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BBCミュージック・マガジン 1月号(本+CD)

2017年1月1日 (日)


付録CD:オルフのカルミナ・ブラーナ
アンドルー・リットン指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団&合唱団


BBCが録音した音源を付録CDに使用するという、BBCならではの企画で人気を博すイギリスの月刊誌「BBCミュージック・マガジン」。
 今回の付録CDには、カール・オルフの大迫力世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』が収録されています。演奏は、1959年ニューヨーク生まれのアンドルー・リットン指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団&合唱団、およびウェールズ語の名前も印象的な小学校「アスゴル・ガムライグ・プス・コホ」の児童のほか、ウェールズのユース合唱団を集めた陣容でおこなわれたもので、ソリストには高名なクリストファー・モルトマン(バリトン)に、サラ・タイナン (ソプラノ)、アラン・クレイトン (テノール)が起用されています。

【カルミナ・ブラーナ】
カール・オルフの代表作、『カルミナ・ブラーナ』は、1936年、第二次世界大戦直前のドイツで完成されています。バイエルン地方ボイレン(ブラーナ)の修道院に伝わる中世の世俗的な歌集(カルミナ)の詩を用いて作曲されたその音楽は、中世の人々が書きのこした俗世の様子を、酒席や恋愛の様子なども交え、ときに激しくときに美しく自在な筆致で描き上げたもの。克明でパワフルなキャラクターと大胆な和声に強烈なリズム、大編成オーケストラとコーラスによるエネルギーの凄さは、初演時から幅広い層に受け入れられ、現在では20世紀クラシック屈指の有名曲として、映画やテレビでもおなじみの存在となっています。(HMV)

【本文】
本文の方は、以下のような感じです。

The story of stereo

Claude Debussy

Scheherazade

Edward Gardner


【CD収録情報】
● オルフ:『カルミナ・ブラーナ』全曲

01. 運命、世界の王妃よ : おお、運命よ 2:46
映画やテレビCMで使用されたことで、現代作品としては異例なほどの人気となった部分。

02. 運命は傷つける 2:39
野太い合唱と、ピアノ2台を加えた大規模な打楽器群が織り成す音響が圧巻。

03. 第1部 「春に」 : 美しき春 4:05
早春の芽吹きを思わせる軽やかな序奏に導かれ、コーラスが古代旋法に基づく神秘的なメロディを歌います。

04. 太陽はすべてをいたわる 2:17
バリトン独唱が生命の神秘を優しく歌います。

05. 春の訪れ 2:45
コーラスとオケによる生命賛歌。春の訪れを喜ぶ庶民的な活力が聴きもの。

06. 草の上で : 踊り 1:39
オケのみによる間奏曲。民族舞踊に基づく活気あふれる音楽です。

07. 気高き森 3:25
08. 店の人よ、私に紅をください 3:30
ともに村祭りのひとこまといった趣の陽気な曲。

09. 輪舞|輪になって踊る|おいで、私の恋人|輪になって踊る 5:01
緩・急・緩・急の4部構成による対比が聴きどころ。

10. 世界が我が物になるとも 0:50
急の部分を引き継いで始まる歓喜の歌。トランペットのファンファーレと爆発的な合唱が、第1部を力強く締めくくります。

11. 第2部 「居酒屋にて」 : 怒りに、心収まらず 2:14
酔漢の酔いに任せた自暴自棄の歌。

12. 焙られた白鳥の歌 3:16
酒の肴に供せられる我が身を儚む白鳥の歌。テノールが高音を絞り出して歌いあげるオルフのアイデアが見事。

13. 予は大僧正様 1:25
前曲に負けない独創性を発揮したバリトンの雄たけびと強烈なパーカッションの組み合わせが凄い傑作。

14. 我ら、居酒屋にあっては 3:02
男声合唱の粗暴なパワフルさが強烈。猥雑な第2部の痛快な幕引き役を果たしています。

15. 第3部 「求愛」 : 愛の神はいずこにも飛び切り 3:19
愛らしい少年合唱とソプラノ独唱(乙女)で始まります。

16. 昼、夜、そしてあらゆるものが 2:06
バリトン(若者)が愛への憧れを歌います。

17. 赤い胴着の乙女が立っていた 1:58
乙女が愛のときめきを歌い上げます。

18. 私の心はため息みつ 1:54
19. 若者と乙女がいたら 0:54
20. おいで、おいで 0:58
バリトンが高まる胸の内を吐露、合唱はそんな若者をそそのかすように煽ります。

21. ゆれ動く、我が心 2:03
一方、乙女は歌に揺れる思いを託します。この曲は単独でとりあげられることも多い非常に美しい音楽。

22. 楽しい季節 2:28
いよいよ若者が乙女に求愛。問答を繰り返す二人を、合唱と少年合唱までもが力強くもり立て、乙女はついに若者の愛を受け入れます。

23. 私のいとしいひと 0:48
は乙女の喜びを表すソプラノの超高音が聴きどころ。

24. ブランツィフロールとヘレナ: たたえよ美しきものよ 2:04
合唱は愛の成就を高らかに祝福します。

25. 運命、世界の王妃よ : おお、運命よ 3:03
冒頭のナンバーが再び現れ、壮大な愛と命の一大スペクタクルは大団円の内に幕を閉じます。

サラ・タイナン (S)
アラン・クレイトン (T)
クリストファー・モルトマン(Br)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団&合唱団
アスゴル・ガムライグ・プス・コホ(小学校)等ウェールズのユース合唱団
アンドルー・リットン(指揮)

録音時期:2011年3月1日
録音場所:カーディフ、セント・デイヴィッド・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
Producer: Tim Thorne
Recording engineer Huw Thomas
Editing and mastering: Jennifer Howells
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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BBC Music Magazine 2017年1月号(付録CD/オルフ:カルミナ・ブラーナ)

本 洋書

BBC Music Magazine 2017年1月号(付録CD/オルフ:カルミナ・ブラーナ)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥1,969

発行年月:2016年12月

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