男性R&Bシンガー新譜・豊作！

2007年4月20日 (金)

■　男性R＆Bシンガー新譜特集

Hot New Releases！
リリースほやほや＆今後発売のニューアルバムをまとめてチェック！

Ne-Yo『Because Of You』
デビューアルバム「In My Own Words」が未だに売れ続けている天才シンガー/ソングライターNe-Yoの世界が注目する2ndアルバム！アルバムと同タイトルのリード･シングルは日本のラジオでもヘビロテ中！ゲストにはJay Z、オスカー女優Junnifer Hudsonが参加。

Joe『Ain't Nothing Like Me』
日本でも、特に女性から絶大な支持を集める大人の男性R&BシンガーJoeの待望の新作はJoeの真骨頂であるバラードあり、ヒップホップ・トラックありで、彼の集大成的な仕上がり。特にBryan Michael Cox絡みの曲は最高！

Ryan Shaw『This Is Ryan Shaw』
Otis Redding、Wilson Pickett、Bobby WomackタイプのR&BシンガーRyan ShawがColumbiaからメジャー・デビュー。70'sソウル風のR＆Bを歌うシンガーが多い昨今、Ryanのようなズバリ・リズム＆ブルーズをストレートに挑戦するアーティストは珍しいかも。

Bobby Valentino『Special Occasion』
Tim & Bobを起用した前作が大当たりしたBobby Vの注目の2nd。延期が続いていましたが、ようやく5月8日発売に決まり総。シングルカットされた"Anonymous"では意外とTimbalandと相性が良いことが判明。Darkchild、Sean Garrettらがプロダクションを担当予定。

R Kelly『Double Up』
全米で話題を呼んだR Kelly自身によるニューアルバム解説入りダイジェスト・ホットラインが遂に日本でもスタート！今回はヒップホップ寄りの作品になるとか。ゲストには Young Jeezy、Young Dro、Rick Ross、Snoop Dogg、Kanye West、Ludacris、Young Buck、Lil'flipとトップ･ラッパーたちを迎えています。

Tank『Sex Love & Pain』
プロデューサーとしてもDave Hollister、Marques Houston、Omarion、Jamie Foxx、Donell Jones、Monicaらの作品を手がけるなど自作自演の才人として高い評価を得ているTankが5年ぶりに待望の3rdアルバムをリリース。アルバムからのリード･シングルとなる哀愁ミディアム･スロウ。「Please Don't Go」が全米チャートを急上昇中！

Trey Songz『Trey Day』
アトランティック一押しシンガーとして華々しくデビューを果たしたTrey Songzの勝負の2nd。プロデューサーはTroy Taylor、Just Blaze、Polow Da Donなど強力メンツが揃っています。リードシングルはDanjaがプロデュースした実験的トラックの"Wonder Woman"。

Carl Thomas 『So Much Better』
延期続いてますがようやく5/16に発売決定！ジャケットもスタイリッシュに一新です！プロデューサーにはMike City、Bryan Michael Cox、Jam & Lewis、ゲストには Brandy（！）、Lalah Hathaway、Chamらを予定しています。

Razah『New R In R & B』
昨年リリースされたRazahのフル･アルバムが国内盤でも発売！ジャケットを一新し、ボーナス･トラック3曲追加収録（KayslayとGreg StreetのMix CDに収録されていたRemy Maとの"My Boo"、どサウス･チューンに挑戦したBun Bとの新曲"We Ridin"等収録）。

T-pain『Epiphany』
ボコーダーを印象的に使った"I'm Sprung"の大ヒットで一躍有名になったT-Painの待望の2作目。Yung Jocとのリードシングル"Buy U a Drank (Shawty Snappin')"が早くもチャート急上昇！日本でもさらにブレイクしそうな予感。

