安藤裕子インタビュー掲載中!

2006年1月19日 (木)

Yoshika ブレイク確実!安藤裕子の2ndアルバム!

次にブレイクするであろう大注目の女性アーティスト・安藤裕子。
映画「人形霊」のテーマソング「Lost Child」、本人主演の携帯CMソング「さみしがり屋の言葉達」は大きな話題に。透き通るような歌声、感情のこもった歌声は安藤裕子にしかできない世界観を確立しています。さらに、オンエアされると同時に「誰が歌っているの?」と、問い合わせが殺到した月桂冠「定番酒つき」のCMソング「のうぜんかつら」でさらに話題に!

そこで、hmv.co.jpでは、Yoshikaに続いて、今年ブレイクしそうなアーティスト第2弾として、安藤裕子にここだけのメールインタビューを敢行!ここでしか聞けないとっておきのお話もありますので、ぜひご覧ください!



Merry Andrew Merry Andrew    1月25日リリース

待望のリリースとなる2ndアルバムは、「Lost Child」「さみしがり屋の言葉達」の2曲のシングルに加え、前述の「のうぜんかつら」も収録!その話題の曲は、CMで流れているピアノバージョンの他に、スカパラホーンズが参加した浮遊感あるポップバージョンもあり、両方ともアルバムに収録しています。



Middle Tempo Magic さみしがり屋の言葉達 Lost Child, あなたと私にできる事 水色の調べ And Do Record  サリー










安藤裕子 hmv.co.jp 独占インタビュー!


■まず最初に、アルバム『Merry Andrew』の完成おめでとうございます!まずは完成してみての満足度と達成感はいかがなものでしょうか?

いつも通り、楽しく作業ができました。

アルバムを何度なく聴かせてもらったのですが、傑作1stアルバムをさらに凌駕する大傑作に仕上がっていて、またまた驚いてしまいました。ただただ驚愕です。素晴らしいです。
前回のアルバム制作後のインタビューで、『Middle Tempo Magic』は自己紹介的アルバムというインタビューを読んだ覚えがあるのですが、今回のアルバムは例えるならどんな位置付けなのでしょうか?

コンセプトは持たずにつくったのですが、2005年の安藤裕子lifeをただ綴っていく感じの1枚だったかな。

また、タイトル『Merry Andrew』に込められた想いのようなものもあったりするのでしょうか?

タイトルの意味は、「道化者」とかそういう意味なんです。 私は常々自分のことをピエロっぽいなと。人と真正面で感情をぶつけあったりして生きていくのが得意じゃないし、基本ごまかしてお調子者でいる方が楽だったから。でも、そうやって人との距離を置いてたら、どこか寂しさもあって。だから、笑いものなんだけど、涙マークがついてるピエロのイメージ。
私、自分の作品に”Uchary Andrew”って記名するんですけど、”Andrew”って単語をたまたま調べていたら、「道化者」って意味のものが出てきて。まさしく私のことじゃんって。

個人的に、前作の終わりの3曲「ドラマチックレコード」「隣人に光が差す時」「聖者の行進」の3曲の流れが大好きで。その最後を飾る「聖者の行進」の前向き感、未来に向った感じというのが今作の1曲目にそのまま繋がって、そして一気にポップに弾けたのが今作なのでは?と思ったのですが。その辺、意図的に前作よりもポップに仕上げていたりするのでしょうか?

逆に、自分の解釈では、前作よりも素に近いと思うんです。
前作は、大勢に向けての自己紹介だったから、いろんな自分の面を見せようとバランスを計っていた分、ポップに仕上がったのかなって。
今作はどちらかというと、弱っている自分が前面に出ていて、「星とワルツ」のような立ち位置の優しい曲で終わりにして、映画のエンドロールでNGシーンが流れる感じで「彼05」を置いてみたんですよ。

各雑誌の表紙やインタビューなど、多数予定されているようですね。それだけ今大注目されていることの証明なのですが、なにかそんな状況でまわりの反応の変化などは感じられたりしますか?

