Shade Sheistインタビュー!

2007年5月17日 (木)

  HMVインタビュー
  Shade Sheist
サウス・カリフォルニア出身。99年、Irv Gottiのアルバム『Murderers』に収録された「If You Were My B***h」でメジャー・デビューを果たし、その後2001年、コンピレーション『Damizza Presents Where I Wanna Be』でKuruptとNate Doggをフィーチャーした「Where I Wanna Be」が大ヒットし、一躍有名になったShade Sheist。その後Ja Ruleの『Rule 3: 36』やサントラ諸作に参加。同年MCAと正式に契約し、LAベースの人気ラッパーとしてTimbalandやDr Dre、DJ Quikら大御所プロデューサーから熱いサポートを受け、アルバム『Informal Introduction』をリリース...。その後、メインストリームからは遠ざかっていたShadeが、自主制作のCD-Rでリリースしていた話題の2ndアルバムを国内盤としてG-HOUSE RECORDZからリリース。Mariah Carey、Nate Dogg、Kuruptといった豪華ゲストを配した新作について、これまでの経緯や、西のローカルシーンについてShadeにお話を伺うことができました!

Shade Sheist
  自分自身を自分達でアピールするってことさ
―― 「Where I Wanna Be」の大ヒットやアルバム『Informal Introduction』をメジャーからリリースしたりと、デビュー当時は順調だったと思いますが、その後、日本ではあまり貴方の情報は入ってきませんでした。今までどのように活動していたのでしょうか?


インディンペンドな仕事を続けてるぜ!PYO Entertainmentという新しい会社を俺のパートナーN.U.N.E.と一緒に経営してるよ。PYOは"Put Yourself Out!"って意味だ。わかるかい?コレがおれがやってきてることだ。自分自身を自分達でアピールするってことさ。


―― MCAを離れることになったいきさつを教えてください。


MCAは俺のプロジェクトをコントロールするパワーがなかったんだ。彼らはクラシックアルバムをつくってくれたし、俺の名前を一線に押し出してくれた。だけど俺は俺のキャリアを自分以外のほかの誰の手中にも収めさせたくなかったんだよ。だから俺はMCAを離れたんだ。


―― 『Before The Waitin Before The Hatin』はもともとCD-Rで少量リリースしていたそうですが、 そもそもプロモ用に作った作品なのですか?それとも貴方の2ndアルバムと考えていいのですか?


これは俺のオフィシャル2ndアルバムだぜ。古い曲も新しい曲もミックスして構成してあるんだ。このアルバムをつくってるときはスゲーネガティブでどうしようもないことばかり起こってたんだよ。だから俺はそれを払拭するためにヒットしていた未発売曲や他のクラシックな曲を混ぜたんだ。


―― 日本盤をG-HOUSE RECORDZからリリースすることにしたのはどうしてですか?


G-HOUSEは最高だぜ!G-HOUSEがXL Middletonの作品をリリースしてるのは知ってるだろ?XLは俺のファミリーなんだ。XLは彼のアルバムをG-HOUSEからリリースすることになったいきさつや日本でのことを俺に話してくれたよ。もちろん俺もそれに納得したぜ。これからもG-HOUSEとガンガンやっていくぜ。



―― Mariah CareyとNate Doggが参加した「What Would U Do」はプロモ・オンリーですがアナログ・カットされた人気曲ですね。この曲にまつわるエピソードがあったら教えてください。


「What Would U Do」はもともとは俺とマライヤとのデュエットだけだったんだ。それにNateのフックを足したのさ。なぜなら聞けばわかるだろ?この曲の印象を力強く変えたからな。レコーディングにはN.U.N.E.も立ち合わせたよ。スターのパワーとエナジーを追加させるためにね。そしてそれがPYOブランドを強力にするとも思ってたしね。その結果聞いてわかるような昼でも夜でも聞けるようなスムースチューンが出来上がったってわけさ。


―― 「X The Club Up F」ではプロデューサーのFingazzが参加していますね。彼との出会ったきっかけは?


