18歳のギターヒーローKieran Murphy

2007年8月24日 (金)

"弱冠18歳の超絶テクニック！今後に期待！ではない、既に期待していい！アーティスト。ギターテクニックはもちろん、彼の音楽家としての素晴らしさを堪能できる一枚"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　押尾コータロー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　このボブ･ディラン似の少年をすでにネットでチェック済みなギター･フリークも多いはず。エリック･モングレインErick Mongrainと時期同じくして注目を集めていたオーストラリア出身のキーラン･マーフィKieran Murphyがこの少年だ!!今年6月27日放送のMBSラジオ「ナニワ音楽ショウ押尾コータローの押しても弾いても」にゲスト出演。スタジオ・ライブでキーランのソロによる「The Chase」を、押尾コータローとのデュエットで「Sangria」を演奏。

押尾ファンにとってはこの時彼をマークしたリスナーも多いはず。

弱冠16歳にしてミニ･アルバム「ソリテア」を発表。この折、トミー・エマニュエルTommy Emmanuelに「ミュージシャンに必要不可欠だと私が思っている自信とグルーヴが（この若さで既に）備わっているんだ」と賞賛を受け、以後、"New Young Tommy"と異名を取るまでその知名度は着実に広がり、そしてここ日本でも、押尾コータローによってその名を知らしめるべく、最新作のメジャー･デビューの実現に。

06年秋ハイスクール卒業後、ソングライティングやコンサート活動を学業と併用しつつ、07年から本格的にプロ・ミュージシャンとして活動を開始。この夏に2ヶ月間のトミー・エマニュエルの全米コンサート・ツアーで、全公演のオープニング・アクトを努めることに。　そして、今回ソニーより発売されるフル・アルバム「PER SE～ありのままに」。さらに、同じくソニーより発売されるアコースティック・ギター・インスト『GUITAR PARADISE』において、「The Chase」が収録。JP屈指のアコギ・アーティストを網羅したクレジットの中で唯一海外アーティストの参加と、よりジャンルやカテゴリーを越えたキーランの活躍が期待が集まること必至。

■07年は押尾・エリック･・キーランの三つ巴旋風か！？■

卓越ギタープレイは当たり前･･･

高度なフィンガーテク、それだけでアコギの奥深い世界は語り尽くせない、ギター･ファンならこれは周知の通り。"弱冠18歳"とはいえ、多感な時期だからこそ成し得ない様々なエモーショナルな表現を実現しうるには、まさにキーランには存分その才能を発揮して欲しい！！！単なる"神童扱い"で終わってしまっては、豊かな才能も、不屈のテクニックも宝の持ち腐れ。そんな偏見を取っ払って、彼の音楽性にストレートに対峙し、あらためてギターの持つエモーショナルな表現力を彼と一緒に堪能することが、真にアーティストと音楽の感動を共有することができるに違いありません。

今後ますますアコギ旋風が吹き荒れること間違いなし、役者は揃った!!
というわけで、是非こちらのアーティストも要チェックです!!

押尾コータロー
エリック･モングレイン

【もっと知りたい!押さえておきたい!ギターコンピ】

ひとりでも多くのアコギの音を知りたい!!そんな人のためにアコギ･アーティストばかりを集めた秀作コンピ。なかなかCDが出回らないレアなアーティストのトラックなども収録した、代表的なアコギ専門コンピはコチラ

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Guitar Fingerstyle
押尾もここから全米デビューした、ニューエイジレーベルの老舗NARADA。中でもとりわけアコギのコンピに関しては良質かつ幅広いアーティストを収録した秀作!パーカッシヴで躍動感みなぎるトラックから、訥々とした爪弾き系トラックまで網羅。

Masters Of Acoustic Guitar
Guitar fingerstyleに続き2作目の本格派ギターコンピ。Bill Mize、Andrew York 、 Eric Johnson 、Edward Gerhard 、Don Rossなど、ギター･ファン納得のメンツ。

NARADAギターアーティスト

Sounds Of Wood And Steel - Windom Hill Collection
ナラダのGuitar fingerstyleのあとに続けやと、ウィンダムヒルからもアコギ･コンピをリリース。Leo KottkeやMichael Hedges、Steve Stevens、 Laurence Juber など、アメリカ屈指のギタリスト収録。