 実は私、今年スノボデビューをする予定なんです。 デヴィッド:じゃあ、いつかぜひ一緒に(笑)。 セヴァスチャン:僕もまだスノボをしたことがないから、初心者コースで2人まとめてデヴィッドにコーチしてもらおうよ(笑)。 森きみ:わぁ、なんて豪華なレッスン(笑)。実現、熱烈希望です! |
“青春”といえば? |
森きみ:素人の意見で恐縮なんですが、今回のみなさんのアルバムを聴いて、私には“青春”っていうキーワードが浮かんできたんです。まっすぐなエネルギーにあふれてて、10代の頃を思い出す感じがして……。 デヴィッド:ちょっと待って、Kimiは今いくつなの? 森きみ:27歳です。 3人:(口々に)ワォ! 17歳くらいかと思ったよ! 森きみ:やったー、Thank you very much(笑)。17歳といえば、ちょうど青春時代。私の場合、甲子園での高校野球を夢中で応援してたことが印象的なんですが、みなさんの青春時代の思い出を教えていただけませんか? デヴィッド:とにかく音楽漬けだったなぁ。家で音楽を聴いて、ライブに行って、自分でも楽器を演奏して。僕らが暮らしてたのはそんなに大きな街じゃないから、毎週同じ仲間と同じライブハウスで同じように音楽に触れてただけなんだけど、毎日がすごく楽しかった! ピエール:もちろん、バンドのメンバーと出会ったり、一緒に時間を過ごしたのも思い出深いよね。 デヴィッド:そうそう。今、あの頃の写真を見ると「みんな若っけぇー!」って思うんだろうな(笑)。でも、実は年をとったのは顔だけかも!? 音楽を楽しむ時のマインドは、昔からまったく変わってなくて。今回のアルバムの曲も、ステージで演奏を始めれば一瞬でバンド結成当時の気持ちを呼び覚ましてくれると思うんだ。 セヴァスチャン:そう考えると、僕らの音楽が“青春っぽい”というのはぴったりの表現なのかもしれないね。Kimiの思い出にちなんで、『SIMPLE PLAN』を甲子園で応援歌として流してもらうっていうのはどう(笑)? 一同:それ、すごくいいアイディア(笑)! |
ここが日本のいいところ |
森きみ:みなさんは世界各国でライブやプロモーションをされているとのことなのですが、外国での活動を充実させるために心がけていることがあれば、教えていただけませんか? 私も最近、みなさんとは比べ物になりませんが、撮影で海外へ行く機会が増えてきていて。国際的に活躍されている先輩から、ぜひアドバイスをお願いします! セヴァスチャン:まずは、その時その時の“旅”を楽しむことじゃないかなぁ。 ピエール:うん。時間が許す限り、その国ならではの景色を見たり、食べ物を味わったりしてね。人は旅をすることで、知識や経験を増やして賢くなっていけるものだと思うから。 デヴィッド:旅をすれば、机に座って勉強をするよりずっとディープに、いろんなことを学べるもんね。世界各地のストリートは、一番の学校だよ! 森きみ:なるほど、本当にそうですね(感動)。 セヴァスチャン:これまでに行った国の中でも、僕らは特に日本が好きなんだ。 ピエール:日本は、何より人が素晴らしい! 例えば、お店に入れば「いらっしゃいませ」って丁寧に迎えてくれるし、道に迷って通りすがりの人に話しかけても親切に教えてくれることが多いし。こっちまで温かい気持ちになれるんだよね。 デヴィッド:僕は好きなお店も多くて。実は、今日はいてるデニムもユニクロのもの。僕は小柄だから、日本の洋服のほうがサイズが合うんだ。シルエットも気に入ってるし安いし、最高(笑)! セヴァスチャン:日本は食べ物もおいしいよね。昨日も食べすぎちゃったし、ついさっきのランチタイムにもメンバー全員でラーメンを食べてきたばかり。 ピエール:本当に、日本のラーメンは絶品! 僕らは特に味噌ラーメンが好きなんだ。Kimi、他に日本のものでおすすめはある? (即座に)納豆はナシだよ(笑)! 森きみ:(笑)。納豆は苦手なんですか? 3人:(口々に)No、納豆! あのネバネバがダメなんだ! 森きみ:えっと、じゃあ……京都に行かれたことはありますか? 日本らしくて趣きがあって、私も大好きな街なんです。それに、京都にはおいしい抹茶のデザートがいっぱいあるんですよ! デヴィッドさん(*取材前に、抹茶味のアイスクリームを「おいしい!」と食べていたのを目撃!)には特に喜んでもらえそう(笑)。 デヴィッド:本当!? それはぜひ食べてみたいな。 セヴァスチャン:やっぱり日本はいい国だね! 大事なことを言い忘れたけど、Kimiみたいにかわいいモデルもいるし(笑)。 森きみ:そんな……ありがとうございます(照)。私たち日本の女性って、みなさんから見るとどんな風に見えるんでしょうか? ピエール:とってもかわいいイメージだよ。礼儀正しくて控えめで、どんな時でも相手をリスペクトしてるような印象がある。 森きみ:確かに、自分の感情を抑えて一度よく考えてから相手に伝えることは、日本人の美徳とされている一面なんですよね。私も、その奥ゆかしさも魅力的だなと思うんです。でもその一方で、うれしかったらうれしい、悲しかったら悲しいってダイレクトに伝えられる、海外の女性のストレートな一面にも憧れがあって。 ピエール:確かに、うまくバランスをとって中間を目指せたら一番いいんだけど、難しいよね。 セヴァスチャン:僕らメンバー同士は、ダイレクトにものを言いすぎる傾向があるから、もう少し日本スタイルを取り入れたほうがいいのかも(笑)。 デヴィッド:やっぱり、人間関係の基本はコミュニケーション。自分の気持ちをどうやって伝えるかはすごく大事な問題だよね。僕らもこれから、日本と欧米の“中間スタイル”を目指してみるよ! 森きみ:私もそうします! 今日は音楽の話から文化の話まで、いろいろ聞かせていただいて、とてもためになりました。どうもありがとうございました! (終わり) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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