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DHM バッハ:4大宗教曲ボックス(10CD)

2016年10月4日 (火)

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バッハ:4大宗教曲ボックス(10CD)
レオンハルトのロ短調ミサ、マタイ受難曲、クイケンのヨハネ受難曲、シュミット=ガーデンのクリスマス・オラトリオ


ドイツ・ハルモニア・ムンディ制作音源を使用したバッハの4大宗教大作コレクション。ピリオド楽器の古雅な響きとヴィブラートを抑えたピリオド唱法によるピュアな演奏はどれも非常に美しいものです。
 1985年に録音されレコード・アカデミー賞を受賞したレオンハルトの「ロ短調ミサ」と、その4年後の同趣向での「マタイ受難曲」は、共に当時の編成に基づいてソロ&合唱とも全て男声によった演奏。
 「ヨハネ受難曲」は、マタイと異なり、合唱主体に受難が描かれるため、合唱をどう扱うかで印象が大きく異なります。クイケンの1987年録音は、ここで繊細な表現を重視し、神秘的なまでの高純度な美しさを獲得して常識を打ち破ったと称えられたものです。
 「クリスマス・オラトリオ」は、テルツ少年合唱団が素晴らしい合唱とソプラノ独唱、アルト独唱を聴かせる1973年録音、コレギウム・アウレウムとの演奏。ちなみにシュミット=ガーデン率いるテルツ少年合唱団は、同年2月に完成したヨッフム指揮バイエルン放送響の「クリスマス・オラトリオ」(PHILIPS)でも歌っており、このコレギウム・アウレウム盤と演奏時間はほぼ同じながら大きく異なる演奏を聴かせてもいました。実に高度な実力を持った少年合唱団です。(HMV)

【収録情報】


Disc1-2
● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232


 イザベル・プールナール(ソプラノ)
 ギュメット・ロランス(メゾ・ソプラノ)
 ルネ・ヤーコプス(カウンターテノール)
 ジョン・エルウィス(テノール)
 マックス・ヴァン・エグモント(バス)
 ハリー・ヴァン・デル・カンプ(バス)
 オランダ・コレギウム・ムジクム・バッハ合唱団
 ラ・プティット・バンド
 グスタフ・レオンハルト(指揮)

 録音時期:1985年

Disc3-5
● J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244(新バッハ全集版)


 クリストフ・プレガルディエン(テノール:福音史家)
 マックス・ヴァン・エグモント(バス:イエス)
 クリスティアン・フリークナー(ボーイ・ソプラノ)
 マキシミリアン・キーナー(ボーイ・ソプラノ)
 ルネ・ヤーコプス(カウンターテノール)
 デイヴィッド・コーディア(カウンターテノール)
 マルクス・シェーファー(テノール)
 ジョン・エルウィス(テノール)
 クラウス・メルテンス(バス)
 ペーター・リカ(バス)
 テルツ少年合唱団
 ラ・プティット・バンド男声合唱団
 ラ・プティット・バンド
 シギスヴァルト・クイケン(管弦楽指揮)
 グスタフ・レオンハルト(総指揮)

 録音時期:1989年

【レオンハルト・プロフィール】
グスタフ・レオンハルトは1928年5月30日、オランダのス・フラーフェラントに生まれました。生家はスウェーデン系の富裕な実業家の家庭で、幼い頃からピアノを学んでいましたが、15歳のときに父親が購入したチェンバロに触れ、その響きに魅了されたといいます。
 1947年にバーゼル・スコラ・カントルムに入学、チェンバロとオルガンをエドゥアルト・ミュラーに師事、1950年に最高栄誉賞とソリスト・ディプロマを得て卒業し、同じ年にウィーンにおいてチェンバロ奏者としてデビューします。
 また、50年代半ばにはレオンハルト・コンソートを組織、アンサンブルの中心として、また指揮者としても活動を始めます。1960年代には、フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ヤープ・シュレーダーとともにクアドロ・アムステルダムを結成、古楽器演奏の牽引的存在となります。
 後進の教育にも熱心なことで知られ、1952年から1955年までウィーン音楽アカデミーで、1954年からはアムステルダム音楽院チェンバロ教授を務めています。
 レコーディングもキャリア初期から盛んで、1950年代初頭には初めてバッハのチェンバロ作品を録音、以降、現在まで膨大なレコーディングをおこない、チェンバロ、オルガンやクラヴィオルガヌム、フォルテピアノ、クラヴィコードなど、バッハを中心としたバロックから古典派に至るさまざまな鍵盤楽器演奏の権威として多大な尊敬を集め、「現代のバッハ」と称されています。
 指揮者としても、バッハの『マタイ受難曲』や、アーノンクールと分担で録音したカンタータ全集などを録音しています。
 1967年には映画『アンナ・マクダレーナ・バッハの日記』に出演、ヨハン・ゼバスチャン・バッハに扮しています。



Disc6-7
● J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245(新バッハ全集版)


 クリストフ・プレガルディエン(テノール:福音史家)
 ハリー・ヴァン・デル・カンプ(バス:イエス)
 バルバラ・シュリック(ソプラノ)
 ルネ・ヤーコプス(カウンターテノール)
 ニコ・ヴァン・デル・メール(テノール)
 マックス・ヴァン・エグモント(バス)
 ラ・プティット・バンド合唱団
 ラ・プティット・バンド
 シギスヴァルト・クイケン(指揮)

 録音時期:1987年



Disc8-10
● J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248


 ハンス・ブッフヒール(ボーイ・ソプラノ)
 アンドレアス・シュタイン(ボーイ・アルト)
 テオ・アルトマイヤー(テノール)
 バリー・マクダニエル(バス)
 テルツ少年合唱団
 コレギウム・アウレウム
 ゲルハルト・シュミット=ガーデン(指揮)

 録音時期:1973年

【コレギウム・アウレウム・プロフィール】
「黄金の楽団」という意味のラテン語の名を持つドイツの古楽器オーケストラ「コレギウム・アウレウム」は、1961年、ドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディング・オーケストラとして、フランツ・ヨーゼフ・マイアーらによって結成。「黄金の楽団」という名前は、彼らが録音の為に使用していたシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城の「糸杉の間」の構造が、「黄金分割」だったことに由来しています。
 バロックから古典派時代にかけての作品を作曲当時の響きで演奏するレコーディング・オーケストラとして活動をスタートした「コレギウム・アウレウム」は、ドイツを中心にヨーロッパのバロック演奏のスペシャリストたちを集めて運営。アルバムの中には、レオンハルトやクイケン兄弟、ビルスマの名が見られるものもあるなど、参加メンバーには多くのソリストや大学教授も含まれますが、演奏は研究結果を前面に出すようなものではなく、人々を楽しませるという目的で一貫しており、これに録音会場の「糸杉の間」の音響が、間接音豊かで非常に柔らかいものであったこともプラスして、独特のふくよかな美しさを示す仕上がりになっていたのが特徴。
 レコーディング・オーケストラということで、当初はメンバーも流動的でしたが、ほどなくコンサート活動も定期的に行うようになって人気も出てくると、常設オーケストラ同様、メンバーも固定されるようになり、世界各国に演奏旅行に出かけるようにもなります。その後、彼らの活動は1990年代まで続けられ、約30年という長い期間に渡ってヨーロッパの古楽黎明期に大きな足跡を残すこととなりました。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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