Interview：中田ヤスタカ(Capsule)

2007年11月16日 (金)

いま一番忙しいプロデューサー/サウンド・クリエイター/DJである中田ヤスタカとヴォーカルこしじまとしこによるユニット、Capsule10枚目のアルバム『Flash Back』が完成！

Capsule

Interview:中田ヤスタカ

今回、HMVオンラインでは、 capsule のニューアルバム『Flas Back』発売に合わせ、中田ヤスタカ氏にインタビューを敢行!!!!最新作『Flash Back』の事はもちろん、 capsule やプロデュース・ワーク、彼の考えるポップミュージックとは？さらに多忙を極める中田氏のオフの過ごし方まで...

中田ヤスタカとCapsule

中田ヤスタカと言えば、Perfumeのブレイクきっかけとなった「ポリリズム」の楽曲提供や、鈴木あみやMegのプロデュース、さらにはドラマのサウンドトラック、Remixワークなど、"いま"一番忙しい人物と言っても過言ではない！そんな彼が唯一、自身のやりたい事、好きな事をダイレクトに反映させることのできる場、それがヴォーカルにしじまとしことのユニット、Capsule。

Capsuleはコンスタントに作品のリリースを重ね今作『FLASH BACK』で10枚目のアルバムとなる。基本的にシングルはきらずに、アルバムごとに中田氏が感じた、その時、その瞬間、時代の"音"でUPDATEされた楽曲と、パッケージからヴィジュアル、ファッションにいたる細部にまでこだわりぬかれたアーティストイメージで、クラバーからポップスファンにまで広がる熱い支持は、いまやクラブミュージックとポップスのボーダーさえも無意味化してしまう勢い。

『FLASH BACK』試聴

『FLASH BACK』

振れ幅広いエレクトロサウンド

そんなCapsuleが前作「Sugarless Girl」からわずか10ヶ月で届けられた10枚目のアルバム『Flash Back』はまさに"いま"中田ヤスタカが現場で感じている音、空気を注ぎ込んだ内容。タイトル曲の「Flash Back」や12inch先行リリースされている「MUSiXXX」といったフロアー直結の攻撃的で歪んだサウンドがエレクトロクラッシュ気味のアッパーなナンバーから、80'sニューウェィブ・テイストな「I'm Feeling You」「Get Down」、これまでのCapsuleらしさを踏襲したスタイリッシュなヴォーカルナンバー「Eternity」など、あらゆる音楽的要素が10曲の中で絶妙な"流れ"でコンパクトに凝縮された1枚。

基本的に楽曲のストックはゼロ!!(※本人談)という驚愕の事実も、全てはその時、その場所でしか感じれない音楽をアルバムとしてパッケージするがゆえ。そんな中田ヤスタカのDJとしての側面がクラブミュージックとポップスのボーダーさえも無意味化し、そしてその2つを結びつける唯一の装置がCapsuleなのかもしれない。

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