うーん。特にはないですよ。

各楽曲を1曲1曲解説いただきたい気分なのですが・・
長くなってしまいますので、こちらで抜粋した曲についてお答えいただければと思います。シングル曲は何度となくインタビューをうけていそうですので、アルバム曲を中心に。

まずアルバム冒頭を飾る「ニライカイナリィリヒ」。 シンプルな分だけ、美しい歌声とメロディが際立った曲ですが、その分この「ニライカイナリィリヒ」という言葉(呪文)が気になるのですが…この意味はやっぱり教えてもらえないですよね?

意味はないんですよ(笑)。
曲をつくっているときに、口ずさんでいたら語感が気持ちよかったから。

3曲目はお馴染みの「のうぜんかつら」ですね。
今回は2バージョンで収録されていますが、先にCMでピアノバージョンを聴かせていただいていたので、こちらのバージョンの明るさ/浮遊感に驚いてしまったのですが。元々はやはりこちらのバージョンで制作された曲なのでしょうか?

最初、自分でつくってきたときは、アカペラの状態だから、CMのピアノバージョンに近いんですけど、アルバムに入れる曲は、デビュー曲の「サリー」みたいな曲にしたくて、バンドバージョンをつくったんです。

この曲に「撫でて 優しく のうぜんかつらの唄のように」という歌詞ででてくるのですが、ちょっと調べてみたら秋田の民謡で「のうぜんかつら」というものがあったのですが、もしかしたらその唄のことですか?(でも神奈川県出身ですよね・・)

これは、祖母の散文詩をもとにつくった曲なんです。先に逝った祖父を想って綴られた詩。 花の咲く道をいつまでも二人で歩いたのよと謡う彼女に憧れて、私も誰かと添い遂げられたら良かったのにと認めたものです。

5曲目のタイトルは「み空」。「み空」というタイトルで思い出されるのは金延幸子さん。意識的につけたタイトルでしょうか?

歌詞の中に「美空」という単語がありまして、タイトルを考えたときに、金延さんの「み空」って字面のフォルムが美しいなあと思い、つけました。

次は個人的に好きな楽曲「愛の日」です。
名曲「あなたと私にできる事」とは愛にストレートなところでは似ていながらも、歌詞に「愛され慣れてない私〜」など、愛に不器用さを感じさせるこの楽曲に親近感を覚えたのですが、こういった歌詞は自身の体験(心情)を反映させていたりするのでしょうか?

歌詞って本当に考えてつくらないんですよ。うまく説明できないんですけど、メロディを口ずさんだときに、言葉が一緒に出てくるので。でも、自分が思うところがあるから出てくるのかな。

ちなみに2005年を漢字一文字で表すと『愛』だそうですが。安藤裕子さんにとって、2005年を漢字一文字で表すと?

「心」 意図は内緒です。

13曲目の「彼05」は、今までになかった斬新なアレンジが印象的です。今作の全曲で編曲を担当されている山本隆ニさんによるアイデアなのでしょうか?また安藤さんにとってここまで全面的に編曲をまかせている山本隆ニさんの存在はどんな存在なのでしょうか? (人柄でも大丈夫です)

人柄はですね、変な人(笑)。
最初は、「ギター」っていう仮タイトルがあって、もともと一人でギターをかき鳴らしながら作っていたんですけど、ガールズバンドみたいなイメージにしたくて。
楽曲づくりは、アレンジャー、私、ディレクターでつくっているので、いわばバンドみたいなものなんですよ。
遊びながら共につくっていける仲間です。

楽曲の紹介は以上です。ありがとうございました。
さて、今後ライブ活動も活発になるかと思いますが、共演してみたい方などいらっしゃいますか?また一緒に楽曲を制作してみたい方などは?

浮かんだから、今度お知らせします。

今後の予定や、なにか告知がありましたらどうぞ。

2006年ワンマンライブ「Merry Andrew」決定!!
【大阪】2006/04/22(土) 大阪 BIG CAT
【東京】2006/04/28(金) 東京 SHIBUYA-AX
 http://www.ando-yuko.com

最後に!これから安藤裕子さんに触れようとしている方に、ねーやん流の一言をおねがいします!

「歯ぁちゃんと磨けよ〜!」