Corbin Bleu『Another Side』
ディズニー・チャンネルのオリジナル・ムービーで放送され大ヒットした『ハイスクール・ミュージカル』に出演していたCorbin Bleuのデビューアルバム。ヒットシングル「Push It to the Limit」を含む、全14トラックを収録！Chris Brownの白人版のようなキャッチーなR&Bポップです。

J Moss『V2...: J Moss Project』
Destiny's ChildやKikiなどを手がけるコンテンポラリー･ゴスペル界のトップ･プロデューサー･ユニットPajamのメンバーJ Mossのセカンド。ゴスペルとは思えぬアゲ曲からファルセット使いのメロウチューンまで。Kiki、Anthony Hamilton、Karen Clark Sheardらが参加。

Anthony Hamilton『Southern Comfort』
映画『Daddy's Little Girl』のサントラでJaheim、Musiq Souchildを迎えた"Struggle No More"が話題のAnthony Hamiltonの初期音源集が「Soulife」に続きリリース。アーシーな魅力いっぱい！

Musiq Soulchild『Luvanmusiq』
アトランティック移籍後初のアルバムは全米チャート初登場1位を記録。Taana Gardnerの"Heartbeat"ネタのリードシングル"Buddy"をはじめ、Musiqの伸びやかな歌声が堪能できる作品。ゲストを迎えずほぼ自分の声だけで勝負したのはアッパレ！

Marques Houston『Veteran』
プロデューサーとしても活躍しているイケメンMarques Houstonの3rdアルバム。失神してしまうかと思うようなメロウ･チューンの出来の良さは言わずもがな。このままエロ（？）大人路線を突き進めて欲しいものです。

Lloyd 『Street Love』
Irv Gotti率いるThe Inc.のナヨ声系シンガーLloydが同郷のLil Wayneをフィーチャーしたニューシングル"You"の大ヒットを受け、待望のセカンド･アルバムをドロップ。Yung Jocを迎えた80’sフレイヴァ溢れるダンサブルな"Get It Shawty"、ファルセット･ヴォイスがセクシーな"My Valentine"など収録。

Nate James『Kingdom Falls』
イギリスが生んだ、“Mr.ソウル･ガイ”、Nate Jamesの注目のセカンド･アルバムが日本大先行でリリース。ファン･ベースも自らの音楽性もさらに広げたNateが、自らの魂（Soul）ヴォイスを込めて、様々なスタイルに取り組んだ意欲作。

Elliott Yamin『Elliott Yamin』
アメリカンアイドル (シーズン5)で3位に輝いたElliott Yaminのデビューアルバム！UsherやStevie Wonderをフェイバリット・アーティストに挙げており、何より歌う事が大好きであることがとても伝わってくる歌唱力も抜群なアーティスト。

インディーも凄いんだぞ！

Nathan『Masterpiece』
口コミで売れ続けているUKのR&BシンガーNathanのデビューアルバム。Mark Morrisonと同じMona Recordsからのリリースです。かつてはV2 Recordsと契約したこともあったのも納得のハイクオリティな内容。Chris BrownやNe-Yo好きならツボ。

Devante 『Foundation』
Devanteのセカンド・アルバムが流通開始。その卓越した美メロ感覚はR&Bファンの心を掴んで話しませんぞ。シングルの「Nobody Knows」、続くミッド「What Am I Supposed To Do」、正統派ミッドスロウ「Like You Girl」等、聴き進めるほどにすっかりDevanteの虜です！

Gordon Chambers『Love Stories』
名手Gordon Chambers待望の2nd。いきなりライブバージョン？かと思いきやハンドクラップをサンプリングし、驚きの伸びやかヴォイスでリスナーをぐっと引き寄せる「Next Time」からLedisiとの美しすぎるデュエットソング「To Love Again」まで前作同様、ツボを突いたニクい仕上がり！

