Axe Riverboy スペシャル・インタビュー

2007年5月16日 (水)

Axe Riverboy スペシャル・インタビュー

Axe Riverboy Axe Riverboy

Tahiti 80のフロントマンであるXavier Boyer(グザヴィエ・ボワイエ)が初のソロ・アルバム『Tutu To Tango』を発表します!ソロ活動におけるAxe Riverboy(アックス・リヴァーボーイ)という名はXavier Boyerのスペルを組み替えたアナグラムから命名されました。

Tahiti 80の最新作『Fosbury』が、ダンサブルでエレクトリックな方面にシフトしていたことから、ファンの間では今回のソロ作『Tutu To Tango』もエレクトリックな作品になるのでは?と噂されていましたが、良い意味で期待を裏切るシンプルかつ繊細なシンガー・ソングライター的な作品が届けられました。ある意味、素のXavier Boyerを垣間見ることが出来るファン必聴の作品となっております!

今回HMVオンラインではアルバム発表前にプロモーション来日を果たしたXavier Boyerにインタビューを敢行!色んなお話を伺うことが出来ました。

**************************************************

Axe Riverboy / Tu Tu To Tango Axe Riverboy / Tutu To Tango
  • 5月23日 日本先行発売予定
  • 日本盤ボーナス・トラック3曲収録


  • ■初めてのソロ・アルバム完成おめでとうございます。
    ソロ・アルバムを制作するに至った経緯と、アルバムを作り終えた現在の心境を教えてください。


    Axe Riverboy(以下AR): Tahiti 80のアルバム『Fosbury』を作り終えたあと、何かもっと別のテイストの作品、もっと自分のルーツに戻った作品を作りたい、という思いがあって今回のアルバムの制作に至ったんだ。『Fosbury』はスタジオで曲を書いて、またそれをバンドでジャムって、それをまたループしたりと、レコーディングに4ヶ月もかけて制作したこともあり、今回のソロではもっとバンドとは違うパーソナルで自分らしい音を表現してみたくなったんだ。アルバムの仕上がりについては、凄くハッピーで、とても素晴らしい作品になったと思うし、満足しているよ!


    ■早速アルバムを聴かせていただきましたが、ソロ・アルバムの必然性を感じる素晴らしい作品だなあ、と感じました。
    Tahiti 80とAxe Riverboyでは意識的に線引きはされていますか?


    AR:Tahiti 80のそれぞれのアルバムも1枚ずつ違うテイストのアルバムになった。1stアルバム『Puzzle』はバンドにとっての1枚目として相応しい作品だったし、2ndの『Wallpaper For The Soul』はもっとアレンジが洗練されていた。3rdの『Fosbury』はビートが効いていてソウルオリエンテッドな作品だった。Tahiti 80の時もそうだけど、同じ事を繰り返すのはイヤなんだ。今回、自分のプロジェクトを始動するにあたっても、やっぱり違う事にトライしたかったんだよね。プロダクションについてはTahiti 80よりもロウで生っぽい“ライヴ感”を意識したよ。


    ■一部ではエレクトロニックな作品になるのではないか?と噂されていた今回のソロ・アルバムですが、いざ蓋を開けてみるとシンプルかつ緻密なシンガーソングライター的な作品でした。これには何か意図するものがあったのでしょうか?

    AR:これは毎回なんだけど、アルバムを作り終えるととその次の作品というのは、それの反動で作るみたいなところがあるんだ。『Fosbury』はエレクトロニックで、プログラミングやシンセサイザーを多用した作品だったよね。だから今回はオーガニックでナチュラルな作品になったんだ。自分独りで作ったということもあってスタジオでリハーサルをすることもなく、凄く自然に生まれたアルバムだったと思うよ。


    ■アルバム制作にあたって参考にされたレコード(または制作時によく聴いた)などはありますか?

    AR:特に70年代の作品をよく聴いていたんだけど、Paul McCartneyのソロの最初の2枚、『McCartney』と『RAM』が常に念頭にあった。Paulの作品は詩的には日記的な部分が多く、音ももちろん、ワンマン・バンドというところでも参考にした部分が多いね。


    ■個人的に“Long”と“Cross The Line”は今年一番の美メロの曲だと思いました。
    貴方自身アルバムの中で特に気に入っているトラックはありますか?


    AR:う〜ん、難しい質問だね。でも強いて挙げるとしたら、7曲目の“On an Island ”がフェイヴァリットだね。アルバム全体のムードを象徴していて、聴く人との親近感を持っているような曲だと思う。


    ■Axe Riverboyでライヴ活動もされていますが、ライヴは独りで行うのですか?

    AR:ライヴはシンプルなトリオ編成なんだ。僕がヴォーカルとギター、あとはベーシストとドラマーだね。


    ■アートワークはTahiti 80と同様にローラン・フェティスが担当したということですが、
    ジャケットでキスしているお相手はどなたですか?貴方の女性ファンはやきもちを焼いちゃいますよ!


    AR:全体のアートワークはLaurent Fetis(ローラン・フェティス)が手掛けてくれたんだけど、アルバム・ジャケットに使った写真は僕のプライヴェートのもので、写っている女性は僕の奥さんなんだよ。


    ■現在、日本ではフレンチ・エレクトロなど、フランスの音楽が注目されています。
    現在のフランスのミュージック・シーンをどのように思いますか?


    AR:自分自身としては今のエレクトロっぽい音にさほど興味はないんだけど、Daft Punkの1stアルバム『Homework』は、同じようなサウンドにトライしている最近のアーティストの作品と比べても抜群に素晴らしかったよね。あと英語で歌うバンドも増えてきて、これからもどんどん新しいジェネレーション、シーンが生まれるだろうから様子を見て注目したいね。


    ■もし貴方がHMVのショップ・クルー(店員)になったとしたらお客さんに何をオススメしますか?
    60年代、70年代、80年代、90年代、00年代、それぞれの時代のアルバムを1枚ずつ挙げて紹介してください。


    AR:そうだなあ...これもハードな質問だね(笑)。

    60年代はPaul McCartneyの『McCartney』(正確なリリース年は1970年)
    70年代はNeil Youngの『After The Gold Rush』 ...
    80年代は...(少し悩んで)Stone Rosesの『Stone Roses』 ...
    90年代はLemonheadsの『It's A Shame About Ray』 ...
    00年代はEuros Childsの...『Chops』かなあ。

    Axe Riverboy Recommends

    McCartney After The Gold Rush Stone Roses It's A Shame About Ray Chops

    左から順に、Paul McCartney 『McCartney』 Neil Young 『After The Gold Rush』 Stone Roses 『Stone Roses』 Lemonheads 『It's A Shame About Ray』 Euros Childs 『Chops』


    ■最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

    AR:今回の僕のソロ・アルバムを日本の皆が気に入ってくれればいいなと思う!
    今年中にはライヴでまた日本に戻ってくるし、ぜひライヴにも来て欲しいな!
    Tahiti 80のアルバムにも取り掛かる予定なので、楽しみに待っていてほしい!(日本語で)またね!


    協力:ビクターエンタテインメント