ジェラルド・リヴァート1周忌

2007年11月10日 (土)



言葉を失うほどの衝撃と深い悲しみ。
ブラック・ミュージック・ファンならきっと同じ想いを胸に抱いたでしょう。

2006年11月10日、クリ−ブランドにてGerald Levertが心臓発作で亡くなりました。享年40歳。

パワフルでエモーショナルな歌声を持ち、出すアルバム全て一定のクオリティを保つ 数少ないR&BシンガーであったGerald Levert。そしてLuther亡き後、R&Bの象徴としてシーンを引っ張って行く ことを期待されていた唯一の存在でした。

そんなGeraldが最期に残した作品、「In My Songs」。 改めてGeraldの偉大さを実感できる作品となっています。

オススメ曲
⇒ ♪In My Songs
⇒ ♪DJ Don't
⇒ ♪Deep As It Goes
⇒ ♪M'Lady


Gerald Levertプロフィール

O'JaysのEddie Levertを父に持ち、弟Sean(ソロでもアルバム1枚リリース)と友人Marc Gordonで結成したヴォ−カル・グループLevertのリード・シンガーとしてデビュー。85年にインディーのTempleから「I Get Hot」をリリースし、翌年Atlanticへ移籍。 "(Pop Pop Pop) Goes My Mind"がR&Bチャート1位を獲得、その後も"Cassanova"、"Just Coolin"など、父譲りのソウル・スタイルとヒップホップ世代らしいヴァイブをミックスしたスタイルが受け、ヒットを連発。90年代に入ると、グループ活動とは別にソロ・アーティストとしてもコンスタントのアルバムを発表(通算9枚)。95年には父Eddieとのデュエットアルバム「Father & Son」Johnny GillKeith Sweatとの夢のユニットLSGとしは2枚アルバムを発表している。

また、アレンジャー/プロデューサー/ソングライターとしても知られるGerald。 Barry Whiteのカムバック・シングルをはじめ、Patti LaBelleRude BoysTeddy Pendergrass Winans Familyらの作品から、TroopMen at LargeSilk、III Frum Tha Soulといったボーカル・グループやTamiaKelly PriceTeena Marieといった実力派女性シンガーら多くの作品を手がけています。

Gerald Levertディスコグラフィー

【Levert】
・「I Get Hot」85年
  Levertデビューアルバム。インディーのTempreからのリリース。

・「Bloodline」86年
Levertの代表曲となる "(Pop, Pop, Pop) Goes My Mind"収録。 Mtumeがプロデューサーとして参加。

「Big Throwdown」87年
Midnight Starのレジー・キャロウェイがプロデュースしたエレクトリックなポップチューン "Casanova"が大ヒット。

・「Just Coolin」88年
全曲Geraldプロデュース。Hevay Dをフィーチャーしたタイトル曲、80s臭たっぷりな"Pull Over"等。

「Rope a Dope Style」90年
アップチューンはNJSな作品ですが、バラードは秀逸。タイトル曲は、Princeの"Housequake"使い。

「For Real Tho'」 93年
前作よりNJS度が落ち着いて聴きやすくなっています。後半のスロウ攻勢がたまりません。

「Whole Scenario」 97年
ブレイク前のMissy Elliottや、Queen Pen、Yo Yoなどのラッパーを迎え、ヒップホップの要素も散りばめた内容。手堅く渋いスロウも。

「Best Of」
「Just Coolin & Other Hits」

【Gerald Levert】
「Private Line」 91年
Levertに続きソロでも成功を収めたデビュー作。父Eddieとのデュエット"Baby Hold On To Me"、極甘のバラード"School Me"、R&Bチャート1位になったタイトル曲収録。メロの良さはもちろん、アレンジもかなり聴きどころ。

「Groove On」 94年
ソロ2作目。David Fosterを起用したトピックもあるが、 Isley風哀愁トラックあり、Ohio Players"Alone"ネタあり、Marvinを意識した"Have Mercy"など、Geraldのルーツを垣間見れる1枚。

「Love & Consequences」 98年
Mary J BligeとのBobby Womackカヴァー"That's the Way I Feel About You"が話題になったソロ3rd。Timbalandのチキチキサウンドを取り入れるなど色気を出した野心作。

「G」 00年
ファンを裏切らぬ程度に最新のサウンドを取り入れながらも相変わらず安定した作りを続けるGeraldの4th。 前作から関わっているDarrell Allambyが引き続きプロデュースを担当。"She Done Been"が良い。

「Gerald's World」 01年
制作陣を身内で固め、ようこそジェラルド・ワールドへと銘打った5th。オールドソウルな"What Makes It Good to You"、ボコーダー使いの"What You Cryin' About"等、引き続きスムースなミディアム〜スロウを中心に粘っこい歌を聴かせてくれる秀作。

「G-Spot」 02年
同郷のOhio Playersを彷佛とさせるジャケットと父EddieのO'Jaysが黄金期を過ごしたフィラデルフィアでの録音ということでリリース前から注目を集めた6th。MystikalやRoy Ayersらと絡みながら、熱っぽくエモーショナルに歌うGeraldに思わずうっとり。官能的に攻めたG最高傑作。

「A Stroke Of Genius」 03年
Tony Nicholasとタッグを組んだ7th。TamiaとのCarpentersの濃厚カヴァー・デュエット、敬愛するBarry Whiteを讃えた"Last Stroke"等収録。ソウルフルなムードはたっぷりだが記憶に残る楽曲がないのが残念。

「Do I Speak For The World」 04年
社会的なメッセージを込めたタイトルにも関わらずムーディなバラッドを入れざるを得なかったGeraldの苦悩が見え隠れ。もし彼がクリエイティヴィティ・フリーダムを持っていたら...。

「Voices」 05年
過去のデュエット曲・コラボを集めた新曲入りの編集アルバム。実質彼のラスト・アルバムとなってしまった。

【Eddie & Gerald 】
「Father And Son」 95年
強烈親子デュエット・アルバム。圧倒的な血の濃さと親子愛を感じさせます。やや父の貫禄勝ちか。

【LSG】
「Levert Sweat Gill」 97年
世界中のR&Bファンを狂喜乱舞させた中年(?)シンガーのタッグ・アルバム。調整役を買ってでたLevertが最終的には一番おいしかったりする。

「LSG2」 03年
よもや出ることはないと思っていた2nd。嬉しい悲鳴。Levert以外の2人の失速感は否めないが、やはり歌のウマさでは 比較対象することができない3人衆。

R.I.P. Gerald Levert
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

ラスト・アルバム

In My Songs

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Gerald Levert

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Levert!

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    発売日:2001年03月24日


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Eddieの悲しみはいかばかりか...

Father And Son

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Gerald Levert / Eddie Levert

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