Donnie 『Daily News』
インディーR&Bブームの走りともいえる存在であったDonnieが5年ぶりに新作を完成。正直、リード･シングル「911」の仕上がりは若干「？」でしたが、アルバム収録曲は秀作多し。ゲストには、Little Brother、MckayやLarry Dunn（EW&F）、Bobby Watson（Rufus）、Jim Macon(Gap Band)、Wyne Linsey (Stevie Wonder Band)ら実力派ミュージシャンが参加。

Eric Roberson『Left 』
ErroことEric Robersonが自身のサイトで先に発売していた最新アルバムがDomeからリリース！Little BrotherのPhonteをフィーチャーした"Been In Love"、"Pen Just Cries Away"、Algebraを迎えた"ILUVU2MUCH"など、ウットリするような心地よい楽曲が多く、時が経つのを忘れてしまいそう。

Jahah『Melting Pot』
ジョージア州アトランタ出身のR&B/SoulシンガーJahahの2nd。表題に相応しく、サウンドの幅が格段に増えたことが今回の最大の特徴。メローなR&Bだけでなく、パーティーチューン、 HIPHOPやFUNKなどを一層アグレシッブに取り入れる事で、Jahahの持つ様々な音楽性が見え隠れする内容。

Bilal Salaam『Blah』
ワシントンD.C.のシンガーBilal Salaamのデビューアルバム。名前からもわかる通りイスラム教徒で、商業的な音楽や上半身裸になりセクシーさだけをアピールするR&Bシーンに疑問を持ち、メインストリームとは一線を画するサウンドを目指すある意味硬派なアーティスト音はいわゆるオーガニック・ソウル/Nu-Soul系でD'AgngeloやBilalなどが好きにはピッタリです。

買い逃してませんか？06＆07年前半重要盤

*オススメ盤

 Lyfe Jennings 『Phoenix』
何度見てもこのジャケはいただけません。しかし、中身は凄い！刑務所生活を経て...といった彼のバックグラウンドを知らなくても、彼のハードノック･ライフが滲み出たような歌声を聴いただけでも自然とLyfeワールドに引き込まれてしまいます。アップもいいですが、やはり圧巻はスロウ。まるで一遍の物語を聞いているようです。

Mario Vazquez『Mario Vazquez』
2005年に行われたアメリカン･アイドルで最後の12人まで残るも、途中棄権し、Aristaと契約してしまったというMario Vazquez。そんなデビューに至る経緯も彼の歌を聴けば納得するはず。Ne-Yoが提供したメロウ・ミディアム"Gallery"を大物プロデューサー達を起用。とても聴きやすい、万人向けのR&Bポップ・アルバム。

Robin Thicke『Evolution Of』
かつてThicke名義でメジャーデビューを果たしたRobin ThickeがPharre完全バックアップのもとStar Trakから復活。ファルセットの美しい落ち着いた雰囲気のJustin Timberlakeといった味わい。俳優っぽいルックスからは想像できないくらい黒さを前面に出した楽曲が素晴らしい。

Tyrese『Alter Ego』
シンガーとラッパーという二足のワラジを履くことになったTyreseの最新アルバム。ヒップホップ･サイドも想像以上に頑張っていますが、やはり特筆すべきはR&Bサイド。Underdogs、Brian Michael Cox、Lil Jon、R Kellyというった豪華プロデューサーを迎え、充実した内容となっています。正直1枚組でも良かったのでは？

　　　　　　　　 Gerald Levert「In My Songs」、Terrell 「Plans」、JC「All Of Me」、Russell Taylor「Somewhere In Between」

　　　　　　　　 John Legend「Once Again」、Brian Mcknight「10」、Omarion「21」、Eamon「Love & Pain」

　　　　　　　　 Deitrick Haddon「7 Days」、Sleepy Brown「Mr Brown」、Sammie「Sammie」、Frankie J「Priceless」

　　　　　　　　 Ruben Studdard「Return」、Oshy「Da Life Of A Singer」、Lemar「Truth About Love」、Governor「Son Of Pain」