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100人の偉大なアーティスト - No. 89

2003年3月25日 (火)

ポリスでの活動を経てソロ・アーティストとして活躍するスティングはバンド時代も含めるといろいろなところでその影響力をみせている。ポリス時代音楽のジャンルを超えた新しいスタイルを取り入れたサウンド、ポリス時代の彼の作った"見つめていたい"をパフ・ダディーという全く違うジャンルの彼がカヴァーをしたり、積極的にチャリティー活動を行ったりもしている。そして全くスティングのことを知らない人たちも一度はその歌声を聴いたことがあるというのは、彼が映画の主題歌を数多く手掛けどれも印象に残るような作品を残しているからだろう。

スティングは1951年イギリスのニュー・キャッスルにて生まれる。本名はゴードン・サムナーといい決してスティングが彼の名前の一部に入っているわけではない。なぜスティングと呼ばれるようになったか、それは彼が大学を中退し教員養成学校に通いながらバンド活動をしているとき黒と黄色の縞模様のシャツを頻繁にステージで着ていたことからSting(蜂の針)と呼ばれるようになったという。

スティングは幼い頃から叔父や友人の影響で楽器に興味を持つようになり12歳でギターを習い始め大学で結成したバンドではベースを担当していた。この頃はなんと3つものバンドをかけもちし活動していたという。1977年スチュワート・コープランドスティングアンディ・サマーズによってポリスが結成される。デビュー当初のシングルはヒットにも恵まれなかったが'74年11月に発表したデビュー・アルバム、アウトランドス・ダムール(Outlandos D'amour)はイギリス中でヒットをしその名を広めていった。

'79年、ザ・フーの四重人格を元にして制作された映画『さらば青春の光』で、スティングはモッズのヒーロー、ACE役で登場。この頃ポリスの人気は頂点に達しており全米においてもその名を知らしめていった。

'80年に入りサード・アルバムとなるゼニヤッタ・モンダッタ(Zenyatta Mondatta)を発表、過去3作中最もレゲエ色が濃ゆくもあるこのアルバムについてはファンの間でも色々と物議を醸した内容となったが、ミュージシャンとしての本領を一気に爆発させたかのような緻密なサウンド、世界中のステージにたち、各地で吸収された音が随所に現われた作品で本作はアメリカにてブレイク。全英にても1位を獲得している。'81年、ノリに乗った彼等は白いレガッタ(Reggatta De Blanc)でグラミー賞でベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞。'81年には4作目のアルバム ゴースト・イン・ザ・マシーン(Ghost In The Machine)を発表。'83年5月シングル“見つめていたい”がリリースされ全英1位を記録、そして結果的にラストとなるアルバム シンクロニシティー(Synchronicity)を発表。前作からのレゲエによるアプローチは姿を消し、アート・ロックといった印象を強く受ける内容となった本作は、タイトル(心理学者カール・ユング著作の「共時性」から題材をとっている)が示す様に、ちょっと小難しい音で迫る。このアルバムにも収録されている“見つめていたい”は'83年度のビルボード・チャートによる年間ナンバー・ワン・ソングにも選ばれた。

この年高い評価を受けていたにもかかわらずポリスは活動を停止していた。そしてスティングはソロ・プロジェクトを開始していくと’84年にエチオピア難民救済プロジェクト「バンド・エイド」に参加、1985年のソロ・アルバムブルー・タートル(Dream Of The Blue Turtles)で高い評価を受ける中ポリスは解散していった。

ソロになったスティングは'87年にエリック・クラプトンマーク・ノップラーら豪華ゲストが参加したナッシング・ライク・ザ・サン(Nothing Like The Sun)をリリース。このアルバムに収録の"Englishman In New York"は'90年代に入りレゲエ・アーティストシャインヘッドによりタイトルを"Jamaican In new York"とタイトルを変えカヴァーされたことも有名だ。ブラジルの熱帯雨林保護のためのキャンペーンに参加するなど活発な活動をおこなう中次々とアルバムウを発表していく。

映画「リーサル・ウェポン3」の」主題歌"イッツ・プロバブリー・ミー"をエリック・クラプトンと共演した曲を収録したアルバムテン・サマナーズ・テイルズ(Ten Summoner's Tales)を'94年にリリース、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ヴォーカルを受賞する。94年にはブライアン・アダムスロッド・スチュワートと共に映画「三銃士」のテーマ曲"オール・フォー・ラヴ"をリリース、11月には2曲の新曲を含む初のベスト・アルバムフィールズ・オブ・ゴールド(Fields Of Gold - Best Of)をリリース。95年には映画ターミナル・ベロシティに「ディス・カウボーイ・ソング」、「レオン」のテーマ曲にテン・サマナーズ・テイルズ(Ten Summoner's Tales)に収録の「シェイプ・オブ・マイ・ハート」が使われるなど、映画主題歌にもひっぱりだことなっていた。このスティングの映画音楽作品はアット・ザ・ムーヴィーで一挙に聴くことができる。

1999年、「大人の為のポップ・ミュージック」を追求してきた彼の姿勢が反映されたブラン・ニュー・デイ(Brand New Day)をリリース。混在するワールド・ミュージック色が過去最高とも思える今作は全世界で700万枚のセールスを記録、グラミー賞2部門で受賞をした。

2001年にはディズニー映画『ラマになった王様』の"MY FUNNY FRIEND AND ME"ではアカデミー賞ベスト・オリジナル・ソングにもノミネートされている。また友人や関係者を招待して行ったスタジオ・ライヴ作品オール・ディス・タイム(All This Time)もリリース。このアルバムで今までのヒット曲、名曲が新たなアレンジを施されたものとなっておりより深く親近感の湧く新たなものとなっている。

ポリスではレゲエ・サウンドを大胆に取り入れたロックと融合させた新しいサウンドで独自の「ポリス・サウンド」を鳴らし、ソロに転向後もロックと他ジャンルの音楽を上手く取り入れ洗練された大人のサウンドの追求を続けるスティングは今後出てくるアーティストへの影響はまだまだ続くことだろう

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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