メンデルスゾーン：ピアノ作品全集（10CD）

2017年3月13日 (月)

メンデルスゾーン：ピアノ作品全集（10CD）
ロベルト・プロッセダ

初録音も多く含むメンデルスゾーンのピアノ作品全集がイタリア・ユニバーサルから登場。演奏はイタリアのピアニスト、ロベルト・プロッセダ。2006年に補筆完成されたメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第3番の初演者としても知られるプロッセダは、日本での同作品の初演でも話題になっていました。

メンデルスゾーンのスペシャリストとして知られるプロッセダは、一方で「ペダル・ピアノ」の演奏でも知られる存在。パイプオルガンと同じような足鍵盤を持つ「ペダル・ピアノ」は、元来はオルガニストのために練習用につくられた楽器と言われていますが、現代ではフルコンサートグランド・ピアノ2台を重ねた特殊楽器も登場するなど、その楽器の魅力にとりつかれた楽器製作者や作曲家、ピアニストも存在します。

ちなみにメンデルスゾーンも、当時の「ペダル・ピアノ」に興味を持った一人で、いくつかの作品をその楽器のために書いていますが、このピアノ曲全集に、そうした「ペダル・ピアノ」を使用した音源が含まれるかどうかは現時点ではわかっていません。（HMV）

【収録情報】
Disc1-2
メンデルスゾーン：
● 無言歌集
前奏曲、アレグロ・コン・フォーコ

Disc3
● ピアノ・ソナタ集

Disc4
● 幻想曲、奇想曲、スケルツオ

Disc5
● 前奏曲とフーガ

Disc6
● 7つの性格的小品
● 6つの子供の小品、練習曲
● ピアノ小品

Disc7-9
● Pezzi d’occasione e Juvenilia

Disc10
● 4手＆2台ピアノのための作品集

　ロベルト・プロッセダ（ピアノ）
　アレッサンドラ・アマーラ（ピアノ：Disc10）

　録音時期：2004-2014年
　録音方式：ステレオ（デジタル）