エリック・モングレイン遂にデビュー!!

2007年6月26日 (火)

待望のCDデビュー!!待ちわびました･･･

YouTubeですでに彼の映像と音をご覧になられた方には、まさに待望のリリースなのではないでしょうか。カナダ出身のギタリスト、エリック･モングレインErik Mongrainのデビュー･アルバム『Fates』がついに日本上陸!!彼が注目され始めたのは、YouTubeで自身が公開していたオリジナル楽曲『Air Tap』の演奏風景。ギターをひざの上に水平に寝かせて両手の指で叩く“ラップタッピング“奏法の映像は、誰もが息を呑み、凝視せずにはいられません。そして噂は見る見るうちに波及、ネット上であっという間に300万を超えるアクセスを記録。

これらネット上で公開された楽曲は、これまで自身のウェブサイト上のみでのダウンロード販売に限定されていただけに、今日この日のエリックのCD化を待ち望んだギター･ファンには感極まる鮮烈のデビュー･アルバムなのです!!

すでに本国カナダやアメリカでは、彼のデビュー･アルバムはソールドアウトというから、その人気沸騰ぶりは尋常ではない現象です。

NHK『世界音楽遺産』でGONTITIも大絶賛!

ゴンチチがナビゲートする音楽番組、『世界音楽遺産』にて彼が紹介され、その反響は絶大なものに。エリックの横に並び、彼の奏法を真似ようと二人がレクチャーを受けるもお手上げ状態。

ラップタッピングというスタイル自体はエリックが考案したオリジナル･スタイルではなく、彼が影響を受けたというマイケル･ヘッジズやドン･ロスなどのその道の大御所、そして近年では女性ギタリストカーキ･キングや、現在活躍中の押尾コータローなど、若手ギタリストにもしばしば見られるスタイルですが、まるでピアノかオムニコードでも弾くかのようにギターを操る彼のフィンガーテクは、すでに唯一無二の神業。

そんな彼のギタープレイをひとたび目にし、その音色に耳を傾ければ、パーカッシヴなダイナミズム＆グルーヴの中に、孤高のストリート感のようなものを感じずにはいられません。ともすれば、その迫力と圧巻のプレイからは想像を絶するほどのいたいけでピュアな響きとナイーブなハーモニクスの残響、そしてクリアな音色とメロディアスな色彩感は、心の奥に深く突き刺す深い感動を呼び醒ましてくれるのです。

エリック･モングレインErik Mongrain

■バイオグラフィ■

　カナダ、モントリオール出身。14歳の頃にクラシック･ギターを買い与えられたのをきっかけにギターを始める。18歳の頃、カナダのフィンガースタイルの巨匠、ドン･ロスDon Rossに感銘し、アコースティック･ギターを独学で習得。後にマイケル・ヘッジズMichael Hedgesのタッピング奏法をさらに進化させ、独自のラップタッピングスタイル･サウンドを作り出した。

モントリオールやヨーロッパ、アメリカの街角でストリート･プレイの旅を続け、旅先で話題に。無名時代、モントルー・ジャズフェスティバルの会場前で彼が路上ライブを結構した際には黒山の人だかりで大騒ぎになったという逸話も。2006年にはフランスのドキュメント映画『A L'ECOUTE DU LOUP』に曲を提供しているほか、近日公開される『Everest: A Climb for Peace（エベレスト：平和への登山）』でも彼のギター･チューンが起用されている。12月にはゴンチチとのジョイントライブ来日も予定されている。