あぁ、Fingazzは俺のホーミーだぜ。ただ、いつ初めてであったのかは覚えてないな。いつも俺の周りにいたからな。それに俺は彼の仕事もトークボックスもお気に入りだぜ。だからアルバムに収録されている「X The Club Up」にもN.U.N.E.との曲『True Crimes:Streets of L.A.』のサントラに収録された「I'll Do Anything」にもFingazzを起用したんだ。


―― 『Informal Introduction』に関わっていたDJ Quik、Nate Dogg、Timbalandらとは今でも交流はありますか?


あぁ、もちろんほとんどのやつらとクールだぜ。全部じゃないのはたくさんのアーティストがいすぎるからだけどな。なかなか全部と連絡を取り合うってのは難しい。ただ、俺をこのポジションにつくまでに助けてくれた全ての人間に感謝してるよ。


―― 弟分のN.U.N.E.を紹介してください。


Nuneはコンプトン出身のやばいエンターテイナーだぜ。俺とNuneは初期のころから多くのアーティストのゴーストライターとしてやってきたんだ。Nuneは"Hook-Master"とも呼ばれているんだけどPYOではリアルなキャラクターを演じてるぜ。Youtube(youtube.com/pyoinc)にアップしてあるものを見ればオレの言ってる意味がわかるさ。Nuneは最高だぜ!オレ達は世間から認められた力を持ってるんだ。



―― ここ数年、アメリカでは南部シーンが相当盛り上がっていますが、ウェストコーストのローカル・シーンはどうですか? The GameやSnoop Dogg、Dogg Poundら、西海岸を再び盛り上げようと活動していることについてはどう思いますか?


Westcoastのシーンは決して死にはしない。ただ他の地域にそれを受け入れられにくいことは残念に思ってる。俺たちWestのラジオ局もどっかからリークされてきたかわかんねぇくだらねぇホットチューンをプレイしてるしな。それにそいつ等はオレ達の曲をぜんぜんかけようとしない。そんなのおかしいだろ?West Reunionもオレ達を助けてくれるのか?それならオレはそれをサポートするさ。ただ、それがただのメディア向けの茶番劇じゃなかったらな。


―― MySpaceに夏にニューアルバムをリリースする予定と書いてありましたが本当ですか? 今後の予定も教えてください。


あぁ、その通り。オレ達は2007年中にいくつかのプロジェクトをリリースするんだ。まず最初にNuneとオレのグループLP『Movin Units』、そのあとにNuneの2ndアルバムを。さらにオレ達のEastCoastの仲間Eddie Kane Jrのアルバム、それにオレのオフィシャルソロアルバム3作目『Star Quality』をリリースするぜ!詳しい情報はhttp://www.shadesheist.com/でチェックしてくれよな!


――次の来日はいつですか?日本のファンに一言。


2007年中に2度目の来日をする予定でG-HOUSEと計画してるぜ。全ての日本のファンへ狂おしいほどの愛を送るぜ。本当にみんなのサポートには感謝しているよ。日本という美しい国へ行き、またステージをロックすることを楽しみにしてるよ!この気持ちを全ての日本のクラブ、開催地、イベントプロモーターに送るぜ。Shade Sheistがここにいるって忘れんなよ! Peace!


(協力:G-House Recordz http://www.g-house03.com
 
 
 
  Shade Sheistのセカンド・アルバム!  
 
Before The Waitin Before The Hatin

CD Before The Waitin Before The Hatin
Shade Sheist

01年にメジャーデビューを果し、サントラ、客演など地道に活動を続けるウェッサイの人気MC、Shade Shiestが自主制作で少量(CD-R)リリースしていた2ndアルバムを国内盤としてリリース!Dr Dreが見い出した才能Knock-Turnal、ベテランJayo Felonyから、Kurupt、Mack 10、Bone Thugs N Harmoney、Nate Dogg、Mariah Carey(!)などビッグネームが参加。DVDには"Makes Me Wanna F you F"のPVを収録!